見出し画像

人生脚本は幼少期に構築される⑧ネガティブ脚本13の禁止令「近寄るな」

「近寄るな」

「近寄るな」または「近づくな」は
子どもの頃に、親から

「忙しいから後にして」

「静かにしてちょうだい」

などと距離を置かれたり、
避けられたりしたことを
「近寄るな」というメッセージであると
思い込む禁止令です。

子どもはこの禁止令を持つと、
親としゃべったり、
自分の気持ちを親に話すのを避けるようになります。

よく、思春期だから
親となかなか話さなくなったという状況になりますが、
実は、幼少期に
「忙しいから後にして」
「静かにして」
などと距離を置かれたり、
避けられたりしたことが多かれ少なかれあり、
それが潜在能力に刷り込まれたのかもしれません。

それは、やがて大人になったときには、
社会に出てのコミュニケーションとして
「他人に近づくのが怖い」
「他人と親密になれない」
などの感覚となり、
大人になっても自分の本心やプライベートを
打ち明けられない人になったりします。

仕事上のトラブルや悩みがあっても、
上司や同僚に相談せずに
一人でなんとかしようとしてしまう人や、

嫌なことがあっても
「自分が我慢すればいいんだ」と考えてしまう人は、

この禁止令の影響を受けている可能性があります。

また、自分の悪い内面を打ち消すために、
真逆の行動をとってしまうこともあります。

人と一緒にいるとリラックスできなかったり、
誰かといる時に自分の方から
ずっとしゃべり続けてしまうような人、

嫌なことがあっても
「自分が我慢すれば」と考えてしまう人、
何かあっても一人でなんとかしよう
としてしまう人も「近づくな」の影響を
受けている可能性があります。

ごく普通の人から見ると、
大人になっても
自分の本心やプライベートを
打ち明けられない人は、
見た目には普通ですが、

いざ話をすると、
なぜか距離感のある人っていますよね。

自分の本心やプライベートに
踏み込んでほしくないので、
「一人になりたい」という気持ちが強く、

プライベートな話は
自分の本心を見せることになるので、
相手に弱みを見せるような感覚に陥り、
他者が心の距離を詰めてくると感じ、
強い恐怖を抱き、
親密な人間関係を避けがちです。

大人になってから、
この呪文を解き放つには、
心の壁を取り除くとスッと心が軽くなるのですが、
潜在能力に刷り込まれたものは、
なかなか取り去ることはできません。

このように考えると、本当に、6歳までの育ち方ひとつで、どのような大人になるのかが決まってしまいます。

「いい子だから、かわいがるのではありません。
かわいがるから、いい子になるのです」

「子どもを幸せにするのなんてとても簡単なことですよ。親が笑顔ならそれだけで子どもは幸せなのです。自分が親を幸せにしたと思って自信たっぷりに育っていくのです」


この記事が参加している募集

#スキしてみて

527,181件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?