新規事業を立ち上げたら、思わぬ大冒険になった！まだまだ冒険は終わらない。目指している3つのお宝。
こんにちわ！
新規事業の奮闘をワンピースの冒険に重ねて語る本連載。
しばらく更新が途絶えてしまいましたが……、我が船は沈没・壊滅していません（笑）。
むしろ最大の繁忙期を「勝利」と言える成果で乗り越え、チームとメンバーの成長を実感できているところです。
この事業の冒険も5期目の終盤となりました。
これからも目指していく宝と、同じような冒険に挑む方へのメッセージを残して、この連載は最終回とします。
お時間あれば読み進めてくださいっ！
冒険の現在
事業を立ち上げて5年目となり、仕事の分担・専門化が進んだ手応えがあります。
マーケ、セールス、WEB、サポート、開発、経理、法務、人事、インフラ……。スタートした頃は全部を自分で何とかしないといけなかった。自分しかいないから当たり前。
しかし今、11人の仲間が大きく4チームに分かれて、船を思いっきり推進してくれています。
僕じゃないとできない実務は、ほぼ無くなりました。
そして僕より各段に経験とスキルを持つ仲間が、各実務を改善・進化させて成果を発揮しまくっています。頼もしい。
最近、メンバーの仕事を覗きに行った時によくある会話。
「おおー、今はそんな風に効率よくやってるんだねー。俺が一人でやってた頃は■●×■●でさ。めちゃくちゃだったな……（笑）」
こんな会話ができるようになったことが誇らしく、感慨深い……。
そんな風に頼もしい仲間が固まりつつある今、船長はサボってるのか、遊び呆けているのか？
そんなことはない！
船をどんなスピードで、どこに気をつけて、どんな行き先に向かって進めるのか。そんな船長らしい舵取りに集中させてもらえるようになってきました。
責任ある役割であり、したくないけど失敗ばかり。それでもまだ沈没してないから次に向かう。
仲間たちにも迷惑をかけてばかりだけど、少しずつでも前に進んで、チームの実力を高めて、成長を実感できる船の雰囲気を作ることが使命だと思っています。
引用：尾田栄一郎 ワンピース（1巻）
そんなポンコツ船長が今後も目指そうとしているお宝を3つ、紹介していきます。
1.サービスの品質を高めて、顧客を喜ばせ続けること
世の中に価値を提供し続けていることが、事業が存在している証だと考えています。
そして、その価値の深さ・大きさには限度が無い。
まず私たちのサービスの価値は一定のレベルでは認めてもらえたと思うけれど、まだまだ満足はできません。
確実性、スピード、分かりやすさ、使いやすさなどではまだまだ改善の余地を感じる場面も発生しています。
より正確さやスピードを高めて追求するアスリートのようになったり、顧客が思い浮かばない驚きのサービスを提供するマジシャンのようになったりしながら、もちろん地道で謙虚な試行錯誤を繰り返してサービスの価値を高めようとしています。
できなかったことができるようになったり、顧客から評価をいただいたり喜んでいただけた時の達成感はプライスレスなお宝です。ずっとこれを繰り返していくのだろうなと思います。
だからこそ、常により良いサービスを目指して高め続けていきたいと思っています。
引用：尾田栄一郎 「ワンピース」（第79巻）
2.新たな人たちとの出会い
5年間、無我夢中で舵取りをしているうちに仲間が船に飛び込んできたり、顧客もパートナーも順調に増えてきました。
多くの街や企業の文化を学び、そこにいる人々の感性や熱意や生き様に触れられること。これも僕にとって喜びであり宝です。
今回、自分たちが「大事にしたいこと」と「提供できる価値」を考えて考えて、事業のリブランディングを行い発表しました。
自治体向け支援事業を拡大、行政DXや地方創生等を支援する新サービス！
より大きな価値提供ができる事を目指し、そこでの出会いにワクワクしながら進んでいきます。
3.仲間との経験
立ち上げからもう5年も経つのかあと、今までの冒険をしみじみ振り返ることもあります。
一般的に事業とは、業績・技術・商品など数値や具体物で説明・評価されるもの。
しかし僕が5年間を振り返った時に頭に浮かぶものはまず仲間たちの姿や顔です。
膨大で理不尽な業務量を黙々と夜遅くまで片づけてくれる姿、困難なクレームを受けても笑顔で盛り上げてくれる姿、暴走する僕を怒って止めてくれる顔（笑）、一緒に各地の美味しい名産品を食べてほころんだ顔、社内MVPをもらった時のみんなの笑顔……。
これは事業を頑張ってきた、何よりの報酬だと思っています。
こういった仲間たち、仲間たちとの経験を得られたことが現在の原動力になっています。
ワンピースの最後の目標となっている「ひとつなぎの大秘宝」も、結局は仲間に関する何かじゃないかと僕は推測しています。
今後も困難を乗り越えて成長していくことを大事にして、事業に入魂していきたいなと思います。
引用：尾田栄一郎 「ワンピース」（第60巻）
これから冒険に挑むあなたへ
このnote4回で、事業を立上げて経験できたことや今後に思うことを書かせてもらいました。まあ僕の性格上、ロマンチストでお気楽野郎な内容ばかりになってしまったことはお詫びしておきます。
ぺーぺーの従業員が機会を掴んで新規事業を提案し、事業オーナーとしてかけがえない5年を経験させてもらったことには本当に本当に感謝です。
ここで書けないような挫折、行き違い、衝突、裏切りなどなど、悔しい・悲しい思いで眠れなかった夜ももちろんたくさんあります。（どこでも当たり前だろうけど）
「事業なんて始めないでぺーぺーでいた方が幸せだったかも……」と思うことは、今でも月に5回くらいはあります（笑）。それでも、喜びと苦労をフラットに比較し直してみて、喜びの方が勝ると思います。
こんな僕の戯言を読んでくれて事業にチャレンジしたり、チャレンジしてる人がクスっと笑って元気になってくれたら嬉しいです。もしそんな人がいたら連絡ください。語り合いましょう。
「海賊王に、俺はなる！」
この言葉でこの連載を締めくくろうと思ってたけど、やめておきます。
やればやるほど「王」の背中は遠く、「王」を語れる段階にも達してない事に気づく日々……（笑）。それでも何とかやっていきます！仲間たちとともに！
ポンコツな冒険記を読んでいただき、ありがとうございました！！
過去回はこちらからどうぞ！
◆第1回（Log1）
◆第2回（Log2）
◆第3回（Log3）
◆記事を書いた人
PROFILE：山川 太郎（やまかわ たろう）
ロカルコ事業部マネージャー。
湘南ベルマーレとフットサル日本代表の応援活動がライフワーク。
仕事もプライベートも、いつまでも落ち着きを知らない冒険野郎。
いくつになっても月曜の朝に少年ジャンプをワクワクしている大人を信頼します。