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子育て・教育 雑記

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今だから書ける子育て論。我が家の子育て大成功の軌跡。のマガジンで書かない、一般的な子育て、教育について、個人的主観で書いています。
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#思い込み

人生脚本は幼少期に構築されるネガティブ脚本13の禁止令 まとめ

生まれた瞬間から人生の脚本づくりが始まって 6歳までに人生の脚本が決まってしまう 人生脚本は幼少期に構築されるネガティブ脚本13の禁止令禁止令について書いてきましたが、 子どもが親の愛を必死で得ようとする 生存本能によって自らに課してしまうもので、 いわば子どもの「思い込み」です。 「思い込み」なのですが、 6歳までの子どもにとっては、 善悪の区別がないため、 良いことも悪いことも全てを脳に刷り込んでしまうので、 親の禁止令を受けて、 それに従うかのように人生についての決

人生脚本は幼少期に構築される⑭ネガティブ脚本13の禁止令「存在するな」

「存在するな」これはもっともつらい禁止令です。 幼い頃に虐待を受けたり、 あからさまな拒絶や存在無視、 「お前さえいなければ、私は離婚していたのに」 などと親の不幸の原因にされたりした子どもは、 この禁止令を作ってしまいます。 「自分は存在しないほうがいい」 「自分は生きていてはいけない」 という禁止令をつくってしまいます。 親の自殺や、他人の死を喜ぶような態度は、 とくに強力な禁止令となってしまう可能性があります。 アルコールや薬物などに依存してしまう人は、 こ

人生脚本は幼少期に構築される⑬ネガティブ脚本13の禁止令「仲間入りをしてはいけない」

「仲間入りをしてはいけない」「所属してはいけない」 「孤独になれ」 「属するな」と同じです。 「あの子と口をきいてはいけません」 と親が友達を選んだり、 「この子は恥ずかしがり屋だから」 と親が子どもの心を代弁してしまったりと、 これも良くある話ですよね。 これは親が親の考えを押し付けているわけで、 そもそもがよろしくない行動です。 しかし、現実には、そうなると、 知らず知らずのうちに、 子どもは同世代の子の中で もまれる機会が少なくなるわけで、 コミュニケーシヨン能

人生脚本は幼少期に構築される⑫ネガティブ脚本13の禁止令「健康であってはいけない」

「健康であってはいけない」いやいや、こんなこといくら何でも???と、 思う方がほとんどではないでしょうか? 「健康であるな」は、 子どもの頃、普段かまってくれない親が 病気やケガの時だけ優しくしてくれたという人。 よくあるのが、 病気のときだけお菓子やジュースを 好きなだけ食べさせてもらえた人。 また、親が体の弱い兄弟姉妹の 面倒ばかり見ていて、 自分には構ってもらえなかった人に多い禁止令。 この禁止令を持つと、 病気や怪我で同情を引こうとしたり、 突飛な行動やおかし

人生脚本は幼少期に構築される⑪ネガティブ脚本13の禁止令「欲しがるな」

「欲しがるな」「欲しがるな」は、 自分のために苦労や我慢を し続けている親の姿を見ていたり、 「なんでもかんでも欲しい、欲しいといってはいけない」 「我慢しなさい」 と言い聞かされていた人が決断しやすい禁止令。 「自分のことで欲しがるな」という意味です。 この禁止令を持つ人は、 自分の欲求を後回しにし、 欲求を感じることや欲しがることを 回避する傾向にあります。 自分の欲求を素直に言えないだけでなく、 幸運を人に譲り、 幸せを自ら壊すような行動をとってしまう。 給料が

人生脚本は幼少期に構築される⑩ネガティブ脚本13の禁止令「成功を感じるな」

昨日の「成功するな」に よく似ているのですが 「成功を感じるな」という項目を補足として書いておきます。 「成功を感じるな」 「何かをどれだけやっても達成感を感じない」 「つねに、まだまだと感じてしまう」 「やりすぎて失敗してしまう」 ということはありませんか。 「成功を感じるな」は、 子どもの頃、親からつねに 「まだまだ」「もっと」「そんなんじゃダメだ」 などと言われ、 成功体験や達成感を感じたことがない人や、 親から褒められたり期待されることなく 育った人が課し

人生脚本は幼少期に構築される⑨ネガティブ脚本13の禁止令「成功するな」

「成功するな」幼少期に、親から何かを成し遂げたり 上手くいったには褒められずに、 逆に失敗した時に 励まされたり慰められたりしたり、 親とゲームなどをしていて 子どもが勝った途端に 遊んでもらえなくなった というような経験をすることで、 「成功しなければかまってもらえる」 「成功してはいけない」と思い込んでしまうのが、 この「成功するな」という禁止令。 また、完璧主義の親に絶えず批判されて育ったり 「お前は肝心なところでダメだね」 と言われたりすることで、 「自分は成

