他のファシリテーターから「あなたにとってのリスキリングとは」という問いがNoteで出されていた。その問いでレゴシリアスプレイメソッドでモデルを作ってみようかと考えたが、先週の「出来事のプレイ」の中ですでに出ていた。オンラインファシリテーション、コミュニティ形成、小商いの3つだ。
レゴシリアスプレイメソッドでは思いをモデルにするにとどまらず、そこに出来事を起こし、様々な可能性を試すことができる。出来事のもつ影響力を表現するために「高さ」を利用することは有効だ。高低感覚は人間の空間感覚でも最も親しみ深いため、それを影響力と置き換えて思考や会話を進めやすい。
レゴ®シリアスプレイ®ワークショップでは「最悪の◯◯」という問いでレゴ作品を作ってもらうこともある。エクストリームな作品を想像そして創造することによりメタファーを効かせることが可能になる。そうやって誕生したものは言葉を作る。レゴブロックがあるからこそ心理的安全性のなかで話せる。
ある理論の内容を伝えることと、演習を通じてその理論を人々が現実問題に活用できるようにするのでは大きく異なる。特に後者では、参加者の思考の癖や知識量や経験も踏まえながら進めなければならない。特にレゴシリアスプレイメソッドは理論との組み合わせも柔軟にできるため応用時は要注意である。
レゴ®シリアスプレイ®メソッドの「出来事を起こす」は実際に発生する可能性のある出来事を全員で意識して、レゴブロックで表現された世界で起こしていく。出来事は世界のどのあたりに影響し、どのあたりに影響しないのだろうか。影響とはどのような形をしているのかなど、普段考えないことを考える。