【飛飛角角もの改】金銀の価値は。 21.09.27.
CAUTION!
純粋に指し将棋をベースにした好手・好手順等の創出を目指している詰将棋創作者はここでブラウザバックした方が良いです。質の低い手順に気分を害したり、叩かずにはいられなくなる恐れがあります。
以前の note に出したものを少し変形してみた。
【初手~8手】(太字は下に図あり)
▲1八金 ▽同 玉 ▲1七金 ▽1九玉
▲1八金 ▽同 玉 ▲2七銀 ▽同 玉
まずは金で玉の尻をシバいて、飛車の1六への道を舗装
それから▲2七銀で玉を呼び戻し
【9手~16手】(太字は下に図あり)
▲4九角 ▽3八銀 ▲2六飛 ▽1八玉
▲2七銀 ▽1七玉 ▲1六飛 ▽2七玉
2回目の▲2七銀でしつこく玉を呼び戻し
10手目▽3八銀の理由
【10手目・歩合の場合】
▽3八歩 ▲2六飛 ▽1八玉 ▲2七銀 ▽1七玉 ▲1六飛
▽2七玉 ▲2六飛左 ▽3七玉 ▲5九角 ▽4八金 ▲3六飛
▽4七玉 ▲4六飛 ▽3七玉 ▲4八角 ▽同銀成 ▲3六金
▽2七玉 ▲2六金 ▽3七玉 ▲3六飛 ▽4七玉 ▲1七飛
まで早詰(33手)、銀合でないと太字の二段飛車の詰みが防げない
【10手目・金合の場合】
▽3八金 ▲2六飛 ▽1八玉 ▲2七銀 ▽1七玉 ▲1六飛
▽2七玉 ▲2六飛左 ▽3七玉 ▲5九角 ▽4八金打 ▲3六飛
▽4七玉 ▲4六飛 ▽3七玉 ▲3六飛右 ▽2七玉 ▲3八角
▽同 金 ▲1七金 ▽同 玉 ▲1六飛 ▽2七玉 ▲2六飛左まで早詰(33手)、太字の作意のような▲1七金捨てで早く詰んでしまう
歩・香(八段目なら歩と同じ)・金合がダメなので銀合するしかない
【17手~24手】(太字は図あり)
▲2六飛左 ▽3七玉 ▲5九角 ▽4八金
▲3六飛 ▽4七玉 ▲4六飛 ▽3七玉
二枚飛車と二枚角で玉をサンドウィッチする。
玉がたまごだから美味しいはず。ちなみにパンは焼いても美味しいと思う。
20手目▽4八金の理由
【20手目・▽4八歩、▽4八香、▽4八銀打、▽4八銀成/不成の場合】
▲3六飛 ▽4七玉 ▲4六飛 ▽5七玉 ▲5六飛 ▽4七玉
▲5八角 ▽3七玉 ▲1七飛 ▽2七合 ▲3六飛
まで早詰(31手)
横に効く金か成銀でなければ▽5七玉の所で▽3七玉と逃げた時に
▽3七玉 ▲3六飛右 ▽2七玉 ▲3八角が可能で以下早詰になる
▽4八銀成は成銀を作れてもそれ自体が浮き駒になるので
▽3七玉 ▲4八角 ▽2七玉 ▲2六飛左までの早詰になる
そうなると、金合するしかなくなる
【25手~32手】(太字は図あり)
▲4八角 ▽同銀成 ▲3六飛右 ▽2七玉
▲3八角 ▽同成銀 ▲1七金 ▽同 玉
二枚角を金銀と刺し違えて収束へ。
コロコロと玉はまた端の方へと転がっていく。
↑ 二枚角を金銀と刺し違え――盤がスッキリするのがいい感じ
↓ 銀はトドメに残せ——金から使わないと詰まないのがいい感じ
【33手~37手】(太字は図あり)
▲1六飛 ▽2七玉 ▲1八銀 ▽3七玉
▲3六飛右 まで37手詰
「金銀の価値は。」
<第一作意>金を先捨てして銀を残す方がいい(捨て駒的な)金先金銀
<第二作意>途中から攻め駒が大駒だけになる飛飛角角もの
<遊具要素>14手目から七段目を1往復半弱する玉転がし
不安感のある詰め上がりが個人的に好き。
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