Ako(@akolamble)

沖縄出身。1993年よりシドニー在住。イギリス人の夫と共にお絵描き教室の経営+教える。…

Ako(@akolamble)

沖縄出身。1993年よりシドニー在住。イギリス人の夫と共にお絵描き教室の経営+教える。私は、デッサン・水彩・iPad Art担当。日本語が大好きなので、日本語で自由に普段の気づきを書きたいという思いで、こちらに書き始めた。

最近の記事

バッジが欲しいから今日も書く

昨日、いじめについてかなり長い文章を書いたら、身体中のエネルギーが消耗した・「がらんどう」になってしまった。しばらくエネルギーを貯めます。 でも、毎日書くとNOTEからバッジがもらえるので、それが嬉しいので、このメモを投稿します。 母国語で文章書くって、誰でもできるだろうけど、毎日書き続けるのは誰もができることじゃない。糸井重里さんとか毎日書いて文章あげてますよね。何年も。エベレスト級のリスペクト。私も頑張る。まずは今日の分だ。

    • 「あやこ・どうした・頭がおかしくなったか?」パート1

      今だから・書いてシェアできる出来事がある。この文章は長いぞ・重いぞ・心して読んでくれ。 中学2年生のときだ。担任は女の先生で体育を担当していた。だからいつもジャージの上下を着ていた。 どういう成り行きでそうなったのかわからないが、私を含めたクラスメイト女子7人で、放課後、仲良く話すようになった。ある時、教科書をいちいち持って帰るのもめんどうだから、どっかに隠そうということになった。トイレの天井の取り付けドアを開けてそこに隠そう。私たち7人分の教科書を忍ばせた。なんだかワク

      • ミドルネームは「イエロー・ファースト」

        「水彩は難しい」と思っている人が多い。たぶんやり直しがきかないから難しいと思っているのだろう。それは違う。いつかそのことについては説明したい。 さらに、オーストラリアでは、圧倒的に油絵の方が人気が高い。 なので、できるだけシンプルな方法で生徒さんが水彩を習える方法を日々わたしは考えている。 そのひとつが、「イエロー・ファースト」。赤いりんご描くときにも「黄色を最初に塗りましょう」と指示する。太陽の光としての黄色がベースにあると上に乗る色が輝くからと説明している。 一人だ

        • みやぎきょうこ

          わたしの小学校一年生の担任の名前がみやぎきょうこだった。同じクラスに、みやぎきょうこという同姓同名のせいともいた。 みやぎきょうこ先生はとても親しみやすい先生で、わたしは大好きだった。 友達やうちでは「あーこ」と呼ばれているので、「あやこさん」と言われると非常に緊張するのだが、きょうこ先生のちょっとしゃがれた滑舌のよい声で呼ばれたら、とても温かい気持ちになった。 私は鍵っ子で、5歳離れた弟は保育園に預けられていた。銀行員の母が帰宅するまで一人で家で留守番することになる。

        バッジが欲しいから今日も書く

          「目があるんだから、見ればいいでしょう」

          「美術している10代男子の不格好さ・無防備さ・虚弱さ・愛おしさ」という長いタイトルで一度かき始めた・・・が、この絵を仕上げた時に、「違うな」と私の中の「プロデューサー」が鶴の一声を放った。 (はい、ここ大事。たとえ、最初にいいアイディアだと思って進めていても、何かが違うと思ったら、必ずその声を聞き逃さないこと。最後の仕上がりに大きく響きま〜す) うちのお絵描き教室・ティーン・クラスは8~9割が女子。残り1~2割が男子だ。その比率が変わることはほとんどない。そして男子が長期

          「目があるんだから、見ればいいでしょう」

          眉を描く

          絵が描けるからといって・化粧のとき・眉が上手に描けるとは限らない。 正直・私の「眉がき」は微妙だ。右ひじに障害があって十分に曲がらないので、利き手でない左手で描いているという言い訳もある。だが、一番大きな問題は、私自身が「興味がない」と言うことだ。正直・どうでもいいのだ。だって、私自身には見えないし・私の眉の形に興味ある人がいるとは思えないし・・・。 いや、一人いた。 母だ。 あれはいつだ、最後に帰沖したのは・・・16年前だ。もうそんなになるんだ・・・。ということは私は

          ビートルズが来た。

          今からちょうど60年前の6月に・オーストラリアにビートルズが来た。当時ビートルマニアだった(元)女の子がテレビに出てその頃の様子を話している。そのキラキラした目から、心はすっかり14歳のままではなしてることがわかる。 ビートルズの曲が好きな人にはたくさん会ってきたが、ひとり、ビートルズはモンキーがガシャガシャギターをかき鳴らしてうたってるだけだ・好きじゃないと言った人がいた。 同じ小学校・中学校・高校に通った同級生の男子だ。その話を聞いたのは、東京で会った時だった。彼と私

          ビートルズが来た。

          あふれるほど描きたい。スキルが追いつかない。

          水彩のクラスに来てくれている生徒さんに、とてもクリエイティブなお嬢さんがいる。 10歳になったので、今年から私の子供のクラスに通い始めた。 絵は上手く描けるけど、何を描いていいかわからない子が一方にいると、もう一方に、描きたいことがあふれるほどあるんだけど、スキルが追いついていない子がいる。 彼女は後者だ。紙束をホッチキスで留めた自作のストーリーブックをすでに何冊も作っていてそれを見せてもらった。たまげた。彼女がまだ小さい頃の写真をもらって、それを元にこの絵を描いた。 描

          あふれるほど描きたい。スキルが追いつかない。

          「恥ずかしくってしょうがねえ」

          今リピートで聞いている米津玄師の楽曲。いま一番好きかもしれない。 歌詞の中にユダが出てくる。 ユダといえば、裏切者・卑怯者の代名詞みたいになっている。ユダに関しては私の手に負えないので、このカードは後ろへ回す。(ササッ) そしてペテロのカードを前に出す。(スーッ)そう、イエスを否定した者として使徒ペテロがいる。 イエスは言う「今夜,おんどりが鳴く前に,あなたは3度,私を知らないと言います」。 ペテロは必死に答える「たとえ一緒に死ぬことになるとしても,あなたを知らないとは決

          「恥ずかしくってしょうがねえ」

          私は人の顔を描くのが好きだ。

          私は人の顔を描くのが好きだ。心から大好きだ。 人の顔を描いている間は、その人のことをずーっと考えている。知っている人だろうがなかろうがだ。その人が生まれた日のことを想像し、ここに至るまでにあったことだろうことを思ったり、これから先のことを祈るように願ったり。 描きながら、しょっちゅう泣く。バカじゃないかと思う。どうしても感極まってしまうのだ。私にしか見えないこの人の美しさを表したい、といつも思う。どうすればそうできるのか、毎回チャレンジしている。 今日描いたこの子は私に

          私は人の顔を描くのが好きだ。