ちぴぴ

ちぴぴの名前でオリジナルの歌をうたっています。2021年5月からネットラジオ「ゆめのた…

ちぴぴ

ちぴぴの名前でオリジナルの歌をうたっています。2021年5月からネットラジオ「ゆめのたね放送局 中四国・沖縄チャンネル」で『はなうた ちぴぴ』という番組を毎週木曜朝6時よりお届けしています。

記事一覧

約束の歌__ちぴぴソング_

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長編ドキュメンタリ―映画『ひめゆり』(2007年・柴田昌平監督)を観て、生まれた歌。

ちぴぴ
3年前
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ちぴぴ物語

ゆめのたね  ついに、本物のラジオ番組を始めた。 インターネットラジオ「ゆめのたね放送局」のパーソナリティーとして、毎週木曜日の朝6時から30分間の放送枠を担当し…

ちぴぴ
3年前

コガーナ・コマーン(ギター弾き語り)

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『コガーナ・コマーン』とは、「こんなにちいさなもの」という意味の島ことばです。広島の瀬戸内の島に残る古いことば、方言に託して、ふるさとからの思いを歌います。「ね…

ちぴぴ
3年前

3x4_rain_Thanks_for_rain_

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雨の季節、夏至の前に生まれた歌です。

ちぴぴ
3年前

ちぴぴ物語

静かな心、マインドフルネス私はひたすら私になりたい。でも、その「私」って? 「歌うちぴぴ」をどうやって日常の中で確保するか。それが近年の課題だった。 もちろん、…

ちぴぴ
3年前

ちぴぴ物語

セルフパートナーねぇ、ママ。セルフパートナーって知ってる?独身の人気女優さんが、恋人は?とインタビューで聞かれて「私はセルフパートナーです」と言ったんだって。す…

ちぴぴ
3年前
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ちぴぴ物語

ゆるめる うたを作るってどんな感じ?どうやるの?って時々聞かれることがある。 わたしの場合は、作り出す、というよりゆるめたら出てくる、という感じ。 ウキウキした…

ちぴぴ
3年前

ちぴぴ物語

認知症の母がくれたギフト 実母を自宅で介護している。認知症と診断されてから十年になり、現在、介護度としては最も重い5段階になっている。衣食住生活のすべてに介助が…

ちぴぴ
3年前
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ちぴぴ物語

助けてもらい上手  クリスマスの天使たち なにごとにも立ち止まって悩んでしまう癖があり、なかなか行動にうつせない。そんなときにも、「ちぴぴ」は少し役に立つようだ…

ちぴぴ
3年前
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ちぴぴ物語

乞われるままに 今日という日が特別なのは、今日にしかない歌の交流があるから。 聞いてくれる人がいてもいなくても、気がつけば毎日わたしはちぴぴを口ずさんでいる。 …

ちぴぴ
3年前
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ちぴぴ物語

誰にでも はなうたはある  今日のキセキは朝の空にたなびく雲の波。遠くまで届く手紙のように、いく筋も伸びて、空色のページを埋めつくしていた。 深呼吸して歩けば、…

ちぴぴ
3年前
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ちぴぴ物語

ちぴぴと出会ってから、毎日はミラクルになった。  ちぴぴは、だれもいない夜にひっそりと生まれた。そう、ちょうどこの季節・・・クリスマス前のこと。  うなりはじめ…

ちぴぴ
3年前
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長編ドキュメンタリ―映画『ひめゆり』(2007年・柴田昌平監督)を観て、生まれた歌。

ちぴぴ物語

ゆめのたね

 ついに、本物のラジオ番組を始めた。

インターネットラジオ「ゆめのたね放送局」のパーソナリティーとして、毎週木曜日の朝6時から30分間の放送枠を担当している。もう一度一年生になった気持ち。

番組名は『はなうた ちぴぴ』。聞いている人の耳にしのびこみ、その日のはなうたに交ぜてほしいなー、という気持ちがあって、こんな名前になった。

どんな大変な時でも、呼吸を静かにして心にちいさな歌

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『コガーナ・コマーン』とは、「こんなにちいさなもの」という意味の島ことばです。広島の瀬戸内の島に残る古いことば、方言に託して、ふるさとからの思いを歌います。「ねきへきんさい」は「そばにおいで」。

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雨の季節、夏至の前に生まれた歌です。

ちぴぴ物語

静かな心、マインドフルネス私はひたすら私になりたい。でも、その「私」って?

