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最近思ったこと、考えたこと

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ブログサイトで書いてきたジャーナルを、2020年6月からnoteで発表することにしました。テーマはその時々関心をもったこと、もう何年も続けています。葉っぱの坑夫の出版活動と直接的… もっと読む
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#本づくり

WordやPagesで出版用の本が作れるのか、やってみた【3】

WordやPagesで出版用の本が作れるのか、やってみた【3】


本文の校正、レイアウトの確認

校正は本をつくるときの一つの要点になります。文字の間違いや表現を確認するだけでなく、レイアウト上の問題がないかもよくよくチェックする必要があります。あちこち変更を加えている間に、思わぬところが飛んでしまっていたり、ということもおきます。

本の隅々まで、表記や表現、余白などの統一がとれていて、本全体としてコントロールされていることは大事です。中でも文字校正はくせも

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WordやPagesで出版用の本が作れるのか、やってみた【2】

WordやPagesで出版用の本が作れるのか、やってみた【2】

Pagesを使った本制作・つづき

本文の次は見出しの指定です。短編集であれば、ストーリーごとにタイトルがあります。それを同じスタイルで設定します。たとえば「こんにちは」というタイトルの見出しがあったとして、テキスト上でそれをマーキング(ハイライト)します。そして本文のときの指定と同じように、「フォーマット」(スタイルを選択)の下の「テキスト」のところのプルダウンメニューから、今度は「見出し」を選

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WordやPagesで出版用の本が作れるのか、やってみた 【1】

WordやPagesで出版用の本が作れるのか、やってみた 【1】

これはDTPの最終形?

本をつくって出版する、という行為がここ数年の間にすっかり個人の手に届くようになってきました。ネットの印刷業者に頼むにしろ、アマゾンのKDPのようなシステムを使うにしろ、それぞれの経験や能力に応じて、気軽に安価で本づくりの方法を選べるようになったのは確かだと思います。

ひと昔前までは、本というのは商業出版社がつくるものでした。ほぼ唯一の道といいますか。そして印刷から製本、

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葉っぱの坑夫の本のつくり方

葉っぱの坑夫の本のつくり方

やっと、『オオカミの生き方』が発売になりました! ペーパーバック版につづいて、年明けにはKindle版も発売開始。野生に生き、森や荒野をかけめぐるオオカミとは、いったいどんな生きものなのか、著者のウィリアム・ロングが長年にわたり追ったドキュメントです。(まえがき:大竹英洋)
以下は、前回「新刊 & 12月の半額セール案内」のつづきです。

それから10年くらいたって、アメリカのアマゾンがKindl

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