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人生脚本は幼少期に構築される④ネガティブ脚本13の禁止令「子どもであるな」

「子どもであるな」

「あなたはお姉ちゃんなんだから、しっかりしなさい」
「もうお兄ちゃんなんだから、泣かないの!」

などと言い聞かされた、
下に弟や妹がいる人がつくりやすい禁止令です。

また、幼くして親を亡くし、
兄弟の世話や家事の責任を負ってきたりした人が、

「もう子どもではいられない」

と決断し、この禁止令を
自ら課してしまうこともあります。

この禁止令を持つ人は、
早い段階で自立を促され、
子どものころにのびのび自由に過ごせなかったため、
いわゆる「堅物」になりやすい傾向です。

他にも、
人生の快楽をすべて怠惰で悪とみなす親や、
極端に他人に頼ることのない
自立的な親の姿をモデルとして
受け入れてしまうこともあります。

更に、誰に対しても常に
「いい子」「いい人」であろうして、
人に気を使いすぎたり、
本心でないことを言ってしまうことも。
わがままを言ったり、
人に甘えることもできなかったりします。

わがままであることや
自分の感情を優先することを回避して、
他者の感情を優先させようとしてしまうため、
自分の欲求を素直に表に出せないのです。

合コンやバーベキューなどで
せっせと料理を取り分けたり、
お酒がなくなりそうになったら注文したり、
みんなの世話をして自分はまったく楽しんでいない人も、
この禁止令に縛られての行動かもしれない。

「自分がやらねば!」

という責任感が強い余り、
それが足かせになることもあります。

子育て中の親で、
子どもを甘えさせてあげられない人には、
自分が甘えられずに育ち、
今も素直に甘えられないために、
無意識に

「私はこんなに甘えるのを我慢しているのに」

というように、
この禁止令に縛られているのかもしれません。

これは、意外と心当たりのある方は
多いのではないでしょうか?

私も、自分を犠牲にしてでも、
人が幸せならばよいというような事を
幼児期に刷り込まれたような気がします。

以前にも書きましたが、
兄弟姉妹での比較は厳禁です。
素直に自分を出すことができる子どもや、
子どもっぽい人を見て
イライラしてしまうのは、その反動なのです。

「いい子だから、かわいがるのではありません。かわいがるから、いい子になるのです」

「子どもを幸せにするのなんてとても簡単なことですよ。親が笑顔ならそれだけで子どもは幸せなのです。自分が親を幸せにしたと思って自信たっぷりに育っていくのです」


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