心配性な新入社員によるポジティブライフのススメ
はじめまして。21年卒新入社員の林茉貴(まき)と申します。
愛媛県松山市で生まれ育ち、大学進学をきっかけに6年間京都府京都市に住み、就職をきっかけに小田原に移住してきました。だいたい等間隔で北上しております。
新型コロナウィルスが流行り始めた2020年3月末に滑り込みでエンジニアとして内定をいただき、2021年4月に入社しました。
小田原の地名すら知らなかった私が、入社する前の環境と心境、そして入社して1カ月で起きた変化を振り返り、ポジティブライフを推奨したいと思います。
知らなかった土地「小田原」での新しい生活
▲最終面接で訪れた際に撮影した小田原城(2020年3月)
Hameeに出会うまで小田原という地名すら知りませんでした。
最終面接の際に立ち寄った小田原城の中に北条家の名前が羅列されているのを見て、歴史が苦手で興味も教養もない私は「誰や……知らん人ばっかりや……」とそこで文化の違いを感じました。
「どんなところだろう、どんな人が住んでいるのだろう」と考えましたが、京都で一人暮らしを経験したこともあり、なんとかなる自信はありました。とはいえ引っ越してすぐは、街・人の喋り方・笑い所が違うと感じ「こ……ここでは常識が違うかも……!」なんて思ったりもしました。
引っ越し初日には歩いている人に急に星座を当てられ、2日目には仕事の勧誘をされました。(なかなかない経験ですよね。)
もう私の心配シールドのレベルはMAXです。
心配シールドのレベルを下げたきっかけは、小田原の方々の暖かいコミュニケーションでした。
例えば、書類を書いているときなどに名前について褒めてくれる方が多いんです。「左右対称できれいですね」「”茉”の字、私も好きです」とか。そんな何気ない交流に幸せをもらっています。
もともといい名前だと思っていましたが、時間つなぎだったとしても小田原の方々のコミュニケーションがとても嬉しいです。
こんな感じで、蓋を開けてみると意外と「思っていたより」だったりします。プチ幸せ・プチ発見に気づくこと、気づこうとすることが重要だと思います。
そういったエピソードを人とのコミュニケーションに活用して、また人の輪を増やしていけばいいんです。そうするとまた幸せの連鎖が生まれるかもしれません。
Hameeを選んだ理由と入社を決めて思ったこと
▲研究室の紹介と目隠しを兼ねて作成したシール
完全アウェーな小田原のHameeに入社を決めた理由は、たくさんあるのですが、その中でも特に自分の考えにクリティカルヒットしたHameeの特徴とそれに対する背景を3つ書きます。
◆オフィスコンセプトの「Be children! Be Hamee!」、「子供のように自由にクリエイティブに」に共感
大学の担当教授がよく「子供みたいに頭を柔軟にして発想しよう、作ろう、楽しもう」と言っていて、その言葉に共感していた。
◆ものづくりの幅
学生時代に商品開発を行う団体に入っていたぐらい、アプリケーションだけじゃなくて商品開発も楽しいと思っている。
◆ 小田原という立地
東京のWebエンジニア職と違い、地方なので朝電車通勤しなくていい。通勤時間ほど無駄なものはないと思っている。
就活でそれなりの数を受けて、落ちた会社もたくさんありました。自分が思っているほど自分の価値ってないんだろうなと一瞬思ったこともありました。
でもHameeに出会ったことで、結局、自分とマッチする会社が内定を出してくれて、自分もマッチする会社を選ぶんだろうなと考えました。(結果論ですが)
もし「内定が出ない……」や「自分の憧れていた会社に入れなかった……」、「内定承諾したけど本当に大丈夫だろうか……」と悩んでいる人がいるなら、「結局、”現在の”自分とマッチした会社が入社に紐づいているのだから大丈夫」と言いたいです。
逆に言うと、憧れていた会社に入れなかったのは”これからの”自分とマッチする可能性があるので、とりあえず現在を頑張るしかないのかなと私は思います。
「なんとかなる」「なんとかする」と唱えた入社前
▲就職前に地元の海でサイダーを飲みながら友達と語り合った
