記事に「#ネタバレ」タグがついています
記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。
見出し画像

大切なことに気づかされるシアワセ|『僕たちの嘘と真実 Documentary of 欅坂46』を観て感じたこと。

 タイトルの通り、先日観に行ってきました。


 僕たちの嘘と真実 Documentary of 欅坂46

 欅坂46はデビュー当時から『不協和音』『風に吹かれても』まではよく曲を聴いていたし、
 ”けやかけ”(『欅って書けない?』byテレビ東京)も毎週追って観てたのですが(ちなみにぺーちゃん推し)、
 なぜかここ数年離れてしまっていて、
 毎年年末に紅白歌合戦で観たり、YouTubeで流れてきた動画を観たり、カラオケでサイレントマジョリティーを歌うくらいになっていました。

 芸能ニュースは耳に入ってくるので、メンバーの卒業や新曲発表などを知って、
「がんばって活動してるんだな~」と思っていました。

 平手友梨奈ちゃんの脱退ももちろん耳に入ってきましたが、深掘りしたり、 ネット上の情報もあえて見ることはしませんでした。

 そんなわたしが映画を観ようと思ったきっかけは、
 別のアーティストのライブ映像が劇場公開され(UVERworld♡)、ひとりで観に行ったときの映画館の予告で流れたんです。

 単純かもしれないけど、予告で心打たれて、鳥肌が立ち、涙が出そうになって、
「あ、これぜったい見なきゃいけない映画だ。」
 と思い、公開して早々に観に行きました。



画像1

苦しみの正体はなんだ?

 上映中のわたしの気持ちは、

「観ているのがくるしい」

 この気持ちのじかんがいちばん長かったです。

 感動で涙が出たり、可愛らしくて微笑ましい気持ちになったり、いろーんな感情がわたしの中を駆け巡る中で、もう目を背けたくなるほどに苦しくなる時間が多かったです。

 上映の終盤には自分がどんな感情でアイドルのドキュメンタリーを観ているのかわからなくなって放心状態に近かったです。
 エンディングが流れてきてやっと心が落ち着き、映画館内が明るくなり冷静になりました。

 落ち着いたところでまず思ったのは、
「わたしはなぜあんなに胸が締め付けられる思いになったんだろう」
ということ。
 熟考タイプのため、その場で答えが出るはずもなく、数日間ずっと考えてました。

 辿り着いた答えはいくつかありました。

 まずひとつ。
 アイドルとは思えないほどに必死に身体を動かし、歯を食いしばり叫びながらパフォーマンスする、そしてときに涙を流す、彼女たちの表現力の高さゆえの視聴者側の感情移入。
 これはあったと思います。

 やはり同年代の女の子たちの団体行動の中だからこそ生まれる、心遣いや遠慮がちな子の言葉などには共感できるものがあったし、裏側の映像やインタビューを観た直後のライブ映像は衝撃的で、自然と涙がこぼれました。(特に菅井ちゃんのインタビュー後の不協和音。痺れすぎた…。)

 それと同時にもうひとつ。
 これだけ必死でがむしゃらにがんばる彼女たちを観て

 じぶんにはここまでして伝えたい想いや、成し遂げたいことはあるのか

 と思ってしまって苦しかったです。

 気弱で繊細ですぐ気に病むタイプなくせに、理想が高くて負けず嫌い。
 欅坂46のようなアイドル・芸能人になりたいって話じゃない。
 彼女たちにとっての『欅坂46』
 わたしにとってはなにがあるだろう
 
と考えて、その答えがすぐには見つからず、苦しかったんだと思います。

 その答えはまだ出ないままですが、その他ここ最近のわたしの身に起こった出来事も含めて、しっかり考えて前に進む時期なんだろうなと思いました。



画像2

これからへの期待

 まるでなにかが憑依したかのように、各楽曲の主人公を体現する平手友梨奈ちゃんに感動しました。
 世間では「感情を殺して、じぶんを犠牲に…」と言われていたけれど、逆に言えばそれだけ必死に夢中でやれること。なのだとしたら、これからはその表現力を自分のために使って、輝いていてほしいなって思います。

 他のメンバーもひとりひとりが素敵な人だから、これからみんなもっと輝ける。
 どんなチームになるのかわからなくてドキドキするけど、これから応援していくつもりです。

 劇中のライブパフォーマンスは何度でも観たくなるほど感動的でした。
 Blu-rayが出たら買います。
 Last LIVEも両日電波ビンビンにして観ます。

 きっと観るたびに涙を流すと思いますが、
 このいまの熱くなった気持ちをわすれないでいたいと思います。



最後まで読んでくださり、ありがとうございます。 よろしければサポートをお願いいたします。励みになります。