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うたかた****夏の日の夢

はるち
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うたかた

長く緩い まどろみの後で
僕は何かの幻を見る
微笑んでいるような 
泣いているような
じっと僕だけを見つめてる君の
僕はしあわせな錯覚に溺れた
甘く切ないひと時だった
あきらめかけていた
想いが叶うような
そんなしあわせな時だった

うたかたの夢を抱き 
夢に踊り 夢に迷う
だけどここからまだ醒めたくはなくて
いまも僕は夢の途中


夏の終わりは いつも寂しくて
冬の始まりは 人恋しくて
抱きしめた温もりと 繋がれる窮屈が
不思議な安らぎで心を埋める
長くは続かない 秋の陽だまりのように
終わりある時を慈しむ日々
どれだけ君の 存在が大きいかを
心の風穴で知るなんて

うたかたの 夢を描き
夢に溺れ 夢に悩む
いつかこの傷も癒えるのだろうか
それでも季節は巡るように

うたかたの 夢を抱き
夢に踊り 夢に悩む
だけどここからまだ醒めたくはなくて
今も僕は夢の途中

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