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琴線に触れたnote集

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何度でも読みたくなる。 出会えたことに心から感謝したい、素敵なnote集。
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2021年2月の記事一覧

ある田舎町について

8歳の冬に見た、関西国際空港。 たぶん、心の底から感動した瞬間の中で一番古い記憶。とくに…

きゆか
3年前
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小さいお店で小さい私に注がれたこと

ああこれは、小さい自分のお店を開くことなんや。 お客さんに顔と名前覚えてもろて、信頼して…

「大きな主語」のための小さなブレーキ

先日のオリンピック組織委員会・森さんの話をぶり返すのもアレだけど、この発言を聞いたときは…

teapot
3年前
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枯れない花を抱いて歩く

 緑の細い茎を水中に浸し、ハサミを持つ手に力を入れる。わずかな抵抗は一瞬で崩れ先端からニ…

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心に【桜の樹】を持っているということ

私は冬生まれである。 しかも夜中の3時に生まれ、産声ではなく第一声があくびだった。大事だ…

アイオカさん

何を捨てているんだろう。 何で捨てるふりしてるんだろう。 何で、こっちに気づかないんだろう…

北木 鉄
3年前
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違いがあるからこそ、愛おしいんだ。

私には、小学生で年子の娘達がいる。 長女は絵に書いたような優等生タイプだ。勉強も出来て、面倒みが良い。先生からの信頼も厚く、よく懇談会では「長女ちゃんはこれからリーダーとしてみんなを引っ張っていく存在になると思います」と言われた。誰に対しても優しく、三人の妹と弟達も長女のことが大好きだ。学校では真面目な様子だけれど、家では兄弟のなかで一番にはっちゃける子だ。すごく、バランスが良い子だなぁと我が子ながら思う。実はちょっとドジなところがあるのも可愛らしい。 次女は、とてもマイ

美大生から版画を買った理由

人生ではじめて芸術作品を買いました。見出し画像に掲げた、京都市立芸術大学4回生・野波らる…

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生涯かけてアイスよ

 去年決めたことが三つある。大袈裟かもしれないけれど、人生の目標というやつだ。  一つ目…

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私がうれしいからたのしいんだ

何が食べたい?と聞かれた時に、にっこり笑って答えられる人は素敵だなと思う。残念ながら私に…

suzuco
3年前
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カップにいっぱいの

中学一年生の冬のある日、何も食べられなくなったことに気がついた。 食べ物のことを思い浮か…

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本当のことを書くって怖い? / #自分にとって大切なこと

ここnoteで約2年間書いてきた。 最初はドキドキしながら公開ボタンを押したものだ。 「こん…

verde
3年前
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「状態」をつくる

これは昔からそうなのだけど、「創作」の頭になる時は、いつだって歩いています。 みんなそれ…

嶋津
3年前
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ひとり寿司でかーちゃんは蘇る

「かーちゃん!聞いてる?ねぇ、かーちゃん!」 長男のいばったキイキイ声を浴びながら、突然思う。 あ、もう無理かも私。 かーちゃんとして穏やかにいられない。 かーちゃんをこれ以上やりたくない。 爆発しそう。 ひとりになりたい。 *** 4歳の長男は1歳の次男にすぐ暴力をふるう。加減を知らないので危なくて目が離せない。 長男を叱り、なだめている間に、次男は何かを口に入れる。 レゴ、サイコロ、指サック、ペットボトルのフタ。窒息しかけて救急車に乗ったこともあるのに全然懲