卒業前、Hameeに入社することを友達や大学の担当教授に伝えたところ、「林っぽい会社に内定もらったね」「物品とサービスの”両方”を生み出している会社、この時代だからこそとっても大事だと思う」と言っていただきました。私だけじゃなく、周りも同じことを思ってくれていると感じ、とっても嬉しく思いました。
それでも入社前、「新しい環境嫌だな、どんな人がいるんだろう」と不安に思っていました。その際、投稿されたnoteがドストライクで刺さりました。
わざわざ不安がることはないと思いつつも、とりあえずマイナスに考えておけばプラスだった時に幸せだと感じるタイプなのですが、これが「力み」に繋がっていることに気づきました。
病は気から。自分の好きなことをやりたい、Hameeの雰囲気や考え方がいいなと感じて決めた入社なんだから、自ら悪い方に想像してどうすると思いました。
今まで環境の変化はあったし、自分が好きなことをやっていれば、後で後悔したことは一切ありませんでした。結局「なんとかなる」と思うようになりましたし、「なんとかしよう」と決意しました。
楽しくて「なんとか」どころじゃなかった入社後
▲2021年入社式の様子
結論から言うと、Hameeに入社してとてもよかったです。
本当に楽しく、有意義に「なんとか」してます。もはや「なんとか」どころじゃありません。入社前の私に心配しなくていいよと言いたいくらいです。
まず、同期がみんな最高でした。
一番尊敬するところは、みんな好奇心高く、ポジティブなところです。人や物事に対して悪く言う人がいません。研修では、わからないところがあれば丁寧に教えてくれたり、一緒に考えてくれます。趣味もしっかり受け入れてくれて、「やってみたい」と興味を持ってくれます。
次に、周りの人がとてもいい人ばかりでした。
みなさん明るく、目的を達成しつつもふざけるときはふざける感じがとても好きです。また、新卒の私の話もしっかり聞いてくださった上で、合理的な判断をしてくださるので納得して物事に取り組めます。
研修では、流れや方法を順々に行うのではなく、先に目的とわからないときに誰に聞くべきかを明確に提示してくださるため、やってみたけど何でやったのかわからない状態になることなく、新しいことを吸収できました。
前章で述べた「なんとかなる」で抑え込んだ心配は吹き飛びました。
まとめと私のこれから
ここまで私の入社前から入社後まで考えたことをつらつら書かせていただきました。
「私の心配性はこんなもんじゃない」と思っている方もいるかもしれません。私がなぜポジティブに考えようとしているかというと、「やりたいこと」や「興味があること」がある程度決まっていると、それ以外のたいていの要素は「なんとかなる」ので重要度が低いからです。何も目標や希望がなければ、全く知らない土地に引っ越すことはまずないでしょう。
「そう言われても、やりたいことかぁ〜……何も思い浮かばないなぁ〜」と思う人もいるでしょう。(唐突に言われたら私はそう思います。)
全然かっこいい壮大なことじゃなくていいです。私みたいに「電車通勤したくないな」くらいでもいいと思います。
「なんとかなる」ことで、プチ幸せ・プチ発見に気づきつつ、小さな希望を含めた「やりたい」や「興味がある」を大切にして挑戦してみると、メガ幸せ・メガ発見に繋がって幸せの連鎖が生まれるかもしれません!わくわく
そんな私が入社してから新しく発見した「やりたいこと」は、誰よりも人の感情を考えて開発・設計をするエンジニアになることです。
大学院生時代、感性工学やウェルビーイング、ポジティブ・コンピューティングといった分野を研究していました。研究をする際、人をポジティブにさせるもの、さらにお金を出しても使いたいと思われるようなものが提案・開発できるように頑張っていました。
さらに、入社して多くの優秀な人に出会いました。Hameeでは多様な職種の人が働いており、エンジニアだけを見ても様々な人がいます。この優秀な方々の中で秀でるには、どうすればいいのか考えていました。
私が好きなこと・できることは、人のことを考えること。
誰よりも人の感情を考えて開発・設計をするエンジニアになろうと思います。