30年前敷地には長屋があり、僕は本家で生活をして、夏には庭にプールを出して水浴びをした。長屋の真ん中には20代の親戚のお姉さんが部屋を借りていらして、むっちゃんと呼んでいた。むっちゃんは自分で会社が持ちたいと思うビジネスガールで、1匹のパグ犬と暮らしていた。気性の激しい犬でした。
優しいだけで生きられると思えなかった。 それは何かの影になって生きるだけだと思っていた。 現代では自分らしく生きられる人とそうでない人がいると思っていた。 でも、そんなことないって思える今がある。 それは困難なときも、とても優しく温かい気持ちにさせてくれる。 私は影も闇も好きだ。