【雑談】 自分の弱さ
いざという時に動ける人を尊敬している、
ピンクパンサーです!(๑╹ω╹๑ )ぷピー!
【雑談】
お読み頂きありがとうございます!
突然質問なのですが、皆様が小学校に入学した時って、自分の名前を文字で書けましたか?
ワタクシは平仮名ですら自分の名前を書けませんでした。
この話は以前に記事にした事があるのでサクサク書きますが、
皆んな書けない物だと思って入学した小学校。
初めての授業の時に短冊の様なものを配られ、
「自分の名前を書いて、教室の後ろに貼り付けましょう!」
え?まぢ?!
無理っす!T^T
しかし、隣の女の子が社交性の高い女の子で、
「どうしたの?書かないの?」
と声をかけてくれました。
「いや、書けなくて。。。」
と困っていると、
「名前教えて♪」
と言ってくれました。ボソボソと自分の名前を伝えると、
「こう書くんだよー!」
と、関係のない紙に書いて教えてくれました!
ありがてー!
とりあえず、これを真似して自分の短冊に書いてみよう。
メチャクチャ汚い字でした。
「これで大丈夫かな?」と隣の女の子に聞くと、
「うん!大丈夫♪後ろに貼りにいこ♪」
と、自分をリードしてくれました。
こんな女神の様な女の子がいるなんて、どういう生活をしたらこんな女神が育つのだろうか?
しかも、この子の文字が綺麗!
これ以来、中学校を卒業するまでの9年間、この子に怒られた時は逆らえなくなりました^_^;
あまり接する事はありませんでしたが、同じクラスになりワタクシがあまりに横暴だと、
「それはダメじゃない?」
と言われる事がありました。
イラッとする事もありましたが、余りに恩を受け過ぎていて、我慢するしかない!(>_<)
勝手な予想ですが、この子は幸せな家庭を築いて平和な人生を送っている気がします。
ワタクシは登校拒否や身体に影響が出る様なイジメを見た事がありません。
イジメられる事もありましたが、限度があった気がします。
女子が強く、集団で「やめなさい!」と怒ってくれます。
男子より、女子の集団を敵に回すことを恐れていました^_^;
こういう子がクラスに数人いた気がします。
時代のせいなのか?
たまたまラッキーな人達に出会ったのか?
たまにイジメのニュースを見ますが、どうしてそこまで酷い状況になるのか?
ワタクシにはちょっと想像がつきません。
では、本題です!
【小学校3年生の夏休み前日】
その日は学期末の日でした。
いつも遊んでいるメンバー3人。男が3人です。
学校が終わりテンションMAX!
明日から夏休み!ヤッホーい!
1人1人の家に行きランドセルを置いて、3人で遊ぶ予定だったと思います。
まずは1人目の家へ。
その子の家は一軒家。学校にも1番近く、遊ぶならその子の家。
ワタクシともう1人はアパート住まい。
部屋が狭いので、一軒家の家でいつもゲームをして遊んでいました。
まずはその、一軒家の子の家に行きランドセルを置きました。
次の子の家へ。
ワタクシの家が1番遠いので、行くのは最後。
午前中で終わったのでお昼ご飯を食べてませんでしたが、
「まずは遊びたい!」
という欲求が勝っていたのだと思います。
~~~~~~~~~~
恐らく今から35年前くらいの話。
ワタクシとしては本当に少し前の記憶に感じますが、かなりの月日が流れています。
2人目の子の家に行く途中、押しボタン式の信号機がありました。
今の信号機はきっと、前後の信号と連動して青になると思います。
しかし、その時のその信号機は、
「押したらすぐに青になる!」
という使用でした。
「誰が先に信号を渡れるか走って勝負しようぜ!」
誰が切り出した話かは、記憶にありません。
もしかするとワタクシかも知れません。
押しボタンを押すと、車道側は押した瞬間に黄色になります。
誰かがボタンを押し、3人で走る準備をする。
青になった瞬間に3人がスタートしました!
ガシャーン!!!
何が起こったか分かりませんでした。
腕が微かに痛い。
それよりも、
1人いない!!!
そして、車道を見て分かりました。
遠くに車のテールランプが見えて止まっている。そして、その奥に恐らく友達が倒れている。
かなり遠くです。
20〜30m先。
自分の腕が痛いのは、車のミラーをかすめたのだと思います。
ブレーキの音は、ぶつかってから聞こえたと思います。
もう、頭が真っ白です。
「これ現実?あそこまで人って飛ばされるの?」
怖い!
あんなに遠くまで飛ばされているのに、無事な訳ない!
