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人生脚本は幼少期に構築される②ネガティブ脚本13の禁止令「何もするな」「実行するな」

前回まで幼少期の禁止令が
人生に及ぼす影響について書きましたが、

そうした禁止令の中でも、
アメリカの医学博士で
国際交流分析学会の会長も務めた
グルーディング夫妻は、
特に人生に大きな影響を与える禁止令を紹介されています。

これらの禁止令の影響を強く受けている人は、
ネガティブな人生脚本を持ってしまいがちだということです。

代表的な13の禁止令をあげていきますが、
自分がどの影響を受けているか
子どもの時のことを、
ちょっと思い出しながら読んでいただくと、
なるほどなぁということもあると思います。

また、あなたの部下や上司に
該当するようであれば、
この人はこういう幼少期を過ごしたんだなと
感じ取るのも良いかもしれません。

「何もするな」「実行するな」

親のしつけが厳しかったり、
過保護で些細なことまで注意したりするような
家庭で発生しやすい禁止令です。

「木登りなんて危ないこと、やめなさい」

「あの子と遊んではいけません」

「怪我するからサッカーはやめなさい」

などと行動を規制されるたびに、
「自分は何もしないほうがいいんだ」

という禁止令を子どもは作ってしまいます。

この禁止令がある人は、
従順な子どもであろうとし続けた結果、
大人になっても積極性に欠け、
人の意見に従ってばかりになる
傾向が強いと言われています。

仕事場でも
「指示待ち型の社員」になりがちな人は、
この禁止令が影響しているかもしれません。
正直、このタイプの人間は多いと思います。

幼い頃から親の言いなりに
動くことしかしていなかったので、
自分でどう行動すればいいかを考える習慣がない。
そのため、上司や先輩に指示をしてもらえないと、
自分では何をしていいのかわからないわけです。

こういう人に対して、出来の悪い上司は、
自分で考えて行動しろと命令しますが、できないものはできないのだから、しっかりと指示を与えて、
それをこなす仕事を与えるべきなのです。

特に最近の親たちは、
ぶっそうな時代なので、
とにかく細かく制限をかける人が多いように感じます。

極端な言い方ですが、
死ななければ良し、
警察のお世話にならなければ良し

くらいのおおらかな気持ちをもって、
子どもに接してあげるくらいの余裕が欲しいですよね。

ちなみに私の親もそれなりに厳しかったですが、
割となんでも経験だからやればよいということで、
色々なものにチャレンジさせてくれていました。
今振り返ると非常によかったんだと思います。

また、私の子どもたちにも、同じように、
色々なものにチャレンジすることは
人生経験としてすばらしい事なので、
なんでもさせていました。
おかげて、良い子たちに育ちました。

「いい子だから、かわいがるのではありません。かわいがるから、いい子になるのです」

「子どもを幸せにするのなんてとても簡単なことですよ。親が笑顔ならそれだけで子どもは幸せなのです。自分が親を幸せにしたと思って自信たっぷりに育っていくのです」


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