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人生脚本は幼少期に構築される③ネガティブ脚本13の禁止令「お前であるな」「お前の性であるな」

「お前であるな」

自分の人格を構成する属性
(知性、感性、創造性、芸術性、容姿、美しさ、運動能力など)について「お前であるな(他の子のようであれ)」という
否定的な決断を下してしまうのです。

また何でもきちんとしている
模範的な親を見て育ち

「自分も親のようでなければならない」

と思い込んだり、
容姿や服装などの見た目や世間体に
口うるさい親に育てられ
「お前であるな」と決断することもあります。

この禁止令を持つ人は、
つねに自分と他人を比べてしまい、
強い劣等感に苛まれたり

それを否定するために
過剰な競争心を抱いたりする傾向にあります。

自分に自信がないので、
まわりの評価や常識、
世間体に左右されやすく、
理由なく罪悪感を感じてしまったり、
摂食障害や対人恐怖症になってしまうこともあります。

もし他人がほめられているのを見たり、
聞いたりすると嫌な気分になってしまう人、
そんな自分にさらに罪悪感を感じてしまう人は、
つねに他者と比較され、
自分を否定されてきたことによる
「お前であるな」の影響を受けているのかもしれません。

「お前の性であるな」


親が望んだ性と違った性に
生まれた子どもがよく課してしまう禁止令です。

「本当は、女の子が欲しかった」
と言われて育った男の子や、
母親が「女は損よね」と
よく言われていた女の子など、
自分の性別やアイデンティティを
否定された経験がある人が持ちやすい禁止令です。

この禁止令があると、
自分の性や自分自身に自信が持てなくなる。

異性の友だちばかりで
同性の友だちが少ない人や、
部活やサークルなどで同性だけの
集団にいるのが苦手だった人は、
この禁止令の影響を受けている可能性が高い。

また、自分に自信がないので、
まわりの評価や常識、
世間体に左右されやすい。

この禁止令を持つ人は、
自分の性に自信がないおとから、
「男らしさ」「女らしさ」という言葉に
過剰反応してしまったり、
同性に対して批判的、攻撃的に
なってしまう傾向にあります。

女性の場合には、女性らしい服装や格好をしなかったり
(スカートを履かない・短髪・化粧をしない、など)、
逆にことさらに女性らしい格好にこだわったりすることがあります。

「男にだけは負けたくない」と
男性にライバル意識を燃やし過ぎてしまうのも
「女らしさ」への反発心からかもしれません。

父親不在で男らしい遊びや役割など
男性性を身につける機会を持てなかった男の子や、

母親に「女は損よね」などと
絶えず聞かされて育った女の子が決心することもあります。

また、性的虐待を受けたことから
「私が女だからこんな目に遭うんだ」と
決心してしまうこともあるようです。

「いい子だから、かわいがるのではありません。かわいがるから、いい子になるのです」

「子どもを幸せにするのなんてとても簡単なことですよ。親が笑顔ならそれだけで子どもは幸せなのです。自分が親を幸せにしたと思って自信たっぷりに育っていくのです」


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