メキシコ麻薬戦争

https://president.jp/articles/amp/43847?page=5人間は薬物中毒者である、みんなロールシャッハテストやれ

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他人事とは言えない 『マフィア国家』工藤律子(ルポ 2017)

他人事とは言えない 『マフィア国家』工藤律子(ルポ 2017)

メキシコの麻薬戦争に関するルポ。麻薬カルテルによる殺人・誘拐などの暴力と、それに立ち向かおうとする人々を取材したもの。国家とカルテルの癒着を問題視している。 歴代のメキシコ政府はカルテルと結びつき、彼らの縄張りを容認してきた。 警察の一部もカルテルと関係しているので、事件が起きても捜査をしない。それどころか、殺人や失踪に関与している。 読みながらふと思ったのだが、カルテルを巨大企業に置き換えれば、アメリカも同じようなものではないか。そして日本も。 麻薬は消費財に、殺人は貧

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殺し屋とは誰か 『ボーダーライン』ドゥニ・ヴェルヌーヴ(映画 2015)

殺し屋とは誰か 『ボーダーライン』ドゥニ・ヴェルヌーヴ(映画 2015)

麻薬カルテル撲滅任務に加わった、FBIの捜査官ケリー(エミリー・ブラント)。彼女は、CIAや国防総省に率いられたチームの、非情で違法な作戦を目の当たりにする。 原題は“SICARIO”(殺し屋)。 殺し屋とは誰か。 毎日何百人もの人を誘拐・殺害するカルテルはもちろんだ。 しかし、カルテルに対抗する米国側も、やっていることは同じ。米国に住むカルテル幹部を、国内では立件できないからと、メキシコにおびき出し射殺する。メキシコでは、周囲に一般市民がいても構わず作戦を実行する。 フ

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なにか歪んでいる 『カルテル・ランド』マシュー・ハイネマン(ドキュメンタリー 2015)

なにか歪んでいる 『カルテル・ランド』マシュー・ハイネマン(ドキュメンタリー 2015)

私の日常生活では、ニュースや人の話の中で、カルテル(麻薬密売組織)について見聞きすることがある。 たとえば隣の州で、マフィア(「カルテル」と同義だと思う)が、大型トラックを幹線道路上で燃やしたことがあった。目的は、政府や対抗組織への見せしめらしい。たまたまそこに居合わせた人が、黒煙を上げるトラックの写真を見せてくれた。 そんなふうに、麻薬戦争は身の回りで起こっており、身近な問題としてこのドキュメンタリーを見た。 本作は、2010年代前半のメキシコの麻薬戦争を扱っている。 主

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ブレーキ役がいない組織は崩壊する

ブレーキ役がいない組織は崩壊する

前回のおさらいからいこう。 元警官のミゲル・フェリクスは、メキシコの各麻薬組織を統合し、「グアダラハラ・カルテル」というひとつの巨大な帝国を作り上げた。当初はマリファナの販売で利益を得ていたが、コロンビアでコカインの生産が行われたことを知ると、コロンビアのカルテルとパートナーシップを結び、コカインの流通業にも手を染めるようになる。 一方、アメリカの麻薬捜査官であるキキ・カマレナは、メキシコ政府の腐敗っぷりに手を焼きながらも、粘り強い捜査によって、グアダラハラ・カルテルのマ

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麻薬は何故いけないのか…。日本では気づきにくい一番の大きな理由がここにありました。ここに出てくる薬に溺れる高校生たち、大丈夫かな…。母心から心配です。

年齢じゃない、誰もが世界に責任がある|たなかともこ・・・et moi #note https://note.com/moimoko/n/naa1f255c0bbf

麻薬は何故いけないのか…。日本では気づきにくい一番の大きな理由がここにありました。ここに出てくる薬に溺れる高校生たち、大丈夫かな…。母心から心配です。 年齢じゃない、誰もが世界に責任がある|たなかともこ・・・et moi #note https://note.com/moimoko/n/naa1f255c0bbf

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確実に万事受けではないけれど『メキシコ麻薬戦争: アメリカ大陸を引き裂く「犯罪者」たちの叛乱』をオススメしますよ

確実に万事受けではないけれど『メキシコ麻薬戦争: アメリカ大陸を引き裂く「犯罪者」たちの叛乱』をオススメしますよ

自身の無知と無力を痛感するための一冊 煩悶するための推薦図書 安くない単行本の上にそこそこ分厚いので、興味本位で手に取るときっと途中で飽きること請け合い。繊細だと自覚のある人にいたっては、高確率で体調不良を起こすでしょう。 けれど、苦悩することもひとつの権利だと思うので、知らない場所で起こり続けている「現実」をこの一冊で知って欲しい。そして、苦しんで欲しい。 目の前にある日常以外の「世界」はとても不公平で理不尽で、何より人間が人間自身が想像しているよりもずっとずっと残酷な

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メキシコ麻薬戦争を読む④脱線編【マリファナ合法化の現状】

メキシコ麻薬戦争を読む④脱線編【マリファナ合法化の現状】

Drug Policy Alliance ドラッグポリシーアライアンス(2000年にプリンストン大学教授イーサンネーデルマンによって、世界的な麻薬戦争を終わらせるために立ち上げた非営利組織)による調査。 「禁止から進歩へ ~米国の8州とワシントンDCのマリファナ合法化について私たちが知っていること~」を読んでみた。 個人的にマリファナ合法化で気になるポイントは ①マリファナ使用者は合法化前より増えてしまう②マリファナ使用者の影響で犯罪や事故が増える③ゲートドラッグとして

メキシコ麻薬戦争を読む③【ナルココリード】

メキシコ麻薬戦争を読む③【ナルココリード】

ナルココリード ナルコ文化を象徴する音楽であり、アコーディオンと弦楽器で奏でる軽快な音楽の上に麻薬密輸やカルテルの世界を歌ったバラード。歌詞にはカラシニコフ(AK-47)やコカイン王、殺し屋を賛美するものが主流である。 アメリカのギャングスタラップ同様、メキシコ政府から放送禁止に指定されている。 そのナルココリードがメキシコだけにとどまらずアメリカのクラブで演奏され、大勢の観客が熱狂する事実は、いかにナルコ文化が根付いているかを象徴している。 ナルココリードの歌手はス

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メキシコ麻薬戦争を読む② 【白黒つけることの功罪】

メキシコ麻薬戦争を読む② 【白黒つけることの功罪】

テキサスとメキシコの国境線にあるファレスという町。そこをカルテルが制圧しようとして戦争が起こる。 殺人による死亡者数 2007年 320人 2008年1600人 主戦場となった年 2009年2700人 2010年3600人 わずか3~4年で10倍以上。とんでもない状態。 メキシコ戦争はカルテル同士の抗争が原因であり。殺しはいわゆる見せしめ。 パフォーマンスのために何の関係のない人たちが次々と巻き込まれる。 麻薬戦争の最中、カルテルはアメリカを相手に年間400億ドル稼ぐ。

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