ワイルダーの「わが町」は何回も読み返している名作戯曲。 何気ない、どこにでもあるような日常が丁寧に描かれていくのだけれど、最後がすごいのです…!! だから途中で退屈して読むのをやめたり、劇場を出て行かないでくださいね。 先日、解説付きの原書が安く売られていたので購入。楽しみです!
忘却できぬあはれ 歪曲できぬ病ひ そして藥剤が脳髄を侵す時 何らかを叫べぬ人 共に來たれ 町にどぶどろを塗りたくつてやる こんな廃墟に生を享けてはをらぬ ダンベルなどを友として いゝのか? 刺青の如く筋骨を蓄へて 〈罵聲する何かゞ耳に取り憑いた夜生きずして逃げ場はあるか くにを〉