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薄楽カフェ

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ぼくのいいなあと思った記事や作品を集めています。
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2022年11月の記事一覧

人生が無意味だと思ったら、トルストイを読もう。

トルストイと聞くと、『戦争と平和』や『アンナ・カレーニナ』など何やら難しくて長い作品を書…

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月食を詠んだ唯一の和歌がある!?いにしえびとと月食

今夜は皆既月食。月が地球の影に覆われ、月の形が変化することを月食といいます。 なかでも月…

エルジェビェータ・エティンガー「アーレントとハイデガー」みすず書房

図書館でハイデガー関連書を検索していて、偶然みたこの表題に「え!?」思わず息をのんだ。ハ…

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中井久夫『私の日本語雑記』

☆mediopos2935  2022.11.30 今年八月に亡くなった精神科医・中井久夫が 二〇〇六年七月から…

KAZE
1年前
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たそがれ堂

表通りから 少し奥に入る。 三叉路の手前 店は 白いカーテンで 仕切られ 中は見えない …

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渡辺清 『砕かれた神 ある復員兵の手記』 岩波現代文庫

『敗北を抱きしめて』の下巻で9ページ半(88-97頁)を費やして本書が紹介されていた。もう新刊…

熊本熊
1年前
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百人一首を散らかす 20.元良親王

わびぬれば今はた同じ難波なるみをつくしても逢はむとぞ思ふ 第二十首は元良親王のこちらの歌。 元良親王は第十三首の陽成院の第一皇子です。 しかし陽成院が譲位してから誕生した皇子であるため、即位はもとより立太子も叶いませんでした。 風流人として知られ、吉田兼好は『徒然草』に、元良親王の元日の奏賀の声が非常に素晴らしく遠くまで通っていた、と記しています。 和歌の才能を生まれ持ったタイプのプレイボーイで、多くの女性との贈答歌が現代にも残されています。 また弟の元平親王とかわりば

荒川 洋治『詩とことば』

☆mediopos2931  2022.11.26 いまは誰も真の意味で詩人になろうなどとは思わないだろう 誰も…

KAZE
1年前
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「指先のひとりごと」ー詩ー

私の 指先は あなたの つややかで 熟れた桃のような 唇の 感触を ハッキリ 覚えている …

立山 剣
1年前
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【詩の森】いっそ人生300年

いっそ人生300年 若いころは未来を思い 老いてからは より多く過去を思うのは いわば自然…

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塔2022年11月号気になった歌10首④

宗教的信念を背景にいわゆる毒親のように子どもを抑圧していた亡母との関係の一連。子どもの幸…

中森温泉
1年前
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バブルが弾けた頃にブームとなるも泡と消えたポケベル…に感じる諸行無常

この2か月ほど、戦後の日本の世相を振り返るような仕事をしていました。 いろいろ気づきがあり…

根雨良光
1年前
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詩「キャンパス・キャンパス」

最後までそれは コーヒーの陰に隠れてたんだ ふりつもるばかりの夕暮れ 舞う塵に親しむ栞 霜が…

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《七十二候》金盞香‥きんせんかさく

『金盞香‥きんせんかさく』 11月17日から21日頃 金盞香‥の金盞とは黄金の杯(さかずき)のことで 水仙の異名だそうです。 黄色の部分を杯、白い花弁を銀の台にたとえて中国でそう呼ばれていたことが由来だとか。 わたしには、黄色のくちばしの鳥さんのように見えるのですが‥その話は、ちょっと置いときまして‥。笑    先日、一輪でもどこかに咲いていないかなと 探してみましたが やはりまだ水仙が