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ちいさなしあわせのみつけかた。

30
日常のなかで、小さくて、かわいらしい、しあわせを、みつける、おまじないのような、コツのような、30個のレシピ。 シンプルな写真と短くてやさしいエッセイで。
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#写真詩

31ふたりだけのひみつ

31ふたりだけのひみつ

ふたりだけの秘密を持ってみる。

ふたりだけの言葉を持ってみる。

だれにもわからないけれど、

ふたりだけが知っているもの。

ふたりだけが大切にしているもの。

そういう秘密のつながりが、

毎日の中にすこしだけ、

小さなしあわせをもたらしてくれる。

29ありがとにありがとを

29ありがとにありがとを

ありがとうって、

いってもらえたら、

つい笑顔になります。

それは、あなただけじゃなくて

相手もおなじです。

だから、あなたからも

ありがとうを

贈ってあげてみてください。

その人からの

ありがとうに対して、

あなたからのありがとうを贈るのです。

そしたら、そのありがとうを

うけとったその人の

とびきりの笑顔を

プレゼントされるはずです。

ありがとうに対して、

どう

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28ぷれぜんとしてみる

28ぷれぜんとしてみる

誰かがしあわせになったら、

小さなものでいいから、

小さなコトバでいいから、

プレゼントしてみる。

ひとのしあわせを、

よろこんでみると、

そのしあわせが

まるで自分自身の

しあわせのようで、嬉しくなる。

そうすることで

まわりが幸せになるたびに、

自分がしあわせになれる。

ひとのしあわせを

自分のしあわせとして

感じることができたら

だれかがしあわせになるたび、

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27きらいなひとをめでる

27きらいなひとをめでる

出会うひとたちが

みんな好きなひとなら、

どんなにか幸せな

時間が過ごせるでしょうか。

だけど、嫌いなひとが

好きなひとへと

変わってくれるわけでは

なかなかありません。

嫌いなひとは

どうにも合わないひとで、

なんだかわからないひと。

そして、嫌いななにかを持っているひと。

だからほんとうは、

そのひとが嫌いなわけじゃなくて、

そのひとの一部が嫌いなだけ。

探してみ

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26なにもしないぜいたく

26なにもしないぜいたく

これもしなきゃ、

それもしなきゃ、

あれもしなきゃ、

どれもしなきゃ。

             

を、全部やめてみる。

25ただだれかをまっている

25ただだれかをまっている

いつかの、

だれかとの、

やくそく。

思い出して、待ってみる。

待ってる気持ちになってみる。

待っている間は、

願っている時間。

しあわせを

予約している未来を

ひとりじめできる時間です。

24あたたかくてあまいなにか

24あたたかくてあまいなにか

「ほっ」としたいときは、

「ほっと」なものがいい。

カラダがあたたまると、

ココロもあたたまるように

僕たちは作られています。

そして、甘いものも、

僕たちのココロをやわらかくほぐしてくれる。

だから、温かくて、甘いものを

カラダに注ぎこめたらいい。

カラダに温かさと

優しさが染みこんでくるように、

ポカポカしてくるはずだから。

泣きたいときとか、苦しいとき、辛いときは、

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22きれいにするよろこび

22きれいにするよろこび

きれいなものをみると、

きもちいい気分になります。

きれいに掃除されている街並は、

足どりも軽やかになるものです。

きれいに拭かれた窓ガラスから

眺める景色は心地よいものです。

きれいに磨かれた靴で歩くと、

どこまでも行けそうな気になります。

きれいに見えるものたちは、

心をきれいにしてくれます。

大そうじ、じゃなくていい。

全部きれい、じゃなくていい。

いつもとちがう、い

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のーどれっしんぐ。

のーどれっしんぐ。

白いごはんを

そのままたべたら。

お水を

そのままのんだら。

生野菜を

そのままたべたら。

味がない。

っていうけれど、

本当は、しっかり、味はある。

味がないと感じていたものを、

もっとていねいに味わってみる。

ちゃんと味があるから。

それに気づけたら、

それぞれの食べ物の

恵みを感じられるから、

ありがたいなって思えてくる。

そしたらきっと、

ごちそうさまって

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16したをむいてあるく

16したをむいてあるく

上を向いて歩くと、

空がときどき眩しすぎるから、

下を向いて歩いてみる。

足元には、

きれいな水たまりや

かわいらしいお花や

いいかんじの小石や、

お気にいりの靴が見える。

手の届かない上よりも、

足が着いている下を見て、

大切なものを見直してみる。

上だけじゃなくて、

きっと下にだって、

すてきなものに囲まれながら

僕らは毎日を過ごしているのだから。

14ぜんぶけしてみる

14ぜんぶけしてみる

ぜんぶ捨てたら、

自分が残った。

いえ、

ぜんぶ捨てたら、

ふありが残った。

でも、

それさえあれば、

ふたりは完璧。

13すてないままでもっている

13すてないままでもっている

”ダンシャリ”を

ムリにしなくていいのです。

あなたがしあわせじゃないとしたら、

それは断ってないからでも、

それは捨てていないからでも、

それは離れていないからでも、ない。

・・・かもしれません。

いま持っているものを、

いままで以上に大切にすること。

断るのは、

捨てるのは、

離れるのは、

やっぱりさみしい。

さみしいことを

ムリしてしなくてもいい。

まだ持ってい

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