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初恋が幼馴染で、今恋が先輩で。

とある公園に、小さな影2つ。 『ねぇ』 「んぁ」 『もうお別れしちゃうの、やだな』 「しょーがねーだろ」 『せめて連絡先だけでも...』 「だから、俺携帯持ってねぇよ」 『むぅ...』 「大丈夫だって、俺がお前のこと忘れるわけないじゃん」 『......この前なまえ忘れてたくせに』 「.......寂しくなるな」 『あ、話逸らした』 「うっさい...ん!」 『なにこれ』 「「冥土の土産」ってやつ」 『死ぬの?』 「馬鹿か」 『うわ、顔赤い..

    • 義理の妹がアイドルだった話

      僕の名前は布施○○ ただのしがない公務員 今日はそんな僕のお話を少し... ○: 痛!? 理: そんなのじゃ読者も面白くないと思う ○: 酷いね!? 理: ってことで、りーのお話です! ではでは ----- ----- ----- アラームの音と同時に目を覚ます 理: ふわぁ... アイドルになってからというもの、毎日のスケジュールが不規則だ けど、そんな日々も苦じゃない 理: ん...またおにぃツイートしてる...笑 アイドルがエゴサしないな

      • 私が隣にいるうちに

        あなたが笑う あなたが笑ってる その理由が 私だったらいいのにな あなたが流す その涙のわけもぜんぶ 私が理由だったらいいのにな 嗚呼 ----- ----- ----- 通いなれたいつもの道を、今日も歩く 『あ、こんな所に...』 少し進んだ先で、見過ごしそうな道路の隅っこに、1輪の花が揺れる 『「当たり前」...じゃないよね』 この花を前は見落としていたように、今まで一体、どれだけの当たり前を見落としてたんだろうとか考えてみる。 物思いにふけながら歩く

        • 深夜に帰宅した時の嫁の反応(2)

          ひかる 先に寝ている。 でも、前あげたホゲータの抱き枕をしっかり抱きしめて寝ている。 ひかる曰く俺に似ているらしい。 玲 玄関まで迎えてくれる。 この時間まで頑張ってた俺をすごく褒めてくれる。嬉しい。 美波 ポムが先に気づいて玄関で飛びついてくる。その後後ろからひょっこり現れてくる。 瑞穂 「やーやー遅かったじゃないか〜」 と笑いながら出迎えてくれる、瑞穂も仕事で疲れているだろうに、、。何故か涙が溢れそうになる。 優 本人曰く「私は兎」らしいので毎度寂しそう。こんな時

        初恋が幼馴染で、今恋が先輩で。

          改めて「好きだ」と言った時の嫁の反応

          ひかる 大きな目が見開いてさらに大きくなる。 「私も好きだよ」 と言いながら肩を預けてくる。 保乃 「ほのも大好きやで!!」 嬉しそうに飛びついてくる。 天 凄くニヤける。どこが好きなのかを詳しく吐かされる。 理佐 「今更何言ってんの」と言いながらも心做しか顔が赤いような…笑 夏鈴 「……..あっそ」 その夜寝室に入ると枕の向きが「YES」 メンヘラひかる そもそも毎日言わなきゃ拗ねてしまう。てかひかるになら自然と毎日言う。 まりの 私も好きやで〜と言い返すが結構

          改めて「好きだ」と言った時の嫁の反応

          深夜に帰宅した時の嫁の反応

          ひかる 夜行性だから起きて待っている。帰ってくる時間に合わせて料理も作り風呂も沸かしてくれている。帰ってきたら微笑んで玄関まで出迎えてくれる。 保乃 机に突っ伏して寝ている。帰ってきたことに気づくこと慌てて飛び起きて来る。 天 ドアを開けようとすると「お疲れ様!!」と言いながらドアを開ける→ぶつかる→「ごめん!」の繰り返し まつり 「お帰り!」と元気よく出迎えてくれて主人の好きな料理で労ってくれる 小林 お帰り、遅かったじゃん。 と言いながらもしっかり起きて出迎えてく

          深夜に帰宅した時の嫁の反応

          押すのは強いけど押されるのは弱い後輩彼女を誕生日くらいは甘やかす話

          今日は愛する彼女の誕生日 普段は生意気で妹みたいな彼女だけど 今日くらいは甘やかしてあげるか ○:ってことで今日は朝からデートなんだけど… 遅い…約束の時間からだいぶ過ぎてる ○:まさか事故とかあってねえよな… まあこれでケロッと現れてくるのがアイツなんだけどな ?:すみませーーーーん!!! ドゴッ! ○:痛ァ!? 天:えへへ…遅れちゃいました笑 やっと彼女が到着しました ○:遅せぇよ笑 天:ぶーっ、愛する彼女に向かってそんな口の利き方するんです

          押すのは強いけど押されるのは弱い後輩彼女を誕生日くらいは甘やかす話

          君との軌跡(1)

          子どもの頃は何者にもなれると思っていた 努力を続ければいつかは実り 諦めなければ願いは叶うと思っていた ただそれは、歳を重ねるにつれて 努力は必ず報われる事は無いし 時には諦めも必要だと分かった それでも足掻きたくて 両親に無理を言って 東京の大学に通わせてもらった けど、そこで更に現実を突きつけられた 大学に行けば何となく目標を持って そこに向かって進むことが出来ると思っていた 他の生徒は皆将来を見据えて勉強する中 何をすればいいのか分からなかった 結局、大

