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日記(le 17 juillet 2021)
真方敬道について新たにわかったこと東北大で長年にわたり古代中世哲学を教え、自身は西洋中世哲学における個体論を軸に研究をしていた真方敬道(まがた・のりみち)という哲学者については、前にも少しメモを載せたことがありました。とにかく気になる人で、いつか時間とお金、それに世の中に余裕ができたらきちんと調べたいと思っています。
そんなわけで今回もメモへの付け足し程度でしかないのですが、真方について調べてみて
初めてマラルメを読んだ頃
自己は確実な将=来たる〈死〉のための唯一の場所として在るがゆえに、〈わたし〉という将=来を蔵した個人的【ペルソネル】な存在となる。虚構【フィクション】とは恐らく将=来しないものの謂だ。そしてあらゆる方法【メトード】は論理や物語や韻律を追うために利用される、言語による虚構【フィクション】である。
方法【メトード】は全て個人的【ペルソネル】なもの(たとえば、デカルト)に始まり、それを突き詰める(たと