華LIFE　ep.31 ✳︎ 仕事と言えなかったいつかのこと ✳︎

華LIFEとは
わたしの人生をガラリと変える運命の
スイッチを押してくれたひと
『星読みヒーラー yuji さん』

yujiさんとの出会いによって行動した結果
だんだんと生き方が変わっていきました
まだまだ道半ばですがその軌跡とともに
これからのことについてもリアルタイムで
書いていきたいと思います♪

✴︎　突然湧いた感情　✴︎

「 幸せだなぁ〜 」

すこし遅く起きた朝
キッチンでコーヒーを入れながら
勝手に口をついて出てきた言葉だ

ただいま私はフリーランス
というか、ついこのあいだ開業届を
出したばかりの自営業４ヶ月目

約１年前の２０１９年５月３１日
私は１５年以上勤めた会社を辞めた

その当時、私は電車通勤をするのが
嫌すぎて会社の徒歩圏内に住んでいた

ちょうど、２０１８年〜２０１９年
は地震や台風などの災害が頻発し、
社会的にも交通機関が事前に運休予告
をしたり、百貨店等が臨時休業したり
するようになり社会全体の意識が変化
していたときだった

仕事は金融機関の事務部門で会社が
休業になることは絶対にない
だから子供を持つ時短の社員から欠勤
が決定し、あとは交通機関の運行状況
によって権限や仕事が回せるメンバー
構成かどうが加味され、必要最低限の
出勤メンバーが決まる

でも私は役職付きでなんなら会社から
徒歩１０分圏内に住んでいたため有無
を言わさず毎回出社だった

もう１年以上前のことになるのに急に
そんなことを思い出し辞めて良かった
と思ったのが冒頭の一言に繋がる

じゃあよっぽど仕事うまく行っている
のかというとそんなことはない
正直、自営業と言ってもまだ全然先は
見えてないし、周りに助けられている
不安定な状態だ

それでもやっぱりしあわせなのだ

周りからはきっと
そんな状態で大丈夫なの？とか
そんな無計画でお金の不安はないの？
とか思われているだろう
現に今、仕事は？って訊かれるし

『お金が発生しないと仕事じゃない』

TVでYOUは何しに日本へ？見ていた
とき、ある外国人の方に職業を訊くと
アーティストだという
水木しげるさんに憧れて、そこから
インスピレーションを受けて描いて
いるという絵を見てみると全く想像
していたものとは違った

凡人の私から見てもお世辞にも上手い
と思えるものではなかったし、正直
水木しげるさんの要素がどこにある
のか全くわからなかった
（注：あくまでも個人的主観です）

その時に気付いた
私が海外が楽に感じられて、外国人
に憧れる（なんならなりたい）理由
はこれなんだよなと

誰に何を言われようと、思われよう
とも自分がそう決めたり、良いと
思ったら迷いはない
『わたしはこうです』と言えること

社会がそうだったから、自分自身
もそれが当たり前と思っていたけど
人に仕事何してるの？と訊かれて、
答える度に居心地が悪くなったり
自己嫌悪に陥る理由はやっている
ことで生計が立てられていないと
仕事として周りに認められないと
自分自身が思っていること
結局、他人軸で生きているのだ

逆の立場になってみて初めて思う
自分も働いていたときに稼いでいる
ことがすごいことだと思っていた
なと

確かに稼いでること、やっていること
がお金に繋がるってすごいことだと
思う

でもいま自分がこの状況になって思う
ことはまだ稼いでなくても仕事って
言っていいじゃない、勝手に肩書き
つけて名乗っていいじゃない
じぶんがそう決めたなら
じぶんがわかっているなら

資格がないから自信がない
自信を持ってできますって言えない
もともと資格なんて自分が学んだり
やったことをどこかの誰かがいち早く
勝手に協会作って勝手に基準を決めた
ものなんだから

自分で全部決めてしまえばいい
いまの生活をするようになってから
どんどん仕事の概念が変わってきた
いまはまだ成果に繋がっていなくても
目の前のことを淡々とやっていく

開業届はわたしの覚悟であり、
私自身への戒めだ
『 私が何者であるかは私が決める 』

働いていないけど働いている
『私のこんなことやります』が
『誰かの必要』になる
そんな未来がやってきそうな
気がする

【2020.5.16 キナリ杯　応募作品】

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