「言の葉の庭」　愛よりも昔、孤悲（こい）の物語

美しい映画ですね。

ピアノのBGMが素敵です。

15歳は若いけれど、27歳も若い。

美しい靴、履く女性なんだなぁ。

詳細を知る必要がない、

詳細がわからないから登場人物に共感できるのかもしれない。

15歳の君は若い。

誰も君の夢を否定していないよ。

27歳のあなたは若い。

苦しかったね。
（でも、もっと辛いことたくさんあるんだよ。辛いままでいる必要はないんだよ。）

前に進んだあなたを祝福します。

『言の葉の庭』　新海誠監督　2013年アニメーション
〜愛よりも昔、”孤悲”の物語〜

恋が始まるには程遠い。

愛を知らないふたり。

孤独に自分を悲しんでいる。

この物語の最後でようやく愛を知り始めたのではないだろうか。

「あの人がたくさん歩きたくなる靴を作ろう」そう決めた。

愛を知らなければ、世界の美しさに気づかなければ、万葉集はわからない。

万葉集の美しさを知る、もっと大きな愛に見守られた映画。

若い二人に幸あれ。

〜この副題のわたしの勝手な解釈。映画を観終わって。〜

Rain  秦基博　2013
作詞・作曲　大江千里　1988 

どしゃぶりでもかまわないと
ずぶぬれでもかまわないと
しぶきあげるきみが消えてく
路地裏では朝が早いから
今のうちにきみをつかまえ
行かないで 行かないで
そう言うよ