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ディック・ブルーナさんからのお返事

こんにちは。
「うさこちゃん」「ミッフィー」の作者、
ディック・ブルーナさんが、故郷オランダ・ユトレヒトで2月16日(現地時間)にその一生を歩み抜けられました。老衰だそうです。

ブルーナさんは、世界中からいただいたファンレターにお返事を書く事で有名な方で、
私も2010年末にファンレターへのお返事をいただきました。大変喜び、我が家の家宝になっています。



2011年3月11日の東日本大震災で、大変衝撃を受けたブルーナさんは、すぐさま日本へ、ミッフィーの応援イラストメッセージを送り、チャリティーの活動も先駆けてされました。

心優しく穏やかに、意志も兼ね揃えた、
長年、世界中の子どもと大人の成長を支え続けてきたブルーナさん。本当に感謝で一杯で、
心よりご冥福をお祈り申し上げます。安らかにお眠り下さい。
これからもブルーナさんの絵本とキャラクター達は、ずっと子どもと大人の成長を支えて行くと思います。


大震災の前日、2011年3月10日の大阪港に、イギリスのキュナード社(クイーンエリザベス号、クイーンヴィクトリア号も運航します)の、
世界最大級の豪華客船「クイーンメリー2」が寄航しました。

初めて目にした世界最大級の豪華客船。あまりの偉大さと、その世界の海を渡り繋ぐロマンに大変衝撃を受けて帰って、早速ファンレターを書こう!と思ったら、
なんと翌日に東日本大震災が起きました。さすがに手紙は出せないと控えていましたが、
すると、イギリスを含む世界各国からボランティアや義援金、沢山の支援を日本はいただきました。
数ヶ月後、そのお礼も込めてクイーンメリー2の船長さんにお手紙を送りました。
そうすると、なんとお返事をいただき、
「来年も日本に寄航するので、その時は、日本が頑張って復興していく姿を大変見たい。」と、日本への応援のお返事をいただいたのです。本当に感謝です。




ファンレターのお返事をよくいただきます。女優さん、作家さん、記念館、研究所、ハリウッド俳優、出版社……。有名、有名ではない、とは関係なく、本当にその人それぞれ、個人個人です。
お返事をいただいたら、本当に嬉しくて、大変元気と生きていく力をいただきます。
また、お手紙同士は、お互いが直に文章を書いたり、キーを打ったりするので、同じものを触って読んだのと思うと、身体が震えて感極まります。

私はあまり悩み事や相談は書かないのですが、同級生は思春期の時に、ある有名な漫画家さんへのファンレターに恋愛の悩みを書いて、なんとお返事をいただいたそうです。
本当に励みになりますし、ずっとお手紙も印象も残り続けます。

私自身も、SNSで作品に愛読者がついて、コメントをいただいた時は、遅れてでもお返事を書くように努めています。短いお返事になるかもしれない、
でも、自分がしてもらって、本当に嬉しい事、元気をもらえる事はしたいと思っています。

また、パソコンや携帯電話、スマートフォンの普及により手紙を書く機会が現在社会で減ってきています。
日本語、英語で手紙を書く練習にもなりますし、手紙の前文に書く季語、尊敬語、謙譲語の勉強にもなります。

機会がございましたら、ぜひお手紙を書かれてみてはいかがでしょうか。
筆を取り、想いを込めて言葉に表し、手紙が空、海、陸を渡って、お相手の手の中に届くのも、溢れるロマンがあって素敵だと思います。



アフリカ、南米でも、お手紙なら切手代もそんなに高くないので、送りやすいですよ☆^^

ただ、皆さんお忙しいので、お返事を下さる方は稀です。お返事を下さる方の方が珍しいです。私も送った全ての方からお返事はいただいていません。
そこは、ご注意下さい。^^;
私も、基本送ったら、渡したら満足人間です☆^^



赤城 春輔

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