ハンドボーラーの僕が、初めて横浜FCの試合を観に行った話。
このnoteは、横浜FCvsFC琉球を観戦するために、初めてニッパツ三ツ沢球技場に行ってから帰るまでの体験・感想をつらつらと書いたものです。
まだ行ったことのない方にはこれからの参考に、サポーターの方には「初心者はこんなこと思ってるんだ」と知ってもらえたら嬉しいです。
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今回は横浜FCのホームスタジアム、ニッパツ三ツ沢球技場に行ってきました。
実は僕、高校まで横浜に住んでいました。
マツコ・デラックスに嫌われている、横浜市民です。
三ツ沢に何度か足を運んだこともあるし、地理的にもバッチリです。
でも、そのとき観たのは高校サッカー選手権で、Jリーグを観たことはありませんでした。
なので今回、プロリーグの試合を観れることが楽しみでしたし、素晴らしいスタジアム内以外の取り組みにも期待していました!
僕にとっては地元凱旋試合。笑
では、書いていきます。
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試合は6/2(日) 14:00~。
その日の早朝は、UCL決勝のリバプールvsトッテナムが行われましたね。
早起きして観た人も多いのではないでしょうか。
bravo!! LFC👏
実はキックオフの4時間前、ハンドボールのヨーロッパチャンピオンズリーグ、EHFCLの準決勝も行われていました。
黄色がバルセロナのハンドボールチーム。
残念ながら敗退、、
両方観た(どちらも寝落ち)おかげで、全然頭が冴えていませんでしたが、なんとかベッドから這い出てスタジアムへ向かいました…。
⚽出発~スタジアム到着
最寄り駅から横浜駅までは1時間ほど、しかも乗り換えなし。
意外と行きやすいのよね。
三ツ沢に行くことは前日に決めたので、なにも情報がありませんでした。
ということでTwitterをチェック。
正直、当日の情報だったり「おぉっ?」と目を引くような発信はありませんでした。
川崎選手おすすめの三色丼は食べてみようかなと思いました。
数量限定に弱いです、僕。
Twitterからホームページへ。
当日のイベント案内ページがあったのでそこへ飛ぶと、メインは「あなたの心も開くスピリチュアルDAY」という、思想強めなイベントが。笑
やべっちFCのフットサルにも出ていた、お笑い芸人のラブちゃんの占いを始めとしたイベントでした。
ネーミング的に、とても興味をそそられましたね。笑
他にも前座試合などあったそうですが、時間的に間に合わず。
Twitterで発信してもらえれば観に行ってたと思うので、ちょっぴり残念…。
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そんなこんなで横浜駅に到着。
西口にはクラブの会長である奥寺さんの名前がついたゲートや、ボール型の街灯がありました。
スタジアムの最寄り駅は三ツ沢上町ですが、高校生のときは横浜駅から三ツ沢まで歩いていたので、久しぶりに歩くことに。
途中の浅間下ではお祭りが行われていました。
屋台とかの出店って、日本っぽいというか、とても良い雰囲気を創りますよね。
浅間下からの長い上り坂は、高校生のときは楽々登っていたのに、今となっては…。
多少の老いを感じながら、20分ほどでスタジアムに到着。
⚽到着~キックオフ
三ツ沢競技場の敷地内、スタジアムのすぐ外には選手フラッグがズラリと並んでいました。
また、歴代のチーム写真が横断幕として掲げられていました。
チームの歴史を感じることができて、いいですね。
こんなフラッグも。
横浜FCの青はHAMA BLUEって言うんですね。
まずは腹ごしらえ、ということでスタグルゾーンへ。
こじんまりし過ぎている感じと、お祭りを見てきた直後だったので、「屋台で買ってくればよかったな~」と思いつつ、三色丼を買おうとしました。
しかし、三色丼を売るLEOCキッチンの向かい側に、タコライスのキッチンカーが。
僕、タコライス好きなんですよね。笑
早々に三色丼を裏切り、タコライスにシフトチェンジしてチキンタコライス@700円を購入。
とても美味でした!
