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人生脚本は幼少期に構築される⑥ネガティブ脚本13の禁止令「感じるな」「感情を表に出してはいけない」

我慢しなさい!

転んで、痛くて泣いているのに
親に無視されたり、

「我慢しなさい!」と抑え込まれ、
素直に欲求や感情を出せなかったりした人が持ちやすい禁止令。

この禁止令があると、
自分の感情を抑えこむのが癖になり、
物事に無関心・無感動になってしまいます。

「自分の感情がわからない」
「怒り・悲しみ・恐れ・喜び・幸せを感じない」
「周囲の出来事に対して、いつも第三者の立場で客観視している」

と感じたり思ってしまうことはありませんか。

泣いたり、怒ったりすることがなかったり、
声に抑揚がない、表情に乏しい人は、
この禁止令の影響を受けている可能性があるということです。

赤ちゃんは泣くのが仕事。

子どもは駄々をこねるのが仕事

また、ひどくなると、
特定の感情を抑圧するために、

例えば「怒り」を抑制して
「笑う」などの代替勘定を使ったり、

痛みや満腹感・空腹感、味覚といった
「感覚」を感じられずに摂食障害になったり、
感情を抑え込むために
過食と嘔吐を繰り返したりすることもあります。

表情に乏しく声に抑揚がない人、
泣いたり怒ったりといった感情が乏しい人は、
「感じるな」に縛られている可能性があります。

fumumu編集部が全国20~60代の男女1,589名を対象に、楽しさを表に出すのが苦手か、調査を実施しました。「表に出すのが苦手だ」と答えた人は、全体で38.5%でした。

fumumu編集部全国20~60代の男女1,589名を対象

性別・年代別では、年代が上がるほど割合が減って、若い人ほど苦手な人が多いという結果です。

fumumu編集部全国20~60代の男女1,589名を対象

20代・30代の生まれた時代の1990年代は、
「バブル経済の崩壊」
「阪神淡路大震災」
「松本サリン事件」
「少年犯罪の増加」など、

暗いニュースが多かった時代です。

バブルが崩壊し、
「失われた10年」の始まりの年となりました。

ストレスによってメンタルヘルスの
対象者が急増したような
時代背景もあるのかもしれません。

そう考えると、
今活躍されている若手の役者さんと言うのは、
訓練もあるでしょうが、
役者として成功している方たちは、
幼いころ、正しい育て方をされていたのかもしれませんね。

同僚や友達の中に
「何を考えているかわからない」
「怒っているの?」
などと言われることが多々ある人っていますよね。

確かにあまり感情を表に出すタイプではないため、
勘違いされることが多い人です。

意に反した受け止め方をされてしまうのは悲しいことです。

このような人は、
誤解されてしまいやすい言動として、
会話が必要最低限の喜怒哀楽がない、
自分のことを他人に話さない、
自分の意見を言わない、
一人行動が多いなどの特徴が挙げられます。

そもそも
“相手に伝える手段が少なくなってしまっている”
ことが根本的な原因です。

自分を出すことで嫌われるのではないか、
本当の自分を知られたくない、
人との関わりが面倒くさいなど、
感情を出すことに対して躊躇してしまう
何かしらの原因が隠されている可能性があります。

無意識に自分を守る「防衛本能」が働いているのです。

この「防衛本能」は、幼いころに、
親に感情を抑え込まれたのではないでしょうか?

潜在意識に埋め込まれたものは、
なかなか変えていくことは大変です。

しかし、自分の感情を出すことに対して
マイナスに捉えてしまっている方は、

最初は抵抗があるかと思いますが、
楽しいと感じた時には「楽しい」と言う、
おもしろいと感じたら「笑う」と
些細なことを発信するだけでも印象は変えることは可能です。

大人になって、
こんな些細なことで悩む方は、
たくさんおられます。

こんな大人にしないためにも、
幼児期の親の発言は、一言一言が大切なのです。

「いい子だから、かわいがるのではありません。かわいがるから、いい子になるのです」

「子どもを幸せにするのなんてとても簡単なことですよ。親が笑顔ならそれだけで子どもは幸せなのです。自分が親を幸せにしたと思って自信たっぷりに育っていくのです」

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