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ベルギー・ペンドラ奮闘記はじめます
こんにちは。TAKAOHEADといいます。
今年(2020年)の3月からコロナ真っ只中のベルギーに海外赴任しました。
これから3年間こちらで暮らすつもりですが、このシリーズでは、趣味である卓球をベルギーで挑戦することについて、これからの奮闘を記したいと思います。
僕はペンドラです。中高まで公立校の卓球部でしたが、まったくうまくありません。
社会人になってから復帰して、東京・世田谷の卓球クラブに所属しては、日々練習して、月1回程度大会に参加してきました。
正直に言って実力は微妙です。
オープン戦に出て、予選を突破できれば御の字程度。
ペンドラといってもフットワークは遅いし、何より最大の武器であるはずのフォアドライブも不安定です(唯一の武器は、バックショート及びプッシュです)。
当然、東京で所属していたクラブでは下の上程度。全然勝てません。
正直、学生時代がポンコツだったので、むしろ今がちゃんと練習している気がします。
クラブ内でも全然勝てない。そして当然、大会でも予選落ちが当たり前で、とても悔しい思いをしました。ですが、卓球が好きという共通項を持った社会人・老若男女の友人達と一緒に練習し、団体戦で共に泣いて笑ってプレーし、酒を飲み交わしたことは本当に快感で、かけがえのない経験でした。
就職して会社や組織に属すれば、似たようなバックグラウンドを持った人々と日々過ごしていくことになります。極めて同質性の高いコミュニティです。
しかし、地域の卓球クラブは、年もバックグラウンドも価値観も全く違います。共通点は「卓球が好き」ということだけです。仕事ではおおよそ出会うことのない人たちと触れ合い、貴重な人間関係を持つことが出来ました。
そんな私は東京にいた時は週2、3日以上球に触れない期間を空けないように徹底してきました。
そして社会人なので、プライベートコーチをお願いして、基礎の基礎から練習してきました。
なぜそこまでやるのか。
自分でも散々考えてきましたが、それは少しでも練習(努力)すれば、それがささやかな結果となって現れる、つまり成長を感じることができるからだと思います。人間は、自分の成長を実感するときに強い幸福感を味わうといいます(「プロティアン 70歳まで第一線で働き続ける最強のキャリア資本術」田中研之輔著)。
練習すればするほど、努力すればするほど、それがより多くの得点、より多くのセット、より多くの勝利につながるからです。努力すればした分だけ、それが結果となって現れる。こんな楽しいことは無いと思っています。
これはもちろん仕事でもそうかもしれません。
ただ、仕事や組織では、それが目に見えて実感できるまで時間がかかったり、そもそも実感しづらいかもしれません(僕が今の仕事にそれほど情熱を感じていないもかもしれません)。
いずれにせよ、自分が情熱を持って生涯を通じて取り組みたいと思えるものに出会えたと思っています。
別に卓球である必要はありません。スポーツ・音楽・仕事なんでもいいと思います。
情熱の矛先が、僕は卓球であったというだけです。
相当前置きが長くなりましたが、このシリーズでは、そんな私が東京からベルギーに引っ越して、地元の卓球クラブに入会して、全く言語もわからない中(こちらは基本、フランス語です)、ただ一人のそれほど強くない日ペン単板ペンドラとして奮闘する生活をつらつらと、記録も込めて、書いていきたいと思います。
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