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【読書】こんまりメソッドはビジネスでも通用する!?

こんまりさんこと近藤麻理恵さんの『人生がときめく片づけの魔法』が話題になってきた頃、ときめきで判断するのは面白いなと思って読んでみました。感覚的にはよくわかります。

私は汚部屋の住人ではありませんが、趣味が多いとそれなりに持ち物は多いです。年々自分の興味も変化していくので、数年に一度”第〇次スッキリ計画”と称して、不要なモノを一気に手放します。

その時に「ときめくかどうか」で判断するのは、わかりやすくて楽だなと思ってそのエッセンスは実践しました。

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さて、その「ときめき」はビジネスの場においても効くものでしょうか。
答えはYesのようです。

この『Joy at Work 片づけでときめく働き方を手に入れる』は、ライス大学スコット教授との共著です。こんまりさんの書かれた章にはスコット教授のコラムが、スコット教授の章にはこんまりさんのコラムがあります。

教授の著書『ストレッチ 少ないリソースで思わぬ成果を出す方法』もいずれ読んでみたいですが、実際にこんまりメソッドでオフィスの片づけを実践して、単なる整理整頓ではなく自己発見のプロセスであると実感した方でもあります。

忙しいとデスクを片付ける時間もなくて(ないと思い込んでいる?時間を作らない?言い訳している?)書類が積み重なるのに比例して心の余裕もなくなっていく気がします。

少し仕事が落ち着いた時に積まれた書類を見返すと、意外と要らないものだったりして、その判断ができないほど余裕がなかったか、と驚きます。
過去2回、通勤災害で怪我した時は、忙しくて余裕がなかった時ですし。

職場は家と違って、衣類はないでしょうし、小物も少ないでしょう。デスク周りこそ片づけしやすい場所なのかもしれません。

片づけはキャリアの棚卸にも似ているように感じました。片づけを通じて、本当に自分のやりたかった事、理想の働き方は何だっけ、と自分に問いかけた人たちが例に出てきていました。

最終章に、こんまりさんのお母様の素敵な言葉が載っています。
専業主婦であるお母さんに5歳のこんまりさんが、どうして楽しそうに家事をしているのか尋ねたところ、家事はすばらしい仕事だと言い、

「私がこうやってご飯をつくったり家を整えたりすることで、お父さんは仕事を頑張れるし、子供たちも元気に学校に行ける。すごく社会の役に立っているのよ。だからお母さんははこの仕事が大好きなの!」

『Joy at Work 片づけでときめく働き方を手に入れる』

だから、どんな人でも仕事でときめくことは可能だと、こんまりさんは説きます。かなり前の試算ではありますが、一説には専業主婦の仕事を年収換算すると400万円と聞いたことがありましたし。

この本をどこで知ったかというと、日本産業カウンセラー協会の会報誌です。普段は心理学や精神医学、キャリアに関する本が紹介されているので、少し驚きました。

でも産業カウンセラーの”産業”は、働く人と働きたい人のためのカウンセラーという意味ですから、働く場に大いに関係ありますものね。

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