【DIY中級編?】壁紙のひび割れ対策:耐クラック機能について
おはようございます。
DIYリフォーム・内装材ショップ【ハロハロ】のKです。
花粉シーズンが到来したので、すでに花粉症でつらいです😂
今回は少し踏み込んで、内装DIYの初級~中級クラスのお話をしたいと思います。
テーマはタイトル通り、ずばり壁紙のひび割れと対策についてです⚡
建築業界用語で、壁や天井のひび割れは「クラック」とも言われます。
中にはすでにお住まいの壁紙のひび割れ(クラック)が気になっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
建築業界と密接な内装材ショップとしては、すこ~し耳が痛くなりそうなテーマですが、皆さんの今後の壁紙の選び方にお役立ちできれば嬉しいです😊
壁紙にひび割れ?と不安の声
そもそも部屋の壁紙(クロス)のひび割れはなぜ起きるのでしょうか。
こんなひび割れがあったら、「来客時にみっともない」「欠陥住宅なのでは?」と不安視される方が多いはずです。
当然ひび割れ(クラック)自体は、実際に割れてしまっているので良いことではありません😅
クラックの原因は、度重なる地震や下地素材の経年変化・伸縮などにより、下地の”ずれ”が起き、貼っている壁紙もずれて破れてしまうケースがほとんどです。
しかもクラックは、壁紙の下地だけでなくコンクリートやペンキ塗装でも生じます。
ただ、室内のクラックはどうしても起きやすい「あるある」の現象とされています💦
特に、窓のサッシやドアなどの開口部の周りは、その窓やドアの開閉で毎日少しずつ振動しているため、クラックが発生しやすいです。
同様に線路近くのお家も、毎日電車が通ると振動が生じるので注意が必要です🚃
例えば、こちらのお部屋の場合・・・
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下地のずれ程度であれば、建物の構造まで影響を及ぼすほどのレベルではないと判断されがちですが・・・
とーにーかーく! クラックは見映えが悪いですよね😂
クラックを見つけてしまったら最後・・ふと気になってしまいますし、できることなら防ぎたいです。
「和室のふすま紙を愛猫に破られちゃったっ☆」と星マークが飛ぶ程度では済まされないでしょう。
機能性壁紙:耐クラックとは
そんなひび割れ(クラック)に耐久性のある壁紙が、耐クラック機能の壁紙として発売されています。
もちろん壁紙自体は建物の強度を補強するものではなく、下地のずれ自体を防ぐものではありません。
下地がずれてしまっても壁紙が伸びることで破れにくくなる、という仕組みで、つまり下地追従性が高いのです。
素材が伸びる機能から、耐クラックをストレッチ機能と呼んでいるメーカーもあります。
下地のずれが表面化しないということは、それを隠していることになりますが、見えないようにすることも技術が為せる技です。
壁紙の汚れをポスターで隠したり、畳のシミを家具で隠したり、内装に関わらず皆さんにも隠したいことはたくさんあるでしょう🤔
そんな話はさておき、新築などお住まいの美観を長く保てるということになります。
本当は下地がずれないようにするのが一番ですが、それが非常に難しく、特に木造住宅は「木材は生きている」と言われるほど経年の伸縮が発生しやすく、壁紙も破断しやすいです⚡
森林が多く木造の多い日本、地震の多い日本、春夏秋冬の季節の趣と寒暖差が大きい日本・・・
そんな日本に住んでいる以上はクラックの問題は避けて通れないでしょう😅
もし今後DIYリフォームや新築戸建てなどの壁紙選びの機会がありましたら、「クラック対策はどうだろう?」とカタログで選ぶ時にぜひ参考にしてください。
気になる方はカットサンプルを取り寄せてみてください😉
私も気になって実際にサンプルを取り寄せてみました!
ということで次回・・
「実際に引っ張ってみた」
やっていこうと思います。お楽しみにしてください🎵
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