欧州卓球観戦記:ファンと一体!ドイツ名門クラブ施設の充実ぶり
ベルギーのブリュッセルから、ドイツのデュッセルドルフは実は車で2時間。ということで、卓球ブンデスリーガの名門・強豪クラブ「ボルシア・デュッセルドルフ」のホームマッチを観戦に行きました!
クラブは専用の施設となっており、レストランなど充実。
肝心の試合会場はこんな感じ↓↓
会場のキャパはそれほど大きく無いですが、台と観客席が非常に近く、オーバーしてきたボールもどんどん飛んできます。
試合相手は、現在ブンデスリーガ5位のクニックスホーフェン。監督は元青森山田の板垣さんが務められています。
試合結果は、2-3とホームであるデュッセルドルフの負け!!クニックスホーフェンのキリアンがボル含めシングル2本をとる大活躍。ショートサーブと連続ストップを駆使した前後の戦いが光っていました。
2-2で回ってきた最終戦は、ペンドラのダン・チウ選手も登場。しかしクニックスホーフェン・ペアの活躍を前に敗れました。
ポーランドのクラブやドイツのウルムの試合も観戦してきましたが、ここまでクラブの施設が充実しているのはデュッセルドルフぐらいじゃないでしょうか。
今回実際に目の前で観戦して思ったのは、選手・監督たちとサポーターの距離が非常に近いこと。
試合が終わったら、誰でも選手に声かけて、写真を撮ったり、サインをもらったり、とても気軽な雰囲気でした。
ティモ・ボルは試合後ちびっこに囲まれていました。
集客数を重視して、大きな会場でやろうとすればするほど、卓球台は遠くなり、正直、球の回転はおろか、細かくてよく見えません。
しかし、今回の規模の会場であれば、目の前でじっくり試合を観戦でき、技術的な面からも、ファンサービスという観点からもぴったりなサイズ感でした。
Tリーグも会場を試行錯誤して奮闘していると思いますが、やはり、サッカーやバスケと異なり、競技ごとに、その規模感に応じた適切な会場規模というものが存在するのだろうと思います。
大きな会場で大勢の観客に囲まれた全日本の魅力は別物ですが、Tリーグがプロとして、ましてや地域に別れたクラブ同士で競うのであれば、ホーム・拠点となる施設と、ファンと交流できるぴったりなサイズ感の試合会場は、魅力の一つとなると強く感じました。
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