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テレビの正体

 9月28日、テレビ朝日『羽鳥慎一モーニングショー』にてコメンテーターである玉川徹が以下のような発言をした。

「これこそが国葬儀を行った政治的意図だと思うんですよ。当然これだけの規模の葬儀、儀式ですから、個人的に付き合いのあった人は当然悲しい思いを持って、その心情を吐露したのを見れば、同じ人間として胸に刺さる部分はあると思うんですよ。
 しかし、例えば自分では足を運びたくないと思っていた映画があったとしても、なかば連れられて映画を見に行ったらなかなか良かったよ、そりゃあね、映画は楽しんでもらえるように胸に響くように作るんです。だからこういう風なものも、我々がこういう形で見れば胸に響くものがあるんです。それはそういう形として国民の心に既成事実として残るんですね。これこそが国葬の意図なんです。だから僕は国葬自体ない方が、この国にいいんじゃないか、これが国葬の政治的意図だと思うから。」
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「僕は演出側の人間ですからね。演出側の人間としてテレビのディレクターをやってきましたから、それはそういう風に作りますよ。当然ながら。政治的意図が匂わないように制作者としては考えますよね。当然これ、電通が入ってますからね。

 玉川徹はテレビ朝日の社員だ。彼は元々リポーターやディレクターを務めていた。
 専門的な研究を行い、優れた見識を兼ね備えているわけではない。「専門的な研究を行わなければテレビのコメンテーターとしてふさわしくない」と言いたいわけではない。
 そうではなく、そんな彼がなぜニュース番組のコメンテーターに抜擢されたのか。テレビ朝日の意図だ。それは簡単で
「テレビ局の真意を彼を通して伝えるため」だ。彼はテレビ局と視聴者を繋ぐパイプの役割であった。

 9月29日、彼は自らの発言が何の根拠もない事実無根であることを認め謝罪した。
 テレビ朝日はこれで一件落着だと思ったのだろう。しかし世論は甘くなかった。あまりの炎上と抗議に、ついに玉川徹を10日間の謹慎処分とした。(たったの10日間と思うが、、、、、秋休みじゃないか)

 私は彼の発言にテレビの真意が隠されていると思った。彼は自らの発言を事実無根であると認めた。しかし、映像を見てもらえばわかるのだが、さも当たり前かのように発言している。特に注目すべきは

「演出側の人間としてテレビのディレクターをやってきましたから、それはそういう風に作りますよ。当然ながら。政治的意図が匂わないように制作者としては考えますよね。当然これ、電通が入ってますからね。」

 ここだ。ここが物凄く違和感なのだ。今回の発言で電通が関与していないのは彼も認めている。
だが今までに、こういうことが日常茶飯事だったからこそ、自然とこんな発言をしたのではないかと考えた。

 つまり、広告代理店がテレビにおいて政治的意図が匂わないように制作させ視聴者を誘導していた。

というのを彼が自白したのではないか? 彼は長年テレビ局の社員だ。リポーターやディレクターをしてきた中で、そういうことが常態化していたからこそ、自然とこのような発言が出たのではないか?

 その疑問を確信に変えた彼の例えがある。太線にした箇所だ。

「例えば自分では足を運びたくないと思っていた映画があったとしても、なかば連れられて映画を見に行ったらなかなか良かったよ、そりゃあね、映画は楽しんでもらえるように胸に響くように作るんです。」

 映画は全て作り物だ。彼の言う通り、視聴者を感動させるため、怖がらせるため、、、映画には様々な意図がある。製作者の思う壺。

 彼はそんな映画と、国葬儀を同列に語ったのだ。彼が言う広告代理店が関与し、政治的意図が匂わないように制作し視聴者を誘導する国葬儀=製作者の意図を伝える全て作り物の映画

 偶然とは思えない。確信的な意図があって発言している。映画で例えると、広告代理店が監督でテレビ出演者が俳優。そして政治的な意図を視聴者に伝えていた。こういう構図でなければ、彼の発言はつじつまが合わない。

 テレビはやはり恐ろしい。国葬儀の報道がまさにそうだった。日本国民の半数以上が国葬儀に反対であるという大キャンペーンを打ち出し。結果は、国葬儀の当日に明らかになった。

 朝日新聞など酷すぎた。3.5km以上の献花の列を100m以上と記事にしていた。別に間違ってないけどさ、、、、矮小化が凄いのよ。

 玉川徹はテレビ局のベールを剥がした。テレビは“公共”の電波。私達の電波だ。長年私物化してきたツケを払わせる時が来た。
 言論の自由を履き違えているテレビ局はもういらない。


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