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世捨て人*****隣の芝生は青かった・・かな?
世捨て人 世捨て人が街をさまよう ほうら ごらんよ あそこにここに 普通のフリして 笑顔で隠して 哀しい心が透けて見える 普通の暮らしできりゃよかった 普通の恋ができりゃよかった 普通ってなんだい 普通ってなんだい 普通を演じるあたしがいる お金がなけりゃ 寂しいけれど 心がなけりゃ なお寒い 明日食うには困らぬけれど 心温める愛が欲しい 豊かな時代の 豊かな国で 愛を求める世捨て人 愛を頂戴 気づいて頂戴 今夜もさまよう 世捨て人 きっと誰もが似たような思い もてあまして暮らしていると だけど隣のあんたよりは 幸せなのよと 見栄を張る 心の底から 叫びたいけれど 涙枯れるまで 泣きたいけれど そんな場所さえ あたしにゃなくて 飲み込む痛みに 慣れてしまう 豊かな時代の 歪んだ国で 何を求める 世捨て人 ショーウィンドウを覗いて映る 気が付きゃあたしも世捨て人 豊かな時代の 豊かな国で 愛を乞う人 世捨て人 愛を頂戴 愛して頂戴 愛を乞う人 世捨て人 ************************************ 原田美枝子主演の、“愛を乞う人”って映画がある。 母親に愛されたくても愛してもらえない娘の話だったかな? 愛を乞うって言葉が衝撃的だった。 ちょっと、色々うまくいってなくて、 人生の中で、長いトンネル、というか、 救助袋を降りたけど、途中で滑らなくて、もがいてる感じ。 そういうのが、自分にもあった。 泣きたいけど、泣く場所がない。 たまに、お風呂で、泣いたっけ。 隣の芝生は青く見えるっていうよね。 本当は自分ちの庭だって、捨てたもんじゃ、ないのにね。
誰かのHappy*****この不平等な世界で
誰かのHappy 例えばもし僕の恋した君が 誰かのもとへ行っても 君が幸せになるなら 僕は涙をのもう いやいやそんなばかげた話は 夢の中だけにしてと 拳を握りしめて僕は ひとり立ち尽くす Oh!神様 この世はあまりにも理不尽すぎて 誰かのHappyは誰かの UnHappyになっていて バランスを保ちながら ぐるぐると地球は回る 涙の数だけ笑顔の数もそれなりにあって 大好きな君のためなら 納得もできるさ たとえそれが僕のためじゃなくても 富める国の人が食べきれないと ハンバーガーを捨てた頃 腹一杯食べること夢見た 命がひとつ消える いやいやそんなばかげた話は どうすりゃいいのと問うけれど 今夜も夕食にありつける 僕は偽善者なのかな Oh!神様 この世はあまりに不公平すぎて まがいものの平和が 涙の海に浮かんでいる たくさんの争いと悲しみは 消えはしないのに ついてる ついてないそんなことは よくわからないけれど この国に生まれてきた僕は Happy or Unhappy? たとえそれが 僕の意思じゃなくても ************************************ 天は、こいつに、一体いくつ与えるんだよ ってくらい、 仕事にも、容姿にも、パフォーマンスにも、色々 恵まれてるって人、いますね。 大国の食糧廃棄の実態とか(もちろん、日本でも) その裏で、小さなパンを分け合って生きてる人たちもいるわけで。 努力では、どうにもできない、そんなことはたくさんあるんです。 理不尽なことや、 やってられないこともあるけれど、 この地球規模の理不尽から比べたら なんでもない、そんな気もします。 元気だしていこ~、ってことで。
うたかた****夏の日の夢
うたかた 長く緩い まどろみの後で 僕は何かの幻を見る 微笑んでいるような 泣いているような じっと僕だけを見つめてる君の 僕はしあわせな錯覚に溺れた 甘く切ないひと時だった あきらめかけていた 想いが叶うような そんなしあわせな時だった うたかたの夢を抱き 夢に踊り 夢に迷う だけどここからまだ醒めたくはなくて いまも僕は夢の途中 夏の終わりは いつも寂しくて 冬の始まりは 人恋しくて 抱きしめた温もりと 繋がれる窮屈が 不思議な安らぎで心を埋める 長くは続かない 秋の陽だまりのように 終わりある時を慈しむ日々 どれだけ君の 存在が大きいかを 心の風穴で知るなんて うたかたの 夢を描き 夢に溺れ 夢に悩む いつかこの傷も癒えるのだろうか それでも季節は巡るように うたかたの 夢を抱き 夢に踊り 夢に悩む だけどここからまだ醒めたくはなくて 今も僕は夢の途中 ************************************
夜の観覧車****アイデモコイデモナイケレド・・
