隅に居て片目で譜面追う聖歌
4年目のキャンパスに立つ聖樹かな
世の業を聖夜とともに背負う御子
子らの手は聖樹の星に似たひかり
クリスマス 街の灯りで 暖をとる
クリスマス 帰宅電車の 夜景かな
聖夜には くるしみますと ひとり酒
行く秋や 久しき隣人 お通夜にて
元彼の 電話の奥に 秋惜しむ