戦慄の実態:強制入院と身体拘束ー精神科の非常識・各論(1)

戦慄の実態:強制入院と身体拘束ー精神科の非常識・各論(1)

今回から、「精神科の非常識」シリーズの各論に入ります。各論第1回目の本稿は、精神科入院についてです。 ※注意※ 本稿の内容によって発生する、いかなる不利益も、当方は責任は持ちません。 前回のおさらい+α日本の精神科病院には、患者に”自傷他害の恐れ”があるときや、”急速を要するとき”に認められる強制入院の仕組みがあり、それは要件ごとに入院形態がいくつかある、ということでした。また、医師1人の診察と家族の同意で強制入院をさせられる、”医療保護入院”という形態もあり、これは家族

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【長期化した重度ひきこもりの問題を解決できる、現実的思考】

【長期化した重度ひきこもりの問題を解決できる、現実的思考】

私の経験では、長期化した「重度のひきこもり」は、なんらかの精神疾患に罹患しているケースばかりだった。そもそも精神疾患の症状としての「ひきこもり」は昔からあり、たとえば統合失調症にも、ひきこもりの症状はある。そのため家族も、偏見や体裁から本人の状況を受け入れきれず、第三者の介入を拒む傾向がある。これは、長くひきこもりの問題に携わる専門家の間では周知の事実である。 今や世の中にはメンタルヘルスにまつわる情報があふれ、生涯を通じて五人に一人が心の病気に罹患すると言われている。しか

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♯025 現実的な解決の視点とは? 家族の問題の「レベル」を認識する

♯025 現実的な解決の視点とは? 家族の問題の「レベル」を認識する

弊社が介入した(もしくは相談に乗った)「家族の問題」において、一定の解決をみた家族の共通項を挙げてみます。 ①家族の中に、「判断力・決断力・行動力」のある人(キーマン)がいて、家族をまとめることができる(相談をしてきた人がキーマンとなる場合が多い)。 ②キーマンとなる人が、自分の家族の問題がどのレベルか、緊急性と難易度を理解できている。 長く問題を解決できていない親に足りないもの 厳しいようですが、長期にわたり問題が解決していない(弊社がアドバイスをしても解決につながら

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患者さんの「よい」と周りの「よい」

患者さんの「よい」と周りの「よい」

「本人の意思」こそが最大限に尊重されるメンタルヘルスの分野では、患者さんのいう「(状態が)よい」と、周りが思う「よい」に大きな乖離が生じることがあります。 (漫画『「子供を殺してください」という親たち』2巻より) 弊社では、精神科病院を退院し、グループホーム等に入所した患者さんのサポートも行っていますが、定期的に通院治療や訪問看護を受けていても、調子を崩すことはあります。とくに、本人と人間関係のある施設職員が退職や異動でいなくなったり、新しい入居者が入所するなど環境が変わ

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♯024 重大な問題を抱える家族ほど、頼れる先は「行政」しかない

♯024 重大な問題を抱える家族ほど、頼れる先は「行政」しかない

精神疾患に起因する家族の問題を放置した結果、年を追うごとに問題が肥大化し、「どこに相談しても解決しない」「どこから手をつければよいかも分からない」と相談に来られる方が増えています。 そう嘆く家族ほど、「民間企業に丸投げして何とかしてもらいたい」と考えるものですが、経済的余裕がないことも多く、現状では「行政機関を頼るしかない」という場合がほとんどです。 そのようにアドバイスをすると、必ず「行政は動いてくれない」「○○してくれなかった」「あてにならない」などと不満が出てきます

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『清く正しい危機管理講座③』プロフェッショナル編 困った家族を叩きのめす驚愕の精神科医療偏向報道!マスコミ関係者も必読!その詳細とからくりを押川流に徹底解説!

『清く正しい危機管理講座③』プロフェッショナル編 困った家族を叩きのめす驚愕の精神科医療偏向報道!マスコミ関係者も必読!その詳細とからくりを押川流に徹底解説!

2019年4月6日(土)の東京新聞に、『医療保護入院「まるで誘拐」』と題する記事が大々的に掲載された。執筆した中澤佳子記者からは、俺のところにも取材依頼があったが、「医療保護入院のための移送」制度について純粋に考える意図が感じられなかったため、「現時点では、私はコメントする立場にありません」と回答した。そのやりとりについては、先日のnoteに詳細を書いた。 ※該当の紙面をお読みになりたい方は、G-Searchなどのサービスか公共図書館のデータベースにてお探しください。 こ

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♯010 【移送】家族で精神科病院に連れて行くためのポイント

♯010 【移送】家族で精神科病院に連れて行くためのポイント

入院治療が受けられる精神科病院が見つかり、入院日が決まったら、残る課題は「本人を病院に連れて行くために、どのように話をするか」(医療へのアクセス)になります。弊社でも移送サービスをおこなっていますが、基本的には、家族で連れて行けることに越したことはないと考えています。 なお、ここで紹介するのは、「本人を医療につなげるのは初めて」というケースや、「過去に説得を試みて失敗したが、もう一度、本人と向き合って治療の必要性を説きたい」というケースに向けてのポイントです(何度も入退

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♯009 本人に精神科通院歴はあるが症状が悪化している、あるいは受療中断していることにより、入院治療を検討する家族がすべきこと

♯009 本人に精神科通院歴はあるが症状が悪化している、あるいは受療中断していることにより、入院治療を検討する家族がすべきこと

「本人は精神科に通院しているが、症状が悪化している」または、「過去に通院していたが、受療中断してしまった」とき、どうすればいいのでしょうか。まずは、本人の病状や治療方針について、主治医に相談することです。もし、主治医が治療に消極的であるなど、その治療方針に疑問が生じたならば、病院を変えるという選択肢もあります。受療中断している場合も同様で、本人ともよく話をした上で、適切な医療につなげることが望ましいと言えます。

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♯008 病識のない家族のために、入院治療が受けられる精神科病院を探す方法

♯008 病識のない家族のために、入院治療が受けられる精神科病院を探す方法

ここでは、精神疾患(疑い含む)をもつ子供(もしくは配偶者、きょうだいなど……以下、「本人」とする)に入院治療を受けさせたいと考える家族のために、精神科病院を見つける方法について、弊社の経験をもとにお伝えします。 なお、このテキストでは未治療のケースが主となります。「過去に通院歴はあるが受療中断してしまい症状が悪化、入院治療を検討している」というケースについては、次回(♯009)解説します。  ステップ① 入院治療が受けられる精神科病院を探す 本人に精神疾患の疑いがあ

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♯004 本当に「ひきこもり」ですか?

♯004 本当に「ひきこもり」ですか?

精神疾患に関するご相談を主に受けている弊社ですが、近年には問い合わせの始めに、家族の口から「長期間のひきこもり」というワードが聞かれる機会が増えました。 それは、本当にひきこもりですか? 家族は「働きもせずにずっと家にいるのだが、どうしたら自立(就労)できるのか」とおっしゃいますが、10年以上もひきこもっているケースでは、これまでの経緯を時系列で聞いていくと、「精神疾患の疑いがあるのではないか?」と思われることが大半です。 実際に最近の統計では、ひきこもりとされる方々の

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