          君との軌跡(1)

          君との軌跡(プロローグ)

          君の楽しそうな声も 真面目な横顔も 忘れたって構わない ただずっと傍に居させてくれるだけでいい 何も話せなくてもいい 君さえいてくれれば でも 奇跡は二度も起こらない それは 真冬に咲いた一輪の花のような 儚い奇跡だった 君との出会いが 君との日常が 俺に全てを与えてくれた こんな俺にも誇れるものがあるんだって 自信を持っていいんだって 生きていいんだって でも 君に出会ったせいで 切なくて胸を締め付けることも増えた 今は明日が来るのが怖くなって

          君との軌跡(プロローグ)

          約束 2

          2年の月日を経た。 あれから俺は野球に打ち込み、県内でも指折りの実力を持つ高校へ進学することが出来た。 大阪○蔭高校程の実力には及ばないものの、近年野球に力を入れている高校にスポーツ推薦で行ける程の実力をつけた。 全ては天との「約束」の為だ。 まあ、当の本人は覚えてないだろうけどな(笑) でも、夏の風物詩である「甲子園」、そこへ出場して優勝でも出来た暁には天に想いを伝えるつもりだ。 幼い頃に約束した、一緒に頂点を取る。 他に何の取り柄もない俺にはもうそれしか考えられない

          ダブルブッキングデート

          ひかる:ねぇ○○くん? 天:○○さん? 「「これは一体どういうこと?」ですか!?」 ○○:oh……。 最高峰に可愛い先輩と後輩が、その欠片も感じさせないほどの形相で俺の方を向いているんですけども。 これが言わゆるDead endってやつですかね。 どうしてこうなってしまったんだ···。 俺の家系は裕福ではない。 両親の負担を減らすために講義が行れていない時はバイトに明け暮れている。 容姿も大して優れている訳でもないし、頭もそれほど良くない。 そのせいか、友達も指

          ダブルブッキングデート

          うたかた花火

          こんな気持ち知らなきゃよかった もう二度と会えることもないのに 会いたい 会いたいんだ 今でも想う 君がいたあの夏の日を 高校2年の夏 あふれる人で賑わう8月末のお祭り 私は普段着もしない浴衣を着て、下駄を履いて、からんころんと音をたてながら 彼との待ち合わせの場所へ向かった -- ひ:ちょっと早く着きすぎたかな… 待ち合わせの時間よりだいぶ早くついてしまった ひ:緊張するなあ… 浴衣、褒めてくれるかな。流石に何も言われなかったら傷つくかも ひかるは思

          うたかた花火

          ツンツンデレデレ森田です 2

          ○○とツンデレ森田の2人は手を繋ぎながら大学へ向かった --登校中-- ○:今日ひかる何限だっけ? ひ:一限と三限だよ ○:そっか、俺は二限もあるんやけどお昼はどうする? ひ:別々でよくない? 良くない、ホントは良くないよ?一緒に食べたいよ? あーんしたいよお… ○:え… マジカヨ ひ:何、一緒に食べたいの? ○:そりゃあ…大好きな彼女と食べたいよ ひ:ふぇぇ///…( ゚д゚)ハッ!へえ、そうなんだ 危ない、ニッタニタ森田するとこやった… ○:

          ツンツンデレデレ森田です 2

          ツンツンデレデレ森田です 1

          休日、○○とひかるは2人でアニメを見ていた 内容はラブコメで、主人公に片想いしてるヒロインが、普段は冷たいが時折見せるデレるところに主人公が惹かれていくという王道モノである 休日なので、1クールを一気に2人で観終わった -- ○:ツンデレって良いなあ(ボソッ 観終わったあとに○○が呟いた ひ:そう?私はツンなとこ出すんやったら素直になってその分もイチャイチャしたいなぁ…? そう言いながらひかるは○○に肩を預け、上目遣いで見つめる ○:っ//そうかもしれんけど、

          ツンツンデレデレ森田です 1

          依存

          ひ:ごめん…けど、〇〇が悪いんやけね?ドサッ 〇:ひ、ひかるさん…!? 俺は今、彼女に押し倒されている 〇:俺、なにかしましたっけ? ひ:うん、いっぱい 〇:(心当たりが無さすぎる) ひ:もう、我慢出来ん… そう言うとひかるは唇を近づけた 〇:っ…// どうしてこうなってしまったのだろう 俺の彼女は、俺にはもったいなさすぎるくらい可愛い。しかも、それと同時にイケメンでもある。 〇〇はたまにダンス部の練習を見に来ている 最初はひかるに半ば強引に連れてこら

          「約束」 1

          ?:わたしの名前はね、何かでちょーてん…?をめざしてほしいからつけられたんやって だから、これから先にこれっ!って決めたことが出来たらそれでいちばんになるの!! 1人の女の子が夕焼けを背に目の前の子に話しかける ○:そうなんや! でも…ひとりでいちばんになるのはさみしない? 男の子は心配する ?:うっ…そうかもしれへん…グスン ○:泣かないで!?…や、やからさぼくも天が決めたことでちょーてんを目指すよ! そしたらふたりでいちばんや! 天:..ほんと?…「約束」し

          「約束」 1