認めたくなくて、だけどやっぱりそうでしかなかったのか…ってつきつけられて、ちょっとスッキリした。 かみを斬るようにスパッと切り離せるようにしていいことだった。話が通じないのは怖くて当たり前。
あの小さな身体についている羽根がぼくにあったら、ぼくは、ぼくという存在ごと総て棄て去ることにこんなにも煩わしさを感じることはなかったのかな。 桃色の蜘蛛のように、ないものねだりで空を見上げることをやめられないしとめられない。 今日もまた、ぼくは息をすることを止めることができない。