「歌うちぴぴ」をどうやって日常の中で確保するか。それが近年の課題だった。

もちろん、毎日家事をしながら歌ってていいはず。…でも発表の場もほしい。
定期的に発信?計画的な行動が苦手な私、すぐに仕事や別の用事に時間を向けてしまう私がいる。
そもそも、どこかで、歌うことを「怠惰」や「逃避」のように見做している自分があって、歌

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ちぴぴ物語

セルフパートナーねぇ、ママ。セルフパートナーって知ってる?独身の人気女優さんが、恋人は?とインタビューで聞かれて「私はセルフパートナーです」と言ったんだって。すごくいいなと思った。

へぇ、セルフパートナーって言葉があるの、初めて聞いたわー。自分は自分のいちばんのパートナーになれるってことか!素敵だね!ありがとう、教えてくれて。

恋人がいてもいなくても大事だと思う。自分を大切にして、相手も大切に

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ちぴぴ物語

ゆるめる

うたを作るってどんな感じ?どうやるの?って時々聞かれることがある。

わたしの場合は、作り出す、というよりゆるめたら出てくる、という感じ。

ウキウキしたときやリラックスしたときに、ついはなうたがでてきちゃうことは誰しも経験したことがあるんじゃないかな。

誰でも、体のなかに流れているリズムやメロディーがきっとあるんだと思う。ゆるまれば、それが自然とこぼれてくるんじゃないか。

ちぴぴ

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ちぴぴ物語

認知症の母がくれたギフト

実母を自宅で介護している。認知症と診断されてから十年になり、現在、介護度としては最も重い5段階になっている。衣食住生活のすべてに介助が必要な状況だ。

優しくて知的で努力家だった母。もともと控えめな性格だったが、認知症になっていても荒ぶることはなく、娘の私に対しても「ごめんね。赤ちゃんみたいになっちゃったわ」「ありがとう」と穏やかな笑顔をくれていた。

そんな優しい母に

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ちぴぴ物語

助けてもらい上手  クリスマスの天使たち

なにごとにも立ち止まって悩んでしまう癖があり、なかなか行動にうつせない。そんなときにも、「ちぴぴ」は少し役に立つようだ。

とりあえず歌ってみる。そのままの自分を。

助けてほしい、困っている、と友達に伝える。迷っている、わからない、と正直にさらけ出してみる。

相手からもらったことばのなかに、ヒントが見つかるかもしれないし、パンチをくらって自分の気持ち

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ちぴぴ物語

乞われるままに

今日という日が特別なのは、今日にしかない歌の交流があるから。

聞いてくれる人がいてもいなくても、気がつけば毎日わたしはちぴぴを口ずさんでいる。

『亡夫恋』をこの方にお届けしたいと、今日はほんの少しのお時間をいただいた。そのご婦人はそっと涙をぬぐいながら、お話してくださった。「ほんとうに愚痴の無い人でした・・・」

 ちぴぴソングがなんのためにあるかなんて、わたしにはわからない

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ちぴぴ物語

誰にでも はなうたはある

 今日のキセキは朝の空にたなびく雲の波。遠くまで届く手紙のように、いく筋も伸びて、空色のページを埋めつくしていた。

深呼吸して歩けば、ふふふ・・・と、はなうたが湧いていた。

 はなうたは、もうほとんどの言葉を隠してしまった認知症の母にも、失われずに生きている。

 枕元でわたしと父が「ふるさと」を歌えば、瞳をくるんと動かす。わたしが幼い頃、家族でよく歌ったイカロスの

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ちぴぴ物語

ちぴぴと出会ってから、毎日はミラクルになった。

 ちぴぴは、だれもいない夜にひっそりと生まれた。そう、ちょうどこの季節・・・クリスマス前のこと。

 うなりはじめ、うめきだし、やがておぼつかないメロディーがちいさな歌になったとき、私のなかで眠っていた誰かが目を覚ましたようだった。

 「こんばんは。ちぴぴです」

 つまりそんなふうにちぴぴは生まれた。わたしの中から、うたうものとして。なつかしい

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