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新規事業を立ち上げたら、思わぬ大冒険になった! Hameeだから成功できた3つの背景

いきなりですが、皆さんにとって『仕事』とは何ですか?
「責任」「勝負」「義務」「趣味」「給料稼ぎ」「自分探し」……色々ありますよね。

今の僕ならこう言います。「仕事とは『冒険』である!」と。
気分はルフィ(ワンピース)

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引用:尾田栄一郎 ワンピース(第26巻 239話

イタい奴でゴメンナサイ……
ただそれくらい、仲間たちと目標に進むことにワクワクしている毎日です。

そんな冒険記、ここで書き残しておきます。
新規事業に挑みたい誰かの勇気になれば嬉しいなっと。


自己紹介

あらためまして、Hameeの山川太郎と申します。
30才を過ぎてHameeに入り、10年が経ちました。最初の約7年はいわゆる”システム営業”的な職を担当して、その後に機会があって社内で新規事業を立ち上げました。Hameeのノウハウを活用して、自治体のふるさと納税をサポートするサービスです。

新規事業立ち上げから約4年、事業規模は初年度から約20倍になり、社内外で関わる仲間は約30人に増えています。右も左もわからなかった事業作りに無我夢中で取り組んでいたら、どんどん面白くなってきました。

Hameeでは「入魂」という言葉がValueになっていますが、まさに新規事業に入魂して、本当に人生が変わりました。
入魂の過程で気付いたことは、新規事業作りはルフィの冒険にそっくりであるということ!

事業の成功(ワンピース)という大きな目標を目指して、市場や競合(世界政府やライバル海賊)との差別化を図り、必要なメンバー(乗組員・同盟海賊)を仲間に誘って、成功や困難の局面(新しい島々)経験(冒険)していく。

どうでしょう?ワクワクが伝わるでしょうか。

特にHameeだから、こんな体験ができていると思っています。
今回は、僕が思うHameeならではの「3つの新規事業成功の背景」を紹介します。

1.魅力的なユーザーやパートナー企業

僕はHameeに入社してから、ネクストエンジンというシステム製品の営業職を担当していました。ネクストエンジンはEC(ネット通販)事業の大変な仕事を楽チンにしてくれるシステムです。

僕がネクストエンジンを担当した7年間は、ちょうどEC業界が大きく進化した時期。旧式の商売が次々とECビジネスに置き換わり、業界規模は2倍以上に広がりました。

進化するEC業界には、革命的なECショップやサービスが次々と登場します。
ECドリームを掴んで莫大な利益をあげる会社、TVや雑誌で紹介されて一気に有名人になる社長、落ち目の老舗企業の見事なEC復活劇、お客さんと友達のように遊びながら注文を増やす話題のショップ、後輩EC企業のために無償で勉強会を開催する先輩社長たち、ポルシェを乗り回す社長……

まさに裸一貫から始まり、センスと覚悟と行動力に溢れるギラギラしたEC経営者たち。
ただのシステム営業マンである僕にも優しくて、面白くて、一緒に夜中までお酒を飲んで……とにかくカッコよかった!

ECサービスの先輩たちと 2014年ごろ

▲一緒に試行錯誤したECサービスの先輩や仲間たち。奥の列の一番右が筆者

僕にとってEC経営者は誰もがヒーロー。ECという海の覇者たちです。社会人ならこれくらい仕事に夢中になりたいよな!と背中を見せてもらった経験は、確実に今の僕を形成しています。

Hameeの外で先輩や仲間からビリビリと刺激を受け続けた期間に、「自分も事業に挑戦してみたい」という思いは強くなっていきました。

2.”ちょうど良い田舎”にいた

Hameeの本社は神奈川県小田原市にあります。
古い歴史ある関東の端の地、それが小田原。Hameeメンバーはこの本拠地を実にうまく強みにしています。

例えば、東京の会社に提案する際には
「小田原は新幹線が通ってますから。呼んでくれればすぐに馳せ参じますよ。」が鉄板トーク。

一転、相手が関東から遠い地方の会社だと分かれば
「我々は東京や横浜のすぐ近くで揉まれています。最先端のノウハウを提供しますよ。」

採用面接時には
「海、山、温泉の自然に囲まれてリラックスできる小田原から、世界を驚かす仕事をしよう(キリッ)。」

こんな感じで、都会と田舎の顔を絶妙に使い分けます(笑)
小田原という地を”ちょうど良い田舎”と定義して強みにしているのです。

地域の勉強会や交流会に参加すると老舗企業や行政の方にも出会えるのですが、小田原の中では、インターネットを使ってビジネスをしている企業は珍しがられます。
背景が違うとお互いの強みや課題も違い、話も盛り上がります。

地域勉強会の雰囲気(ぼかし02)

▲勉強会の様子

そんな交流の中で、小田原市役所のふるさと納税担当の方がふとした相談をしてくれたことが、僕の新規事業立ち上げに繋がりました。
話を聞くほど、HameeのECノウハウがふるさと納税事業運営の役に立てると分かってきたのです。すぐに小田原でサービスのプロトタイプを育て始めて、根幹ができたところで全国に展開を広げることができました。

”田舎”にいることはネガティブにも捉えがちですが、僕はこの”田舎”をチャンスに変える事ができました。きっかけはどこにあるか分かりませんね。

そういえばルフィも、”最弱の海 イーストブルー”から冒険を始めたなー。

3.”不屈の武士”が相棒になった

チャンスを掴んで事業をスタートできたものの、最初はうまくいかないことだらけです。思い出して恥ずかしくなる失敗談もたくさん。

チャレンジに大らかで応援してもらえるHameeですが、一人で奮闘していると不安な気持ちも生まれます。成功している他の事業が羨ましく見えたり、失敗して弱気になることもありました。

そんなタイミングに、事業に2人目の仲間が加わりました。
社内でもベテランの営業マンが、事業プランに共感して異動を希望してきてくれたのです。

彼はクライアントと対面で信頼関係を作り売上を立てていくような、アナログな営業スタイルを得意とする男。
プログラミングやデザインなどのスキルは持ち合わせていないけれど、愚直に諦めずに真っすぐに目標を目指せる男です。まさにゾロ。武士です。ようこそゾロ!

ルフィとゾロ1

▲Hameeのルフィとゾロ。左が筆者

立ち上げ期は思い通りにいかない時があり、システム内の膨大な伝票を目視確認・更新するような作業がありました。しかも毎日。
気の遠くなる単純作業が夜遅くまで続き、もう逃げたいなーと思った時、ふと横を見ると愚痴も言わずコツコツと真剣に作業するゾロがいつもいました。この光景はずっと忘れられないな……

どんなにスマートなビジネスモデルやプランがあっても、やはり新規事業の立ち上げにはカオスな混乱期があるものだと思います。

そんな時期でも、
・困難なことに挫けないこと
・目標に向かって、目をそらさずに真っ直ぐ進めること
・「俺たちならできる」と言い続けてくれること
をずっと傍で繰り返し行動してくれた武士のような男に、僕はとても支えられました。

新規事業も冒険も、やはり2番手はゾロだなーという実体験からの教訓でした!

まずは第1回、どうでしょう?
次回は新規事業の冒険の喜び3つを紹介する予定です!
お楽しみに!

本編の続きは下記からご覧ください!
第2回(Log2)

◆第3回(Log3)

◆第4回(Log4)

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