入場するときにはマッチデープログラムをもらいました。
伊野波が横浜にいることが一番の衝撃でした。笑
レアンドロドミンゲスや松浦、松井など、知っている選手がたくさんいたので、生で観るが益々楽しみになりました。
いざスタンドへ。
高校選手権を観るときはいつもゴール裏だったので、メインスタンドは初めてでした。
思ったより傾斜があって、前の人に被ることなく、とても見やすい!、というのが最初の印象でした。
ピッチ脇では、ラブちゃんの占いや元選手でクラブスタッフのうっちーさんのトークなどが飛び交い、心地よい雰囲気が漂っていました。
続いてボールパーソンの紹介がありました。
最初にピッチ中央に集まって、その後左右に別れていくのですが、アップ前の選手と同じ形で挨拶していました。
もちろん琉球側でも。
サポーターも「オォーーー、オォイ!!」とノリよく迎えます。
スポーツとか関係なく、人として大切なことが詰まってると感じました。
しばらくして、両チーム選手がピッチへ。
なにやらカプセルっぽいものをスタンドに投げていました。
あとでファンの方が教えてくれましたが、サインボールらしいです。
専スタの近さだからこそできることですね。
このへんはアリーナスポーツっぽいところがありますね。
アップも終わり、選手紹介が始まりました。
いいなと思ったのは、琉球の選手紹介のときにサポーターのリアクションをしっかり待ってから、選手の名前を読み上げること。
チームとしてのおもてなしを感じました。
もっと淡々に読み上げるチームもありますが、サポーター含め気持ちよく闘うために、そのあたりの配慮は必要だと、個人的には思っています。
90分間だけ、思い切りバチバチしてほしいですね。
横浜の紹介ムービーも流れて、選手入場。
ゴール裏ではビッグフラッグ、ピッチには巨大なユニフォームが。
これから始まるんだ!という、良い雰囲気でした。
⚽キックオフ~試合終了
試合が始まってまず驚いたのは、松井大輔のポジション。
僕が知ってる松井は、ルマンの太陽と呼ばれたドリブラーで、サイドから仕掛けていく選手。
この試合では中盤の底でプレーして、インターセプトやタックルが目立ち、最終ラインでビルドアップしながら前線にも顔を出す。
日本代表の長谷部みたいでした。笑
試合を観ていて感じたのは、サポーターについて。
「とにかく歌いまくれ!」という感じではなくて、むしろ歌っていない時間のほうが多いかもしれません。
でも、いざ歌うときやチャンス、ピンチのときには凄く圧力があって、パワーを感じます。
そして歌わないときには、ピッチの音が全て聞こえてきて、「こんな指示出してるんだ~」とか、ヘディングで弾く音の凄みなど、新しい発見や感覚がわかります。
歌わないことで雰囲気を創りあげる、そんなこともできるのかな~と感じました。
前半はスコアレスで終了。
ハーフタイムはスタジアム探検に出ることにしました。
ゴール裏のグッズショップでは50%offのワゴンセールが行われていました。
狭い場所に人が集まって商品が見えなかったので、ひとまずスルーしました。
そのままバックスタンド側に行くと、「フリ丸の家」という看板が。
どうやら芝生を引いた中のスペースで、子どもたちが遊んだり休憩できる場所みたいですね。
ゴール裏には授乳室もあったので、親子連れの方にはありがたいのではないでしょうか。
また、何ヵ所かに日焼け止めのテスターが設置されていました。
これからの季節には必須ですね!
