16したをむいてあるく

16したをむいてあるく

上を向いて歩くと、

空がときどき眩しすぎるから、

下を向いて歩いてみる。

足元には、

きれいな水たまりや

かわいらしいお花や

いいかんじの小石や、

お気にいりの靴が見える。

手の届かない上よりも、

足が着いている下を見て、

大切なものを見直してみる。

上だけじゃなくて、

きっと下にだって、

すてきなものに囲まれながら

僕らは毎日を過ごしているのだから。

きがついたら、ものかきのはしくれ歴17年。 詩みたいなエッセイみたいな思いつきみたいな短文を、小さなしあわせを数えながら綴っております。それ以外にも、絵本作品を書いています。