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「オンライン美術館」自分と繋がるアート体験を味わい尽くす

最近、続々とオンライン美術館が登場していますね。皆さんはもう試しましたか?

今回は、今どんなオンライン美術館があるのか、そしてその楽しみ方について、私なりの視点でご紹介したいと思います。

「体験してみたい!」オンライン美術館まとめ

1:オンライン美術館「HASARD」

「アートを日常的なものにしたい」との思いから2019年4月にサービスを開始。作品を閲覧するユーザー、発表するアーティスト共に無料でサービスを利用できる仕組み。美術館の休館だけでなく、美術系や工学系の学校の卒業制作展も新型コロナウイルスの影響を受けており、4年間の集大成として制作した作品が展示の機会を奪われている。HASARDはそうした卒展で発表するはずだった学生の作品を一挙に募集し、学校や作品の形態を超えた「超合同卒展」としてオンライン美術館上で公開している。
現在は、常設展示としてグスタフ・クリムトやクロード・モネらの作品を展示している。

2:ニコニコ美術館(ドワンゴ)

「ニコニコ美術館」は、全国の美術館の展示会場内を、専門家等による解説つきで練り歩く生放送番組。これまでに、日本政治思想史の研究者・原武史と、研究員・河野正訓の解説つきで辿る「出雲と大和」(東京国立博物館)や、国際日本文化研究センター教授の大塚英志が解説する「みんなのミュシャ ミュシャからマンガへ―線の魔術」(京都文化博物館)といった内容の番組を配信してきた。

3:Mori Art Museum DIGITAL(森美術館)

こんな時にも、クリエイティブであり続けたい。森美術館は、そのための期間限定オンライン・プログラム「STAY HOME, STAY CREATIVE(家にいながらクリエイティブ)」を開始。
まずは、開幕が延期になっている「MAMスクリーン013:ムニーラ・アル・ソルフ」から上映作品2作を一足先に公開。また、森美術館が地域の方々と時間をかけて進めてきたコミュニティ・プログラム「まちと美術館のプログラム」、子どもたちがアーティストと過ごしたワークショップなどのアーカイブをまとめて観ることができる。

4:The Art of Color(Google Arts & Culture)

Googleがメトロポリタン美術館、ウフィツィ美術館、テートなど17の美術館と協力して2011年にスタートしたウェブサービス。世界各国の美術館が所蔵する名画をデータベースとして掲載しており、これまで、オンライン上の展覧会やセルフィーと名画のマッチングサービスなどをリリースしてきた。

他にも、世界中の美術館をオンラインビューイングやバーチャルツアーで観ることができるなど、さまざまなスタイルでアートを愛でる場が続々と登場しています。
こんな素晴らしい機会があるのだから、利用しない手はない!

「オンラインだからこそのアート鑑賞って、どんな楽しみ方ができるの?」
と思われた方に向けて、次は、ちょっと工夫した楽しみ方をお伝えします。

見えるもの以外に、想像力を膨らませてみる

オンライン美術館では、実際の美術館よりも得られる情報が限られます。
というのも、例えば、その作品が立体であれば後ろ側はなかなか見られないですし、絵の質感や全体の場の雰囲気を感じることは難しいでしょう。

ですが、ここで機能するのは「想像力」

目に見える作品そのものや題名だけでなく、「どんな手触り・香りがしそうか」「この作品がどんな場所にあると活き活きするだろうか」「この題名だけだったら、どんな絵にしたいか」等、物質としてそこにあるときには考えないようなことをイメージしてみると面白いです。

また、オンライン美術館「HASARD」は、一部の絵が部分的に動く巧妙な仕掛けにかなり想像力が刺激されますので、是非一度試してみてほしいです。(個人的には、一番のオススメ)

ここで膨らませたイメージを誰かと共有すると、より様々な発見が得られることでしょう。

自分の内面をアートに投影してみる

美術館に行くと、どうしても周りの動きが気になり、1つの作品に集中しづらいことがあります。ですが、オンライン美術館では、その心配がありませんから、じっくり内省することができます。

「この絵の何に惹かれるか」「この絵から何を感じるか」「この絵が何を伝えているか」等、作品を自分に紐づけて捉えてみると、新たな自分の感情や感覚に気付くことができるかもしれません。

私が定期的にコーチングを行っているクライアントに対しては、その人の特徴に応じてアートを用いることがあります。クライアントからは、自分1人だけで行う内省と、外部情報を活用した内省とは、全然質が異なるとよく言われます。

「外部の力を取り入れ、クリエイティブに内省する」 

オンライン美術館では、それが可能です。これからの更なる可能性を感じますね。


ここまで読んでくださってありがとうございます。
今日も素晴らしい1日を!



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