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限りなく狭い図書館業界、合言葉は「図書館員みな知り合い」

こんにちは、ハシモト トショカンです。
本日も数ある記事の中からこの記事を閲覧していただき、ありがとうございます!

さて、長年図書館でお仕事をしていると、図書館業界は限りなく狭い世界であるとつくづく実感させられることがあります。

例えば、私が紆余曲折(?)あって初めて勤めた大学図書館(「図書館司書になってしまった」https://note.com/hashitosho/n/n7d0e681733d8参照)を退職し、別の大学図書館に行くと、そこには私が初めて勤めた大学図書館で一緒に働いていた方がいました。

「へー、そういうこともあるのかなあ」

と思いつつ、数年間その大学図書館で勤務した後、また別の図書館で勤務した時には、またしても私が初めて勤めた大学図書館の別の部署にいたという方と、次の大学図書館で勤めた経験があるという方がいました。

「そんなに偶然って重なるものかしら?!」

と思っていると、その次の図書館でも、さらにその次の図書館でもほぼ同様のことがあり、

「ああ、図書館業界って、狭い世界の中で人材がぐるぐる回って成り立ってるんだな」


ということが分かりました。

勿論、全員に当てはまることではありませんが、特に非正規雇用の場合は図書館業界で有名な業者さんというのが何社かあって、大体皆さんそういった所を渡り歩いて、時には出戻ったりしながら、よりその時の自分の状況に合った場所に移ったり、時には自分がいた図書館が別の業者さんに入札で負けてしまって異動や退社を余儀なくされたり(これが一番切ない)、そうやってぐるぐる人材が回ることで、どこかで誰かと誰かが繋がっている人類みな兄弟的な、

「図書館員みな知り合い」


みたいな状況が生まれます。

あと、ILLやレファレンスをやっていると、自然と他館、他大学とのやり取りも多くなるため、

「〇〇図書館にいたの?私、参考調査で電話したことあるよ!」
「もしかして△△のレファですか?あの電話受けたの、私だったんですよ!」

とか、

「◇◇さんって、もしかして××大学にいた?なんか所蔵調査のメールで名前を見たことあるような気がするんだけど…」
「え?いました!名前なんてよく覚えてますね!」
「うん、なんか特徴的だったからね!」

なんていう会話もあったりします。

なので、一度図書館業界に身を置いてしまえば、きっとどこかで誰かと繋がっています。

もし図書館司書の方がこの記事を読んでくださっていたら、あなたと私もどこかで繋がっているかもしれませんね。

本日も長文にお付き合いいただき、ありがとうございました!


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