会社で起きる問題は「問題の切り分け」で大体解決する!【自己解決能力の高め方①】
会社を経営していると、実に様々な問題が起こります。特にベンチャー企業など立ち上げて数年以内の会社などは、問題が山積みです。
会社において発生する問題は、学校のテストのように答えが明確に決まっていないものがほとんどです。だからこそ、目の前に積まれた問題の山に、頭を抱え、悩んでしまう経営者は多いのではないでしょうか。
逆に言えば、そういった問題を解決しながら企業は成長をしていきます。
限られた時間の中で、的確に問題を解決していく問題解決能力は、ベンチャー企業の経営者に求められる、必須スキルと言っても良いでしょう。
僕は、グループ企業10社の経営参与として、会社や事業の立ち上げ、そして立ち上げや会社の成長に伴って発生する、様々な問題の解決を行ってきました。
そんな中、「どうすれば林さんのように問題解決能力が上がるのですか?」とよく聞かれます。
そこで今回は、7記事にわたり、立ち上げたばかり、もしくは立ち上げから数年以内のベンチャー企業で求められる「自己解決能力」の高め方について、具体的な事例を挙げながら、解説していきます。
※「ベンチャー企業に求められる、自己解決能力の高め方」記事一覧
自己紹介
事業投資家の林周平(@HayaShu88)と申します。10社のグループ企業の経営と林経営塾を主催しています。
僕のプロフィールは以下をご覧ください。
実際の相談事例を元に問題解決の基本を解説!
会社を経営していて、よく起きるのが社員絡みの問題です。会社で実務を行うのは基本的に社員ですから、次のように社員絡みの問題が会社で起きるのは普通のことです。
社員がミスをしてしまい、顧客との関係が悪くなってしまった
社員同士で衝突があり、険悪なムードになってしまった
社員が悩みを抱えており、仕事の進みが悪くなっている
こういった社員の抱える悩みや問題に対して、的確にアドバイスし、解決していけるかどうかが、経営者としての腕の見せ所と言えるでしょう。
これからご紹介するのは、あるE社のウェブディレクターStarさんから、僕にいただいた実際の相談内容です。
みなさんは、この相談内容に対してどんなアドバイスをしてあげますか?
少し考えてみてください。
問題解決の基本は、問題の切り分け!1つの相談を複数の問題に切り分けることで解決しやすくなる!
こういった社員からの悩み相談はよくあると思いますが、全体を見て、丸っと解決しようとすると、「どうアドバイスをしてあげれば、問題が解決するのだろう?」と悩んでしまったり、ふわっとしたアドバイスになってしまいがちです。
的確にアドバイスをするのであれば、まずは次の図のように、問題を複数に細かく切り分け、一つひとつに対して解決法を見出していくのがおすすめです。
僕はこの相談に対して、上記①〜⑨の項目に切り分けて、それぞれ一つひとつに次のような回答をしました。
この社員の方の相談のように、問題というものは、色々な原因が絡まって起きています。原因は必ずしも1つではありません。
そのため、1つの問題を複数の項目に切り分けて、それぞれに対して回答を用意することで、はじめて、的確な解決策をアドバイスすることができます。
ご自身で問題解決が上手にできないと思っている方の多くは、この問題の切り分けがうまくできていない場合が多いです。
問題解決の基本は、問題の切り分けです。もし、今現在、問題解決能力に課題を感じている方は、1つの問題をまずは複数の項目に切り分けることを意識してみてください。
これだけで、大体の問題が解決できてしまうはずです。
会社で起きる問題は、「問題の切り分け」でだいたい解決する!
会社で起きる様々な問題は、「問題の切り分け」でだいたいは解決します。
僕は、自分が経営参与を務めるグループ企業10社のそれぞれの分野の専門家ではありません。
僕が、グループ10社に対してなぜ的確なアドバイスができるかといえば、問題の切り分けができるからです。
会社で起こった問題に対して悩んでいる方は、ぜひ、問題を細かく切り分けていくことから始めてみてください。
※次の記事はこちら
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