もう、身体がぐちゃぐちゃになってるかも知れない。
ランドセルを持っているか?持っていないか?ただそれだけの差だったと思います。
もう1人の友達が何か言っています。しかし、自分の頭には言語として入って来ません。
普通ならどこかの家に飛び込んで、
「救急車呼んでください!」
となるのが普通かも知れません。
しかし自分は、脳が停止しました。
ただボケ〜っと、車のテールランプを見つめている。
友達も何を言っているか分からない。
周りの音も聞こえていない。
車道の中央分離帯にただ、立っていました。
そして自分は、
「何も起こっていない!帰ろう!」
と、現実逃避しました。
とてつもなく友達は吹っ飛んでいます。自分の出来ることは思い浮かびません。
身体の原型を保っているのかすら怪しい程に吹っ飛び、見る勇気がありませんでした。
運転手が飛び出し、何か叫んでいます。
恐らく救急車を誰かに求めているのだと思います。
友達の意識がないのは明白。運転手の慌て具合が尋常じゃありません。
まるで夢の中にいる様な感覚になってました。
そして自分はもう1人の友達に、
「お昼ご飯まだ食べてないもんね?帰ってご飯食べよう。」
もう1人の友達はテンパっています。
「は?何言ってんの?誰かに伝えないと!」
そしてワタクシは、
「伝えてどうするの?アイツの怪我治るの?」
これは屁理屈です。とにかく、吹っ飛んだ子の姿を見るのが怖くて、この場から逃げ出したい衝動に駆られていました。
そしてワタクシ達2人は、家に帰って何事もなかった様に過ごす事にしました。
~~~~~~~~~~~
家に帰って母親が作った焼きそばを食べました。味がしません。
その日は父親も休みで家にいました。
この時の自分の思考回路が正直、分かりません。
友達の身体がぐちゃぐちゃになってるかも知れない。見るのが怖い。
しかし、誰にも何も言わずに普通に焼きそばを食う神経が理解不能です。自分自身が自分の事を分かっていません。
そしてワタクシはおもむろに父に、
「そういえばさ〜、さっき友達が車に轢かれたんだよね。」
「は?大丈夫だったのか?」
「知らない。」
「知らないってお前、その友達どうしたのよ?」
「知らない。」
「知らないってお前馬鹿か!!!今すぐ行くぞ!」
父に引きずられもう一度事故現場に行きました。
もう既に友達は救急車で運ばれて、警察が現場検証をしていました。
父が警察に、
「轢かれた子供ってどうなったんですか?」
と尋ねると、
「救急車で運ばれた様です。その他は分かりません。」
と言われていました。
「お前!こういう事あったらすぐ言わないとダメだぞ!」
と父に怒られつつ、家に帰りました。
~~~~~~~~~~~
この時、自分は何が出来たんだろう。
何が出来たか分かりませんが、友達を見捨てたのは事実です。
走って自分の父や母、もしくは友達の親に伝える事は出来た筈です。
しかし、全く想像も出来ず何も行動ができませんでした。
理解できているのは、
「友達がとんでもなく車に吹っ飛ばされている事、そしてその姿を見るのが怖い。」
こういう時に咄嗟に行動出来る人を自分は尊敬します。
テレビドラマでは当たり前に人の為に行動しますが、実際には簡単ではありません。
この轢かれた子がどうなったのか?
その話をして、この話は終わります。
【夏休み終了後の初日】
ワタクシは現実逃避継続中。
夏休み期間誰とも遊ばず引きこもり。
あの事故がどうなったかを知りたくない。
そして、やはりその友達の席には誰も座っておらず、初日の学校が始まりました。
担任の先生が、
「〇〇くんが夏休みの初めに交通事故に遭いました。」
えー!!!
と驚くクラスの皆んな。
しかし、自分ともう1人の友達は知っています。
僕らの心配は、
「その友達は生きているのか?」
ここが気になっている所です。
そして担任の先生が、
「怪我が相当酷く、当分学校には来れない様なので、皆んなも交通事故には気をつけましょう。」
生きてた!!!
しかし、面会謝絶でした。
相当酷い状況だったと思います。
障害が残らないか?
今度はここが心配な所になりました。
そしてこの友達が学校に来たのは、4年生の途中から。
ほぼ1年、学校に来れない怪我だった様で、もしかすると何度も死線を乗り越えたのかも知れません。
【天才になった友達、そして疎遠】
訳一年後、再会しました。
「良かったー!まぢでごめん!もう何ともないの?」
事故に遭った彼の事ではなく、自分が安心したくて声を掛けたと思います。
「全然何ともないよ!入院してる時1人で勉強してたから寂しかったわ。」
とても普通でした。
なんていい奴なんだコイツは!T^T
しかし、この子の親の心境としては、
「我が子を見捨てて帰った心無い友達。」
それは仕方のない事でした。
もう、遊ぶ事は無くなりました。
一緒に馬鹿な事をしていたこの事故に遭った友達。
天才となって戻ってきていました!
ここから中学校を卒業するまで、テストでは常にトップ3に入る学力で、スポーツ万能!
まるで別人です!
死線を潜り抜けたせいなのか、全く住む世界の違う天才として復活し、
高校も選ばれし者だけが受験できる所を受け、合格!
エリート街道真っしぐらでした。
中学にして、スキーも指導員レベル。
子供の身体なのに回復に1年。
亡くなる確率の方が高かったかも知れません。
車にぶつかった音、ブレーキ無しで激突。
そして吹っ飛んだ距離。
どう考えても無事とは思えません。
この話でラッキーだったのは自分です。
もし亡くなっていたら、ワタクシが立ち直れなかった可能性が大です。
本当に生きていてくれて良かったです!T^T
【最後に】
たまたま生きて戻ってくれました。
しかし、何もできなかった自分に対しての罪悪感は取れません。
もしこれを読んでくれた方で、いざ知り合いに何か起きた時。
もし助けれなかったとしても、後悔はしない様に全力で助けた方が良いとワタクシは思います。
「やれる事はやった」
恐らく、簡単な事ではありません。しかし、何もしなかった時、一生消えない後悔が残ると思います。
ワタクシと同じ過ちをしない様に、不器用でも失敗しても、助ける努力はした方がその後の自分の人生に自信が持てると思います。
ちょっとカッコつけた文章でしたが、今回は以上です!
自分は弱い人間です。
しかし皆さんは、強く生きれる筈です!
という訳で今回は以上です。
読んでくれてありがとう!
ではまた、次回の記事で!(๑╹ω╹๑ )ピィ。
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