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永遠に、ぼくの心を


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【あらすじ】


幼馴染で初恋相手の田代章乃は立花健祐の前から突然姿を消した。

年に一度の『交換日記』の約束をして、誰もいないホームで初めての口付けを交わしたあと、彼女は列車に乗り込み、こちらに向き直ると涙を滲ませながら叫んだ。
ドアが閉まったあともしきりに何かを訴えかけていたが、全く聞き取れない。
結局、分からず仕舞いでそのまま別れたのだ。
それが章乃を見た最後となった。
お互い17歳、高二の夏休み初日のことである。

   ・・・

そして十年の歳月が流れ去った。

健祐には腑に落ちないことばかりだ。
「なぜ章乃は自分の元から姿を消したのか?」
「今どこにいるのか?」
「なぜ自分を避け続けるのか?」
「章乃の身に何が起こったというのか?」
全てが謎のまま置き去りにされてしまった健祐。

健祐の心には未だに章乃だけが住みついている。

   ・・・

「愛も命も分かち合える」と今も信じる健祐。
一途に章乃だけを求め、再会の旅路の果てに辿り着いた健祐を待ち受けていた運命とは?

『十七才の晩秋』
この言葉に秘められた真の意味が明らかになったとき、健祐のとった行動は?

健祐と章乃、それぞれの愛の形とは? 

二人の切なく、純な恋心の行方は? 


※《◆奇数節》《◇偶数節》で視点を変えて物語は展開します。



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