文芸翻訳

INFORMATION 2021-05-06

《ENGLISH JOURNAL ONLINE》に寄稿しました。ここで読めます。今回は無料記事なので、どなたでも最後まで読めます。「英語学習のこれまでとこれから」というお題をいただいたので、「4技能にこだわりすぎず、無理せず、手抜きせず」という趣旨の文章を書きました。

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 今月も朝日カルチャーセンター新宿教室で、ゲストをお招きしての公開対談「だから翻訳は面白い」をおこないます

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YouTube チャンネルで公開中の動画 (3)

 あまり頻繁ではありませんが、動画を作って YouTube チャンネル で公開しています。「YouTube チャンネルで公開中の動画 (1) 」「YouTube チャンネルで公開中の動画 (2) 」で紹介していないものをここに並べます。今回は、オンライン講座「最後のひと葉」の後編、エラリー・クイーン新訳Q&A、はじめての海外文学スペシャルとそのプレイベント(はじめての海外文学チャンネルで公開された

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翻訳者の守備範囲

昨日、翻訳者の守備範囲を再考するきっかけがありました。

先月下旬に実務翻訳のお仕事をよく振ってくれるヨーロッパのクライアントから「〇〇というメーカーの専属翻訳者かレビュワーの有償トライアルを受けないか?」というお話がありました。

有償トライアルは珍しいし、そのメーカーの製品が面白そうだったので、翻訳者として受けたい旨と、〆切地獄の真っ只中だったので地上に生還する時期も伝えました。

その後、何

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漢字多くね?

今朝3時半からずっと仕事してきて淀みきった脳みそで気付いた事実……それは、実務翻訳の翻訳さんって漢字がめっちゃ多い!!

今日18時〆切の翻訳を16時過ぎに納品したあと、長時間使いすぎてバカになったクソヤべー脳みそは「ねぇ、まだまだイケるよ〜、明日やるヤツ、やろっか?」と、悪魔の囁きをしやがりました。久々の長時間労働でメーター振り切ったせいか、頭ン中、満開のお花畑です(笑)。

若干残っていた理性

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アルジャナン・ブラックウッド「The Prayer」試訳

 本日3月14日は英国の怪奇幻想作家アルジャナン・ブラックウッドの誕生日です。というわけで、短篇「The Prayer」を訳してみました。好奇心旺盛な医学生ふたりは「内なる視覚をひらく薬」とやらを服用しますが、果たしてその結果は……?
(Cover Photo by Ryan Hutton on Unsplash)

祈り

アルジャナン・ブラックウッド
渦巻栗 訳

 ふたりが会ったとき、オマリ

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感謝のクスクス、サンクスクス
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「はじめての海外文学」フェア開催図書館からいただいたお手紙

 以前の記事でも少しお知らせしましたが、滋賀県の野洲図書館で3月3日まで「はじめての海外文学」フェアが開催されていました。過去のフェアで選書された作品や絵本も含めて、300冊ほどを一気に公開してくださっていて、おそらく「はじめての海外文学」フェアとして、これまでで最大規模のものでした。
 このフェアを企画してくださった野洲図書館の早田さんから、フェアの終了のお知らせとともにお手紙をいただきました。

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〈高校生が選ぶルノードー賞〉受賞作。「普通ではない」とみなされた女性たちを描く歴史小説『狂女たちの舞踏会』

 フランスで〈高校生が選ぶルノードー賞〉を受賞した長篇小説『狂女たちの舞踏会(原題:Le bal des folles)』を4月に早川書房から刊行します。

●『狂女たちの舞踏会』とは

 2019年8月に刊行され、その年の〈高校生が選ぶルノードー賞〉を受賞したフランス人作家ヴィクトリア・マスのデビュー長篇。現在フランスのみで20万部を突破し、メラニー・ロラン主演・監督で映像化も決定している注目作

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ありがとうございます!『名探偵ポアロ オリエント急行の殺人』もどうぞ!
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INFORMATION 2021-03-06

 インスタグラムのアカウントを長年放置していましたが、少し前に利用をはじめました。ツイッターや facebook に書いていることの一部をほぼそのまま流用しているだけですが、よかったらここをご覧ください。

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 4月10日(土)の16時から、第3回南東京読書会がおこなわれます。課題書はフランスの古典ミステリーの名作、ガストン・ルルーの『黄色い部屋の謎』です。創元推理文庫版の新訳

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朝日カルチャーセンター2021年4月期の文芸翻訳講座

 朝日カルチャーセンターの文芸翻訳講座は、コロナウィルス対策のため、2021年4月期についても、すべてオンラインで開催します。新宿教室・横浜教室・中之島教室のすべてで受付がはじまっています。全国どこでも受講できる形になったので、関東・関西以外にお住まいのかたもぜひこの機会に受講してください。

 朝日カルチャーセンター全体のトップページの「講座を探す」で、フリーワード検索に講師名を入れてもらえれば

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トランプ(Think Of England 5)

 この話を書いた頃のイギリスは不動産ブームもあって景気は絶好調だったが、そうでもない時代はずいぶん長かった。留学していた頃は、リーズの街にも「To Let」の看板の出た空きオフィスが多かったように思う。ちょくちょく足を運んでいたWaterstoneというなんとなく三省堂に似た書店の前には古ぼけたコートやらショールやらわけのわからないぼろ布をまきつけて汚い雪だるまのようになったおばあさんが座っていた

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