通院記。躁が入ってしまった私。
去年の秋から、どうも自分の状態がおかしくなり出しました。
ほんの少しの事でイライラしたり、物事が思い通りにいかないと頭にきたり...。
そしてそれは段々とエスカレートしていき、ドアを蹴ったり、大声を出して怒ったり...。
自分の中の怒りをどうしても抑えられない状態になってしまったのです。
本当はこんな事したくないのに、どーしても『怒り』という感情が爆発して止められなくなってしまいました。
そして、本来の私とは全く真逆の人間になってしまった事にひどくショックを受け、鬱や絶望感もかなり酷くなり、毎日のように泣く日々を過ごしていました。
「もう耐えきれない...。」
そう思った私は、去年の年末に精神科の先生に全てを話しました。
今の自分がどれだけ酷い状態なのか、
「これはただの鬱病だけではない気がする。今の薬が効いている実感がしない」っと自分が感じていること、
もうどうしたらいいのか分からないこと。
心の中で引っかかっていた事を思いっきり話しました。
私の主治医はいつも親身になって話を聞いてくれる先生で、その上で最善の策を提案してくださったり、一緒に考えてくださる方です。
『相性の良い精神科の先生と巡り合うまでに時間がかかる』っと言われている中で、こんなふうに気兼ねなく話せる先生と巡り会えた事を私はとても有り難く感じています。
そして、そんな先生が私にこう言いました。
「軽い躁が入っているかもしれない」
っと。
「えっ?」
私は今まで双極性障害の躁は『テンションが上がりまくって数日間寝ずに行動できる』みたいに楽しい感情が付き纏うものだと思っていました。
でも私が考えていた事は間違っていたのです。
「以前の自分とは全く違う自分になったっという感じはする?」
っと先生から尋ねられたあと先生は言いました。
「激しい怒りやイライラも躁の症状なんですよ」っと。
正直驚きました。
まさか私が躁になるなんて思いもしていませんでしたから。
「『楽しい』感情なんて1ミリもなくて、ただただ『怒り』しかない状態も『躁』だったのか!?」っと学びました。
躁状態が入った事で、飲む薬も一新され、
鬱に対してはSSRIから四環系へ。
(SSRIは何年も飲んでいましたが吐き気がひどくて私には合いませんでした)
そして躁に対しては抗精神薬を初めて飲む事になり、両方の面からアプローチしていく事になりました。
あれから3週間以上が経ちましたが、今のところ私の症状に薬が見事にフィットしてくれて、鬱も怒りもだいぶ楽になりました。
自分が大鬱病だと診断されてからずっとSSRIを飲んでいましたが、後半はあまり効いてる感じがしない状態の中で飲んでいました。
でも今回、躁状態が現れて薬を変えた事で、また新たな治療方法の可能性が見えてきた気がします。
先生とお話した時に
「鬱病だった人が双極性障害になるタイミングって何かあるんですか?」っと先生に聞いてみたところ、
「途中で変わる事は無いんです。初めは鬱の症状だけが出ていたから鬱病と診断されただけで、本当は双極性障害や統合失調症だったっという事がよくあるんですよ。」
っとおっしゃっていました。
私はまだ完全に『双極性障害』と診断された訳ではありませんが、片足を突っ込んだ状態にいることは確かです。
そして、もしかしたら私の本当の病名は双極性障害だったのかもしれません。
その事実は、これから何回も先生とお話していく中で明らかになると思います。
「精神病って難しいなぁ」
「とりあえず自分に合う薬と出会えて良かった」
「前回の記事を書いた時に荒れ狂っていたのも躁状態だったんだなぁ」
っと、いろんな事を思いながら久しぶりのnoteを書き終えた今なのでした。
うつ病により自宅療養をしているため、サポート頂けましたらとても嬉しく、そしてとても励みになります。