夜の観覧車 無理言って誘った遊園地 あなたは不思議そうな顔で訪ねる 久しぶりのワクワクした気持ちは 二人をちょっとだけ子供に戻す 最後に乗った夜の観覧車 目の前に広がる街のネオンは 無数のホタルのようにチカチカと 綺麗な点滅を繰り返す 15分の空中散歩二人だけの時 あなたはココロノイタミ話してくれた 今のアタシにできることは少ないけど 聞いてあげることならできるよ 愛でも恋でもないけれど いつもココロにひっかっかっているんだ そんなあなたがいてもいいかな そんなあたしがいてもいいかな 手を繋ぐことも肩を抱くこともなく ただ他愛のないないおしゃべりだったけど そんな時間が今のアタシには とっても新鮮だったよ 春の夜風はまだ冷たくて 上気したこの頬に心地よい 赤い顔はさっきのお酒のせいかな それともあなたが傍にいるせいかな 別れ際最後に交わした握手 大きな手が包んでくれた3秒間 優しくて温かなぬくもりが 確かに伝わるよこの胸に 愛でも恋でもないけれど いつもココロにひっかかっているんだ そんなあなたがいてもいいかな そんなあたしでいてもいいかな 愛でも恋でもないけれど いつもココロにひっかかっているんだ そんなあなたがいてもいいかな そんなあたしでいてもいいかな そんなあたしでいてもいいかな ************************************ 愛や恋とは違う、でも、友情でもない、 でも、その人の傍にいたい、なんていう そんな気持ちを、何ていうのかな。 居心地のよさとか、似た空気を持つ人 同じ痛みを持つ人と、 ただただ、他愛のない話をして過ごしたい、みたいな、ね。 そんな夜が、女子には あったりするんです。ハイ。
かえるのうた
かえるのうた かえるのうたが 聞こえてくるよ かえるのうたが 聞こえてくるよ しっぽがとれたのはついこないださ 足が生えたのもついこないださ いっちょうまえと鳴いてはみるけど 井の中の蛙 ケケケのヶ かえるの姿は気味が悪いから たいていの人は 目をそらす かえるの鳴き声は やかましいから たいていの人は 耳をふさぐ こんなにかわいいおまえを たいていの人はわかっちゃくれない エサの捕り方 身の守りかた ひとりの時には ヘタレでもいいけど 愛しいあの娘と 家族になったら 命をかけて守り抜くのさ 飛べ飛べ飛べ アマガエル 高く飛びたきゃ 努力をするんだ 飛べ飛べ飛べ アマガエル 大きく飛びたきゃ 助走をつけろ いつかおまえもオイラを 追い越す時がきっとくるから もしもおまえが ピンチになったら 地の果てまでもかけつけてゆくから いくつになってもカエルはカエル カエルの子はいつまでもカエルさ 飛べ飛べ飛べ アマガエル トノサマになりたきゃ努力をするのさ 飛べ飛べ飛べ アマガエル すごいやつらがたくさんいるのさ そしておまえも知るのさ 井の中の蛙大海を進め! かえるのうたが 聞こえてくるよ かえるのうたが 聞こえてくるよ ************************************ オタマジャクシだった息子たち。 手足が生え、しっぽが消えるように ぐんぐん大きく、カエルになってゆきます。 個性や興味のあることへの主張を 容認することは、なかなかの修行でした。 乳児は肌を離すな 幼児は手を離すな 少年は目を離すな 青年は心離すな こんな教えを心のどこかで 唱えながら、それでも、 地域の仲間に、育ててもらったような 気がします。 大きなことを言っても 子供は子供。 決して背中で語れるような親じゃないけど、人生を楽しむ術は、 見せてこれてるような気がします。 ん?最近は、色々教わることのほうが多いかな。 逞しいあんちゃんたちになったね。
遺伝子の旅*****君らは、どこから来て、どこへ行く?
遺伝子の旅 父の顔に似てきたとか 母の体質を受け継いだとか それは紛れもなく 僕ら遺伝子が 成す仕業で 惚れた腫れた 愛や恋さえ 僕らに委ねられた使命で 足りない何かを補うように 人は人を求めてゆく 組み込まれた僕らは まだ見ぬ君を探す 放たれたときから始まっているんだ 2億分の1のデキレース winnerはひとり たったのひとり 愛する君の待つあの場所へ ああ、たくさんの夢を抱えた 僕は君とひとつになります 僕が選んだ 君が選んだ僕 偶然なんかではないんだ そして運命共同体の僕らは 十月十日の時を共にして 今苦しみと痛みを乗り越えて 晴れてこの世に生まれでます 君と僕の可能性はここに息づいている 放たれたときから始まっているんだ 2億分の一のデキレース winnerはひとり たったのひとり 愛する君の待つあの場所へ やがてまた僕らの遺伝子探す 見知らぬ誰かと出会うために 強く凛々しく逞しく 僕らはこの世界で生き続ける ************************************ まあ、 自分の体内で、遺伝子君が旅した結果 あたしの男子版みたいな長男と 半々みたいな次男がいるわけね 漫画的に作ってみたら おもしろいPVになると思うのだが まあ、それは いつかの機会にっつーことで。