ちょっと残念だったのは、工事中のフェンス。
しょうがないと言えばそうなんですが、あまりにも殺風景だったので…。
HAMA BLUEにペイントしたり、子どもたちが自由に絵を書けたり、書いた絵を掲示したりできれば、ホーム感だったり暖かみが滲み出るんじゃないかな~と思いました。
チームの物ではないので難しいかもしれませんが…。
一通り探検を終えて、スタンドに戻ると、フリ丸が何かを投げ込んでいました。
それを追いかける子どもたち。大人気ですね、フリ丸。笑
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後半に入ると、横浜はチャンスを作りますがゴールに繋がらず。
すると67分、琉球の鈴木孝司に力強いターンからシュートを決められ先制を許します。
「あぁー…」と、どんよりした雰囲気が漂いますが、メインスタンド後方から必死に声援を送る子どもたちがいました。
「ガンバレー!」
「ドンマーイ!」
「逆転するぞー!」
それはもう、僕が同じ感じで叫び続けてたら10分で声が出なくなるくらい、必死に。
すると、立て続けにイバがゴールを奪い、わずか15分で逆転。
スタジアムは文字通り、半端ない雰囲気でした!
実際のところ、子どもたちの声援が届いていたかはわかりません。
逆転のゴールも、戦術的な要因がほとんどであって、決して子どもたちが叫び続けたから生まれたものではないでしょう。
でも、「自分の声が届いた!」と思う子どもたちも、中にはいるはずです。
それでいいんです。
自分の発した声が、行動が、結果につながった(かもしれない)、そういう経験が子どもを大きくしていくと思います。
なにより、誰かのために何かを起こすなんて、とっても素晴らしいですよね!
試合は2-1で横浜の逆転勝利。
素晴らしい試合でした!
はるばる沖縄から来た琉球のサポーターはとても紳士的で、少ない人数ながらも歌い続ける姿には好感を持ちました。
ホームの琉球も観てみたいなぁ…。
選手はピッチを回って、ゴール裏であいさつ。
入場のときにも歌っていた、「横浜なら手を叩こう」をみんなでやります。
声を出すのに比べて、拍手はハードルが低くてやりやすいので、初めてスタジアムに来た人でも雰囲気創りに加われますね!
いい雰囲気でした!
⚽試合終了~帰宅
選手がピッチを後にするのを見て、僕も外へ出ることに。
帰りは三ツ沢上町まで歩く人、横浜までバスに乗る人、歩く人にいい感じに分かれて、全然混雑は感じませんでした。
僕は横浜まで歩くことに。
スマホの万歩計が喜んでいます。
ちょっと残念なのは、競技場の外に出ると「横浜FC感」がなくなってしまうこと。
難しい点かもしれないけど、街との関わりを見れるとほっこりした気持ちになるので、頑張ってほしいです。
せっかく横浜に来たので、ということでだいぶ早めの夜ご飯を食べることに。
選んだのは高校生のときによく来ていた、油そば専門店「ぶらぶら」さん。
あのときは手が出せなかった全部盛りをいただきました。
大人になったな~。
美味しく食べてそのまま電車に揺られて帰宅。
車内では睡眠不足と満腹感と、試合の満足感で爆睡しました。
危うく通りすぎるところだった…。
帰宅してTwitterを見ると、ラブちゃんの占いが的中していたらしい。
いろいろな面で、大成功ですね!笑
以上が、#三ツ沢に行って帰ってくるまで でした!
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今回の試合の観客数は4,433人。
三ツ沢のキャパは15,000人。
理由は様々あると思うけど、やっぱり物足りない。
もちろんファン・サポーターの方々は素晴らしい雰囲気を創っていました。
この試合のような展開を、満員の観客で感じることができたなら…
と、想像してしまいます。
どのスタジアム・アリーナに行っても思うのは、「人が人を呼ぶ」ということ。
プロとして結果を求めるのは当たり前ですが、そこだけじゃないですよね。
スポーツ激戦区の横浜において、たくさんの苦労があると思いますが、成功できるポテンシャルは十分持ち合わせていると感じました。
次に行くときの、今回よりもっとHAMA BLUEに染まったスタジアムを楽しみにしています。
キングカズも観たいな~。
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