長唄三味線

ひよっこお稽古日誌13:初体験、象牙の撥

八月は忙しなくて、更新せずに過ぎてしまいました……。
おさらい会が近づいてきたので、今日のお稽古では、初めて象牙の撥で弾かせてもらいました。もちろん自分のではなく、先生のもの。先生はたくさん象牙の撥をお持ちなので、「こんなにあっても死ぬまでに使わないなあ」と仰ってました(笑)。

象牙の撥、弾きやすくてびっくり!
木撥だと音があまり出てないと感じるときがあるけれど、象牙は力を入れなくても音が出ます

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ひよっこお稽古日誌12:「今ここ」に集中する

先月、「越後獅子」のお稽古を終え、今は11月のおさらい会に向けて「岸の柳」(※1)の復習をしています。譜面を見ずに弾けるようになってきましたが、度々細かい部分が抜けたり、つまずいたりします。
こういうときは、三味線を弾くことに集中していないときなのです。別のことを考えていたり、周りの何かに気を取られていたり。

前回のお稽古で、「岸の柳」を通して弾いたあと、段切れを細かく教えて頂きました。先生がま

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てんてんオリジナル楽曲:道成寺の変 (リハーサル風景)

まんじりともしない夜、扇風機だけが唯一の救いのてんてんです。

ちょうど三月の緊急事態宣言のギリギリ手前、ゲストで来てくださった小島さん。舞台で共演するのは今回で三回目です。

今日はこの演目を「みなおし」してみます。

佐渡の鼓童で活躍されている、小島千絵子さん。わたしにとってはいつも尊敬する舞の名手であり、心惹かれる女性であり、そして目標とする芸能の方です。とにかく大好きです。アメリカに一緒に
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ステキなご褒美いただきました、ご機嫌のてんてんです
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2020年2月29日 紀尾井小ホール「杵屋勝四郎 第九回リサイタル『仮名手本忠臣蔵』」

杵屋勝四郎先生の第九回リサイタルへ。

いつもは大きなキャパの歌舞伎の公演で聴いているあのすばらしく良いお声を近くで聴かせていただけて、大満足!

ご子息の勝四郎くんもご活躍。相変わらず端正なお顔立ちで光っていらした。でも、勝四郎先生曰く「まだ半人前どころか三分の一人前」とのこと。芸の世界は厳しい。若手のみなさんの頑張りが印象に残る。

解説パートと演奏パートのあるリサイタルで、ゲスト解説者に迎え

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ありがとう♡
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ひよっこお稽古日誌11:四十の手習い

私が鉄九郎先生に入門したのは四十のとき。
長唄三味線を始めたのは三十代後半です。色々と行き詰まりを覚えていた頃で、何か新しいことを始めたかったのでしょう。

初めて鳥肌が立つほど感動した三味線は、実は義太夫三味線です。
文楽でシェイクスピアの『テンペスト』の興行があったとき。
義太夫三味線の低音は、私の心の底にある何かを呼び覚ますような音でした。

しかし習い事として選んだのは、長唄三味線。
落語

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長唄三味線始めました<二稽古>

二回目の稽古。
早速三味線の用意・・・と思ったら、二の弦が切れており先生の弦をお借りしました。もう使えなくなった弦はというと、綺麗に巻いて捨てるのだと。そうやって捨てるものも丁寧に扱う事が芸に深みを与える・・・と聞いて、真摯に向かい合う姿勢が音に反映するのだなと、改めて気を引き締めました。

今日の稽古は、
①十五夜(本調子)
②荒城の月(二上り)
③さくらさくら(三下り)
を中心に稽古。

さら

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ひよっこお稽古日誌10:振り返り「黒髪」

トップの写真は、先日のお稽古で先生に許可を頂いて撮影。紫陽花大好きです。
先生はいつも、弟子の心を楽しませることを考えてくださっています。

さて、昨年四月のお稽古で「黒髪」を習いました(「宵は待ち」も同時に)。

「黒髪」は「めりやす」(※)の一種で、お稽古の手ほどきに使われる短い曲(譜面はB5用紙二枚分)です。私は習っていなかったので、「松の緑」→「黒髪」という変わった順番になりました。
過去

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長唄三味線初めてみました

ふと永く付き合える趣味をしてみようと思い立って、長唄三味線の世界に飛び込みました。

コロナの関係で6月になって初稽古。自粛前にギリギリ練習用の三味線をお借りして、
①バチの持ち方
②三味線の構え方
③弦の調子の取り方
④バチでの音の鳴らし方
を習い、GW〜5月末まで自主稽古をしていました。

あまり初めて始めることもないので、どれ位自分が上手くなっていくのかの備忘録として書き留めていきます。

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ひよっこお稽古日誌9:非日常の場へ

お稽古再開! 二か月ぶりです。
緊張と楽しみな気持ちで胸がいっぱいで、行きの電車では本を読めませんでした。
今は「越後獅子」を習っています。一通り譜面を追えるようにはなりましたが、晒(さらし)の合方と段切れ(終わりの部分)が難しい。
先生に「晒の合方は、布(晒)を器械体操のように振るイメージ」と仕種をして頂いて、すっとイメージがつかめました(体が覚えるまでにはまだまだ時間がかかりますが……)。

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ひよっこお稽古日誌8:バチで弾く幸福

東京の自粛が解除されたので、早速カラオケ店で練習してきました。
バチで思いきり弾いたのは、一か月前に近所の公園で。
私の自宅は集合住宅なので、バチで思いきり練習できません(爪弾きも思いきりはNG)。
公園での練習、初めはいいかもと思ったのですが、天候に左右されるし、閉鎖空間ではないので落ち着かないときがありました。

カラオケ店の部屋に入り、ソファに正座して「越後獅子」を弾き始めました。
「バチで

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