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人類2分の1がなる「がん」について

人類の最大の敵

今読んでいる「素晴らしい人体」にいまのめり込んでいる
体って面白い
今日は、このよくわからないがんについて、
話してみたい!

がんってなに??
1980年代から死因の1位を占め、今も増え続けているのががん

がんは現在、死因全体の4分の1以上を占めています。
その最大の理由は高齢化です。

年齢別のがん死亡率を見ると、50歳代からがんによる死亡が増え始め、70歳代以降は急激に増加しています。
もちろん、若い人に多いがんのタイプもありますが、全体的には「高齢者に多い病気」と言えます。

がんは遺伝子に異常が生じ、正常な細胞ががん細胞に変わり、無秩序に増殖するものです。
このトラブルは長年使い続けた体で起こりやすいのです。医療の進歩により人体が長持ちするようになったため、相対的にがんで死亡する人の割合が増えたとも言えます。

「昔はなぜがんで死ぬ人が少なかったのか?」という質問への答えは、「がんになる前に他の病気で亡くなっていたから」です。

高齢化に伴い高齢者の割合が増えれば、当然ながらがんで死亡する人の数も増えます。
大学生1万人と高齢者施設の入所者1万人のがん死亡者数を比較すれば、後者の方が多いのは当然です。

したがって、がん治療の進歩を知るには年齢構成を考慮した比較が必要です。
年齢調整死亡率を用いることで、がんによる死亡率は減少していることが分かります。

実際、がん治療は近年驚くほど進歩し、新たな抗がん剤や手術、放射線治療、免疫療法などが次々に登場しています。

がんを除くと、常に死因の上位にあるのは心疾患と脳血管疾患(脳卒中)です。

これらの病気の大部分は生活習慣病が原因です。生活習慣病とは、高血圧、糖尿病、脂質異常症など、生活習慣に関連して発症する病気を指します。

かつては生活習慣病は「成人病」と呼ばれていましたが、食習慣や運動習慣の改善、肥満解消、禁煙などによる予防が重要視されるようになり、1996年頃から「生活習慣病」と呼ばれるようになりました。
生活習慣病は自覚症状がなく、気づかないうちに体を蝕んでいきます。高血圧や糖尿病、脂質異常症、喫煙は動脈硬化を加速させ、心筋梗塞や脳卒中など致命的な病気を引き起こします。

また、生活習慣病は肝臓や腎臓、肺などにも影響を及ぼします。長年のダメージが蓄積し、重い病気を引き起こします。しかし、生活習慣病の原因は生活習慣だけではなく、遺伝的な要因や環境要因も関係しています。「病気は自己責任」という偏見は正しくありません。

生活習慣病にはがんも含まれます。特に喫煙は様々ながんを引き起こし、がんになった男性の30%、女性の5%は喫煙が原因とされています。

喫煙者は非喫煙者よりも寿命が8~10年短く、1本タバコを吸うたびに寿命が11分短くなると言われています。

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