人生脚本は幼少期に構築される⑧ネガティブ脚本13の禁止令「近寄るな」

「近寄るな」「近寄るな」または「近づくな」は 子どもの頃に、親から 「忙しいから後にして」 「静かにしてちょうだい」 などと距離を置かれたり、 避けられたりしたことを 「近寄るな」というメッセージであると 思い込む禁止令です。 子どもはこの禁止令を持つと、 親としゃべったり、 自分の気持ちを親に話すのを避けるようになります。 よく、思春期だから 親となかなか話さなくなったという状況になりますが、 実は、幼少期に 「忙しいから後にして」 「静かにして」 などと距離を置

人生脚本は幼少期に構築される⑦ネガティブ脚本13の禁止令「考えるな」

「考えるな」「親に口答えするな!」 「黙って言うことを聞いていればいいんだ!」 と子どもに一喝する、 威圧的な親は多いと思います。 親の立場から言えば、 親の方が人生経験も多く、 絶対的に正しいと思っているのでしょうが、 こういう言葉を発する親は感情で言っているので、 子どもには全く伝わりません。 始終ヒステリックに 怒鳴りちらす親のもとで育つと、 この禁止令は生まれます。 自分で考えるのを放棄してしまう状態になるのです。 この禁止令がある人は、 論理的に物事を考

人生脚本は幼少期に構築される⑥ネガティブ脚本13の禁止令「感じるな」「感情を表に出してはいけない」

我慢しなさい!転んで、痛くて泣いているのに 親に無視されたり、 「我慢しなさい!」と抑え込まれ、 素直に欲求や感情を出せなかったりした人が持ちやすい禁止令。 この禁止令があると、 自分の感情を抑えこむのが癖になり、 物事に無関心・無感動になってしまいます。 「自分の感情がわからない」 「怒り・悲しみ・恐れ・喜び・幸せを感じない」 「周囲の出来事に対して、いつも第三者の立場で客観視している」 と感じたり思ってしまうことはありませんか。 泣いたり、怒ったりすることがなか

人生脚本は幼少期に構築される⑤ネガティブ脚本13の禁止令「親から自立してはいけない」「成長するな」

「親から自立してはいけない」前回の「子どもであるな」の逆です。 「全部お母さんがやってあげるわよ」 と過保護に育てられたり、 末っ子で甘やかされて育ったりした人が 持ちやすい禁止令です。 この禁止令があると 「子どものままでいるために、何もできないほうがいい」 と考えるようになる。 子どもながらに、シッカリと楽することを考えます。 いわゆる「マザコン」も、 これに当てはまるでしょう。 近頃は、女の子が父親とべったりで、 婚期を逃しずっと独身という人も増えているようで

人生脚本は幼少期に構築される④ネガティブ脚本13の禁止令「子どもであるな」

「子どもであるな」「あなたはお姉ちゃんなんだから、しっかりしなさい」 「もうお兄ちゃんなんだから、泣かないの!」 などと言い聞かされた、 下に弟や妹がいる人がつくりやすい禁止令です。 また、幼くして親を亡くし、 兄弟の世話や家事の責任を負ってきたりした人が、 「もう子どもではいられない」 と決断し、この禁止令を 自ら課してしまうこともあります。 この禁止令を持つ人は、 早い段階で自立を促され、 子どものころにのびのび自由に過ごせなかったため、 いわゆる「堅物」になり

人生脚本は幼少期に構築される③ネガティブ脚本13の禁止令「お前であるな」「お前の性であるな」

「お前であるな」自分の人格を構成する属性 (知性、感性、創造性、芸術性、容姿、美しさ、運動能力など)について「お前であるな(他の子のようであれ)」という 否定的な決断を下してしまうのです。 また何でもきちんとしている 模範的な親を見て育ち 「自分も親のようでなければならない」 と思い込んだり、 容姿や服装などの見た目や世間体に 口うるさい親に育てられ 「お前であるな」と決断することもあります。 この禁止令を持つ人は、 つねに自分と他人を比べてしまい、 強い劣等感に苛ま

人生脚本は幼少期に構築される②ネガティブ脚本13の禁止令「何もするな」「実行するな」

前回まで幼少期の禁止令が 人生に及ぼす影響について書きましたが、 そうした禁止令の中でも、 アメリカの医学博士で 国際交流分析学会の会長も務めた グルーディング夫妻は、 特に人生に大きな影響を与える禁止令を紹介されています。 これらの禁止令の影響を強く受けている人は、 ネガティブな人生脚本を持ってしまいがちだということです。 代表的な13の禁止令をあげていきますが、 自分がどの影響を受けているか 子どもの時のことを、 ちょっと思い出しながら読んでいただくと、 なるほどな