タカラノツノ 第1話 #創作大賞2024#ファンタジー小説部門
あらすじ 北国の山村で農民の子として生まれた少年・タカには、生まれながらに頭に角があった。両親はこれをひた隠しに子どもを育てたが、父親が病死。同時に角のことも発覚し、村の不幸を「鬼」の仕業とする村人たちによって母親とともに村を追われ、流浪の旅に出る。
南へ下った二人は旅路の果てに捨丸という猟師と出会い、共に暮らすようになる。それまでと同様に、タカの角のことを隠しながらも山奥でそれなりの幸せを得て暮らす三人だったが、国の殿様が戦による侵略により、貧しい自国を繁栄させようと目論む