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家族

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2020年11月の記事一覧

痛みの感じ方は人それぞれ

痛みの感じ方は人それぞれ

痛みの感じ方は人それぞれだ。私の祖母と叔母のひとりが非常に痛みに弱いことで有名だった。お産の時は人の何倍も騒いだとか、注射や点滴を異常に嫌がるとか様々な逸話があった。逆に痛みに強い人もいる。痛み以外でもくすぐっても全然笑わない人もいるし、無茶苦茶笑う人もいるから、身体の感じ方は人によって千差万別だ。

私は過去に3回の脊髄麻酔注射と3回の腹切り手術を経験している。初めての手術前には脊髄麻酔の注射は

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母の愛と搾りたてりんごジュース

母の愛と搾りたてりんごジュース

子どもの頃熱を出すと母におねだりするものがあった。母お手製擦りおろし搾りたてりんごジュースだ。おねだりすると母はくすんだ色のおろし金を出して、りんごを丸ごと擦りおろしはじめる。擦りおろせたら、りんごをガーゼに入れガラスコップに搾り入れる。お布団で寝ている私に母は「搾りたてに飲んだ方が美味しいから早く飲みよ」と持ってきてくれる。私は寝たままストローで搾りたてりんごジュースを飲む。一気に熱が下がる(嘘

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歳のせいにしたらあかん

歳のせいにしたらあかん

現在55歳。様々な老化現象が起きている。例えば物忘れがひどい、人の名前が出てこない、道に迷う、物を失くす、人の話が耳に入らない…などなど

子ども達の前で「もうお母さんも歳やわ」と言うと必ず「若い頃からそうだったよ!」と切り返される。「若い頃からよく忘れるし、人の名前は出てこないし、方向音痴、年中失くしものを探していたし、子どもの話はほぼ聞いてない!」だそうだ。だから歳のせいにしたらあかんよ!と諭

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終わりなき反抗

終わりなき反抗

帰省していた娘にnoteに何書こうか?と訊いてみた。娘はちょっと考えて「子ども達の我儘や反抗について書いて!」と答えた。私が「反抗期あったかな?」と言うと娘は呆れたように「むっちゃあっただろ」と笑った。

もちろん我が家では親を批判したり口答えしたり生意気言ったりは日常茶飯事のこと。しかしそれを負の意味で反抗期と捉えるかどうかは親の感じ方で変わってくる。

ジェームズ・ディーンの理由なき反抗が大好

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世にも奇妙な物語を見て分かったこと

世にも奇妙な物語を見て分かったこと

最近テレビを見なくなったが、その日は娘が帰省していたので2人でリビングを暗くして「世にも奇妙な物語2020秋の特別編」を見た。今回の4作品「コインランドリー」 濱田岳、「タテモトマサコ」 大竹しのぶ、「イマジナリーフレンド」 広瀬すず、「アップデート家族」高橋克己

大竹しのぶさんが一番恐かった。前半はほぼ台詞無しで顔だけで凄く恐かった。さすが名女優さんだ。濱田岳さんも良かったが後半の脚本が雑だっ

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恋愛白帯家族

恋愛白帯家族

私と夫は恋愛経験がとぼしい者同士夫婦。私と夫は現在も恋愛界では白帯レベルの未熟者。

私には3人の子どもがいる。我が子達も親同様に恋愛白帯だと思われる。我々家族の見た目は普通。恋愛出来ないほどは悪くはない。しかし皆恋愛界では白帯から脱出できないでいる。

時々その原因について考えてみる。自分が知っている恋愛色帯の人々を思い出してみる。恋人がいても次々と彼女を作り付き合っている女の子ランキングを話し

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聴力の不思議

聴力の不思議

歳をとるとほぼ全ての身体機能が低下してくる。視力、聴力、握力、記憶力など…

今日は聴力について不思議に思ったことを書いてみる。私の夫は私より聴力が低い。家族で会話している時は子ども達の言葉が聞き取れないためいつも私に訊いてくる。

しかし例外的に私が夫の聴力に負ける時がある。例えば外食をした時の帰り道、夫は隣席の人達の会話を私に話してくる時がある。私には隣接の会話の内容が全く聞こえない。もちろん

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危険な実験…絶対に真似をしないでください

危険な実験…絶対に真似をしないでください

10年位前だろうか。私と3人の子ども達は蒟蒻畑が大好きでよく食べていた。当時、喉に蒟蒻畑を詰まらせて亡くなる事故が相次いでいた。よく噛んで食べるように注意喚起していた。

ある日、何故そんな実験をすることになったのか?覚えていないが、私が蒟蒻畑を噛まずに食べる実験をすると言い出した。多分長女と次男は心配してやめるよう頼んできた記憶がある。特に次男は必死で頼んできた。しかし私と長男が実験に参加するこ

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積み木の思い出

積み木の思い出

子どもの頃は積み木でよく遊んだ。我が家の積み木は正方形の小さな積み木だった。全ての積み木の一つの面にはひらがなが書いてあり、他の面にはそのひらがなが一番前にくるものの絵が描かれていた。他の面には煉瓦の模様などが描いてあった。

その積み木は多分長男として生まれた兄の誕生祝いだったと思う。母方の祖父からプレゼントしてくれたものだ。

私は子ども時代、兄や姉と毎日のように積み木で遊んでいた。兄妹で一番

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世界で一番好きな宿〝nagi-unoport〟

世界で一番好きな宿〝nagi-unoport〟

岡山県玉野市築港にある一棟貸のお宿〝nagi-unoport〟

今年の夏、私と子ども達はnagi-unoportで2泊した。宿の窓から見える夕焼けと海の風景は私の一番好きな風景となった。

宿でいっぱい面白写真を撮ったり、歩いて美味しい焼き鳥を食べに行ったり、買い物したり

焼き鳥を食べ終わって帰りの夜道で写真を撮りあったり、虫にキャーキャー叫んだり、夜遅くまで話したり

朝から美味しいハンバー

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そして母になる…血の繋がりについて考えた

そして母になる…血の繋がりについて考えた

是枝裕和監督の名作映画「そして父になる」。病院での赤ちゃんの取り違えの話だった。

もし自分の子どもが実は他人の子どもだったらと考えてみる。どんな気持ちになるんだろう。多分他人に育てられた自分の子どもには会ってみたいとは思うだろう。ただ今我が子達と血の繋がりが無かったと分かったところで何も変わらないと思っている。もちろん想像だから現実になってみないと断言は出来ないが…

立場を変えて、もし今私の母

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くじ引きの思い出

くじ引きの思い出

私は子どもの頃からくじ運が悪かった。結婚するまでくじで良い思い出が全くなかった。

長男が4歳の頃近所の神社の秋祭りに行った。長男はくじ引きをしたいと言ったので、私は渋々お金を渡した。長男がくじを引くとカランカランカランと鐘が鳴らされた。なんと一等賞が当たったのだ。一等賞の景品はゲームボーイまたはビーファイター電動変形ビートイングラムだった。4歳の長男は迷わずビーファイター電動変形ビートイングラム

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