miss you

ミスチルの歌に魅了されはじめたのは、
いつからだったろう。

ギターで弾き語りなるものの真似事を始めて
桜井和寿という、吟遊詩人の作る
ラブソングや、風刺の歌。日常の呟き。
時に激しく、時に優しく。
その声で、心の真ん中を、わし掴んでゆく。

友人はいつも、
私をライブの相棒に選んでくれる
本当に、感謝しかないけど、
今回のmiss　youツアーでは、
まさに神がっかた引きをみせてくれた。

ソニックシティの前から4列目で
ミスチルのライブが見られる奇跡。
ライブは、スクリーンで見るものだと思っていた
私たちの興奮は、まさにMAX
人生の残り全部のツキを
ここにぶっこんだんだ、きっと。

そこには等身大の、私らと同じ時代を生きる
Fifty’sの彼らがいた。
仕事をして、養って、小さな幸せを探して喜ぶ
時々不安に襲われて、友に励まされて。
そんな想いの詰まった、アルバムだ。

ファンたる我らは一緒に歌い、
体を揺らし、胸を焦がし
頬に涙が伝う。
知らない隣のおじさんも
一緒に拳を突き上げて、シャウトした。

なんて幸せな時間だろう。
全てが浄化された気持ちだ。

これからも私たちは
追いかけ続けるだろう。
共に年を取り、ずっと、ついてゆくよ。